ハムスターと一括りにいっても、その種類は世界で24種類もあり種類によって「飼いやすさ」「性格」も様々です。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
ペットとして定着しているのは5種類。
どの種類もカラーバリエーションが豊富ですが見た目ではなく、まずはその子の性格をしっかり知るのが必要ですので見た目ではなく性格を重視していただきたいです。
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ハムスターがゲージを噛み続ける理由
ハムスターを飼うにあたり必ず必要なのはゲージです。
しかしハムスターを飼ったことのある方なら1度は経験したこてがある「ハムスターがゲージを噛み続ける」ということ。
夜寝ていてガガガッという音に起こされた経験はないでしょうか?では何故ハムスターはゲージを噛み続けるのか?その理由と対処法をあげていきたいと思います。
まずハムスターがゲージを噛み続ける理由ですが以下の理由があげられます。
ゲージから出たい
ゲージを噛むハムスターの理由で1番考えられるのは外に出たいから。
ハムスターを飼った飼い主さんなら必ずと言っていいほどゲージから出してあげて部屋を散歩させたり手に乗せたりするのではないでしょうか?するとハムスターはゲージの外を縄張りと認識してしまいます。
外に出したことがあるハムスターでゲージを噛み続けるならこの理由が1番、考えられます。
ストレスを感じている
ハムスターはささいなことでもストレスを感じてしまいます。
人間でも環境の変化などがあるとストレスを感じてしまう方がいるようにハムスターも同様にストレスを感じます。
このストレスを放置してしまうと病気になってしまうケースも少なくありません…。
例えば多数飼いで他のハムスターの匂いがする、ゲージが汚れている、掃除で自分の匂いがなくなった、気温が適していない、周りがうるさい…などです。
飼い主さんに構ってほしい
1度、飼い主さんに遊んでもらったり外に出ているときにオヤツを貰ったりする楽しさを覚えるとハムスターは構ってアピールでゲージを噛み続けることがあります。
この時に飼い主さんがゲージに近付くと更にゲージを噛み続けることがあります。
ご飯がほしい
ゲージを噛み続けたときに、やめさせようとご飯やオヤツをあげたりしたことはないでしょうか?実はこれが逆効果で「ゲージを噛めばご飯やオヤツが貰える」と更にゲージを噛み続けます。
ゲージを噛み続けるのをやめさせる対処法
ハムスターがゲージを噛み続ける原因をしっかり観察してやめさせないと口を傷付けてそこから細菌が入ったり更にストレスを溜め込み短命になってしまいます。
そうならない為にゲージを噛み続ける対処法を考えなければいけません。
散歩をさせる
散歩の回数が少ないことが原因でしたら決まった時間に散歩をさせてあげてください。
自分の縄張りを観察することにより安心してゲージを噛むことが少なくなる場合があります。
ゲージを広くする
実は体は小さいハムスターですが縄張り範囲が広くジャンガリアンなどのドワーフハムスターだと60cm、ゴールデンハムスターになると10mから15mもあります。
ドワーフハムスターでしたらゲージを大きい物に変更できますがゴールデンハムスターですと中々、大きなゲージを用意するのは難しいので決まった時間に散歩をさせてあげてください。
床材を新しくする、こまめにゲージを掃除する
おが屑など床材が合わなかったり、おしっこで湿気が多い、フンで汚れているのはハムスターに大きなストレスを与えてしまいます。
ハムスターは自分で寝床を作りたい習性があるので、まずはその子が気に入る床材かどうか観察しておしっこやフンをしたらこまめに掃除してあげてください。
かじり棒を入れてみる
ゲージの中に歯を削る物がないとゲージを噛み続ける場合があります。
現在はホームセンターやネットなどで色んな種類のかじり棒がリーズナブルな価格で購入できますので、その子にあったかじり棒を入れてあげるのも対処法のひとつです。
ご飯の時間を決める
ご飯の時間がバラバラだったり量が少ないのも原因になります。
ゲージを齧っているときにご飯をあげると「齧ったらもらえるんだ!」とハムスターが思ってしまうので、ご飯やオヤツの時間でないときは可哀想ですが無視をしましょう。
しつけ用塗り薬を使う
ホームセンターやネット通販で購入できます。
ハムスターが嫌いな味の薬をゲージの金具に塗ります。
個人差があるので1度試して様子を見てみるのをオススメします。
ゲージをガラス水槽に変えてみる
熱帯魚や金魚を飼うガラス水槽に変えてみるのもひとつの手です。
ガラス水槽であれば、まず齧ることはできませんし脱出予防にもなります。
水槽は爬虫類を飼うガラス水槽でも大丈夫ですが脱出しないよう蓋をすることが大切です。
ゲージを噛み続ける対処法ですが、やってはいけないこともあります。
『驚かせる、怒る』などハムスターは臆病な子が多いので1度、心を閉ざしてしまうと再び飼い主さんに懐くのは難しくなってしまいます。
人間でもいきなり自分を怒鳴ってきたり嫌がらせをしてくる人がいたら嫌いになったり避けたりしたりします。
それと同じです。
可愛がり折角ハムスターと築いた関係が壊れてしまっては寂しいですよね…。
1度は預かった生命です。
ですから「何故、この子はゲージを噛み続けるんだろう?」と毎日、細かく観察し色々と対処法を試してあげてください。
きっとハムスターも飼い主さんの自分を思ってくれる優しい気持ちに応えてくれます。