「オコジョさんのことだよね? 知ってる!」という方も多いかもしれませんね。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
アニメでも時々登場するオコジョですが、どんな鳴き声を出すか知っているでしょうか。
オコジョの鳴き声ってうるさいの?
山歩きでオコジョに会ってみたい方は、ぜひここで予習していってくださいね!
Contents
オコジョの鳴き声は特徴的
実は私も、最近までオコジョの鳴き声を聞いたことはなく、どんな鳴き方をするのかを知りませんでした。
見た目から想像すると、「キュンキュン」みたいに可愛らしい鳴き声かなぁ、とか、フェレットみたいに「キャッ!」と驚いた声や、楽しい時に「ククククッ」と鳴くのかと思っていました。
*虫の鳴き声に似ている?!
実際にオコジョの鳴き声を聞いてみたら、予想と大きく違いました!
山歩きをしていた方の動画を見せてもらったのですが、まずは鳴き声よりもその動きの激しさに驚きました。
岩場の隙間をピュンピュン出たり入ったりを繰り返して、せわしなく動き回っていました。
そしてその合間に聞こえたのが「キュン!」という短い高い音。
そう、これがオコジョの鳴き声です。
音だけ聞いていると、何だか虫の音みたいでした。
なぜオコジョの鳴き声はうるさいと言われるの?
先ほどの鳴き声なら、オコジョはうるさいとは思えませんでした。
では、なぜ「オコジョはうるさい」と言われることがあるのでしょうか。
これは、オコジョの別の鳴き声を聞いた時にわかりました。
そのオコジョは「ジジジジッ!」と鳴いていたのです。
こちらはとても特徴的で、オコジョの可愛らしい外見からは想像もつきませんでした。
でも山の中でオコジョを見つけたい方なら、「何だろうこの声?」と思わせるこの鳴き声を頼りに探すのも良いかもしれませんね。
ずっと聞いていると、ちょっと耳ざわりな感じ。
それもオコジョの鳴き声です。
オコジョがジジジジッと鳴く時は注意
もしも山の中で、オコジョの「ジジジジッ」という鳴き声を聞いた時は、姿を見つけやすい時かもしれません。
もしそれが岩場なら、激しく動き回らずに岩の上に立っていることも考えられます。
シャッターチャンス!
思わずカメラを向けたくなりますね。
でも、この鳴き方をする時のオコジョは気が立っています。
警戒し、警告音を発していると思われますので、必要以上に近づかないようにしましょう。
オコジョはとても小柄で触りたくなってしまいますが、顎の力は強く、爪もしっかりしています。
同じイタチ属のフェレットもそうなのですが、警告音を発している時は、慣れているはずの飼い主でも思いきり噛まれることがあります。
お気に入りのおもちゃなどを取り上げようとすると本気で攻撃してくることもあります。
ペットでさえ、警告音や威嚇音を出している時はむやみに手を出せないので、野生動物の場合はもっと注意が必要です。
また、野生動物は病原菌を持っていることがあります。
噛まれた傷からバイキンが入り、病気を引き起こすことがあります。
間違っても「オコジョとツーショット」なんて狙わないでくださいね。
*オコジョは誰に対して警告音を出しているの?
オコジョは単独で生活する動物です。
そうだとすると、危険が迫れば自分だけ逃げれば済むのでは? と考えてしまいますよね。
でも動画を見た時に気づいたのですが、オコジョが複数動き回っていました。
もしかしたら、繁殖期などは子供などもいるし、単独生活とは言ってもすぐそばに他のオコジョ達が暮らしているのかもしれません。
子育てをしているオコジョであれば、警告音は子供達に対して発していることも考えられます。
子供を守るためにがんばっている母オコジョは通常よりももっと神経質になっていることでしょう。
早くその場を立ち去って安心させてあげることも必要かもしれませんね。
オコジョの鳴き声はうるさい?【まとめ】
・「ジジジジッ!」とうるさい鳴き声の時は警告音なので注意
オコジョは気が立っていると、見かけとは違ううるさい鳴き声で周りに警告音を発します。
もしかしたら、特徴的な鳴き声をすることで、周りに「近寄るなよ」と言っているのかもしれませんね。
オコジョの警告音が人間のせいで発せられることがないよう、優しく見守ってあげたいですね。