皆さんは寝ているハムスターがいびきをかいているところを見たことがありますか?
ハムスターがいびきなんてかくの?と思うかもしれません、しかし意外なことにハムスターも人間と同じようにいびきをかきます。
そこで今回はハムスターのいびきについて様々なことを解説していきたいと思います。
ハムスターってどれくらい寝るの?
まず最初にハムスターの睡眠について見ていきましょう。
ハムスターの寝る時間は1日に約14時間以上で、ワンちゃんやネコちゃんよりも長く寝ています。
それは何故かというとハムスターは生態系の中では食べられる位置に属しているためです。
ライオンやトラのように捕食側、つまり食べる側に属している動物であれば寝ているときに襲われてもそのまま食べられることはなく反撃が出来ます。
しかし食べれられる側のハムスターは襲われてしまうとそのまま食べられてしまいます。
そのためハムスターは浅く細かく睡眠をとっていて、50回も寝たり起きたりを繰り返していると言われています。
でもそんな細かく寝るハムスターにも多少なりとも熟睡する時間があり、人間と同じように深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠をします。
いびきをかいたり寝言を言うのはレム睡眠のときです。
ではなぜレム睡眠のときにこういう反応をするのか、次で見ていきましょう。
ハムスターもいびきをグーグーかくの?なんで寝言を言うの?
次はハムスターのいびき、寝言についてです。
レム睡眠とは先ほども言ったとおり簡単にいうと眠りが浅い時間のことです。
そしてこのレム睡眠のときに人間もハムスターもワンちゃんもネコちゃんも夢を見ます。
なのでハムスターが寝言を言っていたり、いびきをかいているとしたらこのレム睡眠に入っていると言ってもいいでしょう。
とは言ってもなかなか鳴かないハムスターが寝言なんか言うのかと疑問に思うかもしれません。
けれどそんなハムスターも寝言は言います。
それならばなぜ普段から鳴かないのか、解説していきますね。
さて、話は少し変わるのですが皆さんは昔ネコは鳴いていなかったというのはご存じですか?意外ですよね?
ではなぜ今現在鳴いているのか、それは鳴いたほうが自分にとって都合がいいことに気付いたからです。
鳴いてアピールすればご飯がもらえる、行きたいところに行ける、可愛がってもらえる。
つまり単独で動くよりも人間とコミュニケーションをとった方が楽だ!と鳴くようになったのです。
人間猫下僕計画の始まりですね。
そしてハムスターも昔のネコと同じ単独行動をする生き物で鳴き声でコミュニケーションを取るということがない、つまり鳴く必要がないのです。
しかし声帯はちゃんとあるため夢をみたりすると寝言やいびきをかくことがあるのです。
しかしそのいびきが病気のサインの場合もあります。
そこで最後にどんな病気があるのか、見ていきましょう。
実は病気のサインかもって本当?
いびきをかくことで考えられる病気の種類は主に呼吸器系です。
呼吸器系の病気は肺炎、肺水腫、鼻炎などがあります。
これらの病気にかかってしまうと寝ているときでも息をしずらそうに呼吸していたり「プシュプシュ」や「ピューピュー」といった明らかに詰まっているなというようないびきを出します。
いびきというよりも鼻から音が漏れ出てしまているような感じです。
しかし呼吸器系の病気だと寝ているときだけではなく、起きているときでも普段と違う声を出すので普通のいびきと見分けはつけやすいと思います。
そして多頭飼いしているハムスターに多い病気がストレスです。
ハムスター同士で喧嘩したり仲が悪かったりすると力が弱いハムスターが悪夢を見てうなされることがあります。
さらに悪化すると突然飛び起きたり何も起きていないのに驚いたような仕草をみせる、寝ながら逃げようと足を動かしたりするといった行動も起こすようになります。
見ていても心苦しいので早急にケージを分けてあげましょう。
ハムスターもいびきをグーグーかくの?【まとめ】
ハムスターの寝る時間は1日に約14時間以上、食べられる位置に属しているため浅く細かく睡眠をとっていて50回も寝たり起きたりを繰り返している。
そしてハムスターが寝言いびきをかくのはレム睡眠で夢を見ているから。
けれどいびきをかくというのは呼吸器系の病気だったりストレスのサインの場合もあるということがわかりました。
遥か昔、ネコは鳴いていませんでしたが今は鳴いて人間にアピールをしています。
もしかしたらこれから先、ハムスターも鳴いてアピールするようになるかもしれませんね。