私の地域ではハクビシンはいますが、イタチの目撃情報はありません。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
イタチは日本全国に生息していると言いますが、一体どこに住んでいるのでしょうか。
食べ物はどんなもの?
人間の世界にも現れるというイタチの生息地と食べ物についてご紹介します。
Contents
イタチの種類と生息地について
世界中に生息しているイタチは、亜種も含めると20種類近くもいます。
生息地も、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、南北アメリカ大陸などと幅広く、日本では全国で見られる動物です。
ちなみに、日本に生息しているのは4種7亜種になります。
意外に種類が豊富ですね。
代表的なものとしては、ニホンイタチ、チョウセンイタチ、イイズナ、オコジョがいます。
生息地は日本全国に及びます。
特にニホンイタチはシベリア方面から入って来たという説もあるので、北海道で見かけることもあるようです。
イタチたちは主に草やぶのような、体を隠せるような場所で暮らしていることが多いようです。
平野部、山岳地帯、水辺など色々な場所で目撃されますが、基本的に寝床は穴の中です。
フェレットを見ているとよくわかるのですが、チェストの下とか、バッグの中とか、狭くて暗いところが大好きです。
そういう場所を秘密基地にして、気に入ったおもちゃ(ゴミやガラクタ)をせっせとためこんでホクホクしています。
そして、遊び疲れると秘密基地で寝てしまいます。
私が以前飼っていたフェレットは、ビニール集めに燃えていました。
スーパーのビニール袋を丸めて床に置いておくと、100%持ち逃げされます。
しかも袋をくわえた瞬間ダッシュして秘密基地に直行していました。
気づくとチェストの下がビニールだらけに……
そのビニールの奥の方で丸まって寝てしまったりするので、初めは探し出すのにとても苦労しました。
でも野生のイタチの生息地を見る限り、当たり前かもしれないけれど野生のイタチの方がフェレットより体が強そうです。
フェレットは暑さにとても弱く、夏場に屋外に長くいると命を落とすこともありますが、野生イタチたちは暑い地域でも元気に暮らしています。
イタチたちはどんな食べ物で生きているの?
イタチは肉食動物です。
だから食べ物は基本的に生きている動物になります。
ネズミを獲ることが一番多いようですが、自分より大きなウサギでも、お腹が空いていればためらわずに襲います。
その他に、昆虫、魚、ザリガニなどもイタチの食べ物です。
鳥、鳥の卵も食べてしまいます。
イタチは木登りもできるし、わずかに水かきもあるので、高い所や水の中も行動範囲なのですね。
だから、「食べたい!」と思ったら、どこにでも行けてしまうのです。
食べ物がなくなってくると、木の実を食べるとも言われていますが、肉食動物は植物をほとんど栄養としてたくわえることができません。
植物を摂りこむ消化酵素がとても少ないからです。
だから木の実だけでは生きていくことは難しいでしょう。
*イタチに植物の栄養は不要なの?
「植物がほとんど消化できない」と聞くと、イタチのような肉食動物は植物の栄養がいらないのかな?と思ってしまいますよね。
でも本当は、イタチにも植物の栄養は必要です。
植物から食物繊維などの栄養を補給しなくてはいけません。
食べ物として草を食べたりはしないのですが、イタチもちゃんと植物の栄養を摂っています。
どうやって?
それは、草食動物や雑食動物の胃から摂取しています。
イタチは生きているネズミやウサギなどの獲物を仕留めると、まず内臓から食べます。
草食動物などの植物を主食とする動物の胃には、植物を消化するための消化酵素がたくさん含まれていて、食べた植物が胃の中で消化されています。
酵素で分解された植物を食べることで、イタチは植物の栄養を自分の体のために使うことができるのです。
イタチは人間の世界にも出現するの?
出現します。
ひどい時は家の軒先や屋根裏を巣にして住みついてしまいます。
イタチに住み付かれてしまった家は大変です。
排泄もそこでしてしまうから悪臭も出るし不衛生になります。
食べ物も巣に持ち帰ることがありますから、食べた動物や昆虫などの死骸が残り、病原菌が増えてしまうこともあります。
イタチは暗くて狭いところが好きなので、屋根裏や軒下は暖かいこともあって、特に冬場なだは快適な住まいになってしまうのですね。
でも人間にとっては、動き回る騒音や悪臭に悩まされることになります。
もしイタチが住みついたとわかったら、早めに対処するようにしましょう。
ただし、イタチは捕獲に許可が必要で、メスは殺してはいけないことが法律で決められています。
ナフタリンなどで追い払うか、専門の業者に相談するようにしましょう。
イタチの生息地と食べ物とは?【まとめ】
・日本全土にも生息している
・イタチは肉食動物である
・食べ物は小動物・昆虫・魚など
・人間の住まいに入り込まれないよう十分注意を!
イタチは見た目の可愛らしさとは裏腹に、とても凶暴な動物です。
また、大きくなると体長30センチほどにもなり、尻尾まで含めると50〜60センチ近くなることもあります。
力も強いので、万が一出会ってしまっても、決して近づかないようにしてくださいね。