冬に外に出てみても蛇に会うことはありませんよね。
冬は蛇が冬眠をしていますが、春になると自然と見かけるため、冬眠時期がいつまでなのか気になることはありませんか?
また冬眠している蛇も見かけることは少ないため、場所も気になりますよね。
この記事では蛇の冬眠の時期はいつまでなのか、気温はどれくらいなのか、冬眠の場所や飼育環境下で冬眠させる際のポイントをまとめています。
飼育環境下で蛇の冬眠を考えている方はぜひとも参考にされてみてください。
Contents
蛇の冬眠の時期はいつまで?気温はどれぐらい?
蛇は野生環境下では気温が5℃前後になると冬眠を始めます。
冬眠の開始時期はその地方によって違ってきますが、目安は最低気温なので秋~冬前にかけて冬眠を始めます。
冬眠している期間は3~4ヶ月程度と言われており、その間に起きることは1度もありません。
冬眠から覚醒するときも個体や地方によって違いますが、気温が5℃を上回ってくると少しずつ冬眠から目覚めるようになります。
蛇の冬眠の場所は穴が多い!
蛇は冬眠中に覚醒してしまうと命を落としてしまう可能性もあります。
そのため、通常野営環境下では土の中や穴や排水パイプなど、暗くて温度変化が少なく、安定して冬眠期間が過ごせる場所を選びます。
特に土の中は温度変化も少なく、日も当たらないことからほとんどの蛇が土の中で冬眠期間を過ごすことになります。
飼育環境下で冬眠させるためには?
飼育環境下の蛇を冬眠させる場合には、以下の点に気を付ける必要があります。
冬眠前には栄養を蓄えてもらう
冬眠の間は蛇は餌を食べることがありません。
そのため、冬眠前には栄養を蓄えさせるためには餌を少し多めにする方が良いと言われています。スパンとしては排泄を確認した直後に与えても良いかもしれません。
断食をする
冬眠中は消化機能も低下するため、空腹状態で冬眠に入る必要があります。
そのため、本格的に冬眠を開始する半月から1ヶ月前からは餌を与えないようにします。
温度変化が少なく、日の当たらない場所にケージを置く
温度変化があると冬眠から蛇が中途半端に目覚めてしまい、命の危険があることがあります。
そのため、家の中でも温度変化が少なく、日の当たらない場所を選びます。冬眠中は5~10℃を適温として考えると良いでしょう。
ただし、適温は蛇の種類などで変わってきますので、冬眠中の蛇の様子を細かく確認しておくとよいでしょう。
家の中の場所では具体的に、納屋やベランダの日陰、玄関前の廊下などが良いでしょう。
冬眠は3~4ヶ月を目安に寝かす
冬眠は早すぎても長すぎてもいけません。
目安としては3~4ヶ月を目安にしっかりと寝かしてあげるようにしましょう。
起こすときは注意が必要
冬眠から起こすときには一気に暖かくするのではなく、日照時間をイメージして、徐々に証明時間を長くするようにしましょう。
また、冬眠後は痩せているため焦って餌を与えてしまう方もおられますが、消化機能が弱まっているため、焦らず少しずつ給餌量を増やしていくようにしましょう。
蛇の冬眠時期はいつまで?【まとめ】
いかがでしょうか?
筆者はコーンスネークを飼育していますが、今まで冬眠をさせたことはありません。
理由は様々ありますが、1番は温度を下げたり上げたりする環境づくりを失敗しそうだからです。
しかし、蛇を飼育している方の中には繁殖を考えていてクーリングを行うためにも冬眠が必要な方もおられると思いますので、その際には温度を十分に確認して行うようにしましょう。
また、冬眠明けもいきなり元の生活に戻すのではなく、ゆっくりと蛇の様子を見ながら行ってあげるようにしましょう。