そんな声も聞こえてきそうですが、実はフェレットにもノミダニやフィラリアの予防は必要です!
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
人間が持ち込んだり、動物病院へ行ったりすることで、フェレットは外の世界とつながります。
油断せずに、しっかり予防しましょう!
Contents
フェレットの大敵!ノミダニと蚊
ノミやマダニ、そして蚊は、フェレットの血を吸います。
ひどくなると貧血になるフェレットもいますので、とても危険です。
また、血を吸う時に病気を媒介することもあります。
これは人間にもうつる可能性があるので、フェレットだけでなく飼い主さんのためにも予防する必要があります。
蚊に刺されると、人間は痒くてつらいですよね。
フェレットも同じです。
人間なら痒くて掻いてしまったらひどくなるから我慢することもできますが、フェレットは我慢ができずにどんどん掻いてしまいます。
掻いたところが化膿してバイ菌が入り、さらに悪化すると抗生物質などを使わなくてはならなくなりますので、避けたいところです。
ミミヒゼンダニにも注意が必要です。
一般的に耳ダニと呼ばれるもので、フェレットの耳に寄生して大量の耳垢が出るようになります。
フェレットは痒みをあまり感じないこともありますが、一度痒くなると耳の周りなどを掻き壊して炎症を起こすこともあります。
蚊に刺された時と同じようになってしまうと、フェレットはもっとつらくなってしまいます。
*ダニを見つけても、取り除けないことも
ダニは、頭がしっかりとした体つきをしています。
そのため、一度頭がフェレットの身体に入ってしまうと、例え飼い主さんがそれに気づいても取り除けないことがほとんどです。
仮に出ている部分を爪で取っても、ダニの頭だけがフェレットの身体に残るという気持ち悪い現象が起きます。
そうならないためにも、ノミダニでフェレットがダメージを受けないようにする対策が必要です。
動物病院で処方されるノミダニ予防の薬
私が行っていた病気では、飲み薬が処方されていましたが、他のところでは首筋に薬を垂らすスポットタイプの薬が多いようです。
飲み薬もスポット剤も、1ヶ月に一度使います。
時期はだいたい4月の終わりから、11月、もしくは12月の終わりにかけての8、9ヶ月ほどになるでしょう。
飲み薬は錠剤になりますが、フェレットがそのままガリガリと食べることは難しいと思います。
私はピルクラッシャーで粉々にして、バイトに混ぜて与えていました。
フェレットが1匹分をきちんと飲みきれれば、与え方は自由です。
ミルクが好きな子なら、ミルクに混ぜて飲ませても大丈夫です。
犬猫用の虫除けスプレーでノミダニ予防の強化もできる
市販のペット用虫除けスプレーを利用して、ノミダニや蚊を予防することもできます。
ノミダニや蚊はハーブの匂いを嫌がるので、ハッカなどが入った虫除けを手作りするのも効果的です。
ただ、頭にかけると目や鼻、口に入ってしまうこともあるので、ご注意くださいね。
また、フェレットは匂いに敏感なので、フェレット自体も虫除けスプレーを嫌がるかもしれません。
そんな時は匂いが少ないスプレーを使ってあげると良いでしょう。
でもスプレーは全身くまなくかけることは難しいし、完璧な予防にはなりません。
動物病院に行く時や、オフ会に参加する時などに、補助的に使うことをおすすめします。
通常は、ノミダニや蚊の季節になる少し前に、動物病院できちんと予防薬をもらうようにしてくださいね。
フェレットにもノミダニ予防は必要?!【まとめ】
・病気は人間にうつることもあるので注意が必要
・予防薬は錠剤もしくはスポット剤
・外出時は補助的に虫除けスプレーを使うことも効果的
蚊は比較的大きいので人間でも気づくことができますが、ノミダニを見つけることは非常に困難です。
存在に気づいた時には血を吸われて病気になったということにもなりかねませんので、必ず予防をしてあげてくださいね。