ペットの飼育は餌に何を与えていいか・与えてはいけないかはちょっと神経質位になっても良いと思います。
というのも、ものによってはペットの生命そのものを脅かす可能性もあるからです。
今回は、リクガメにさつまいもを餌としてまたはおやつに与えてもいいのかというテーマです。
最初に答えてしまいますが、リクガメにさつまいもを与えても問題ありません。
では、さつまいもを与える時は生のままでも大丈夫なのでしょうか?
与え方などに注意点はあるのでしょうか解説します。
リクガメに与える前に!さつまいもの栄養素は?
まずはさつまいもの栄養分を知っておきましょう。
芋の部分
炭水化物、食物繊維、ビタミンやカルシウム、リン、カリウム、マグネシウムなどのミネラルなど
葉の部分
カルシウム、鉄分、カリウム、マグネシウムなどのミネラル、葉酸、ビタミンなど。
実は葉の方が芋の部分より栄養素が高いです。
茎の部分
カルシウム、鉄分、カリウムなどのミネラル、食物繊維、ビタミンなど。
リクガメの甲羅の成長にはカルシウムは絶対に必要です。
食物繊維はリクガメの腸内環境を整え健康維持に重要な成分です。
以上のことから、リクガメにさつまいもはとても必要な成分の入っている食べ物ということになります。
実は私、リクガメ育てて20年近くなりますが、リクガメにさつまいもはいい食べ物だとは知りませんでした。
犬がさつまいも大好きなのは知っていましたが、水分が無さそうなのでカメに与えても大丈夫だとは思いもしませんでした。
今更ですが驚きました。
リクガメへのさつまいもの与え方は?
リクガメにさつまいもは与えてもいい食べ物で、しかも栄養バッチリな食べ物だとわかりました。
ではさつまいもはどのようにして与えると良いのでしょうか?
調べたところ、お芋の部分は茹でてあげてもいいし生のままでもいいし、それぞれのカメの好みでみなさん与えているようです。
先ほど栄養素を調べたところ、栄養素のひとつであるカルシウムの量は、お芋の部分よりも葉の方が倍以上多いことがわかりました。
お芋の部分より葉の方が食べやすそうですし、個体差で食べ方にムラがあるようですが、甲羅のためにもさつまいもの葉を与えている方は意外にいらっしゃるようです。
みなさんはさつまいもの葉を見たことがありますか?
芋掘りに行ってもさつまいもを掘り起こすことばかりで、葉の印象はあまり無いと思います。
事実私もさつまいもの葉は全く思い浮かびません。
さつまいもはスーパーに行けばありますが、葉まで売っていませんし見ることもないです。
余談になりますが、さつまいもを家でも簡単に育てられるようなので記しておきますね。
さつまいもの育て方
スーパーで買ってきたさつまいもと鉢、鉢植えに使う土、水を用意する。
春に、鉢植えに土を入れてさつまいもを上半分くらい出た状態で植える。
お水をたっぷりとあげて日当たりのいい場所に置き、水やりをする。
なんとこれだけで二か月くらいで10センチほどのわさわさと葉のある苗木になるようです。
苗木をプランタに植え替えて水やりをしていれば、秋にはたくさんの葉の下にさつまいもができているそうです。
リクガメのために調べてみましたが、カルシウムたっぷりの葉を自宅で簡単に栽培できるならぜひ挑戦してみたいなと思いました。
みなさんも興味がわきましたらぜひトライしてみてくださいね。
まとめ
リクガメにさつまいもは与えても大丈夫な食べ物で、しかも栄養満点ということがわかりました。
リクガメを長年飼育してきた私ですが、さつまいもというと焼き芋や干し芋などが思い浮かび、どちらもねっとりとしていたりかみ切りにくいイメージで、リクガメの食べ物としては結びついていませんでした。
身近なさつまいもが与えてもいい食べ物なら、うちのリクガメにも試してみたいです。
うちのリクガメはニンジンなど硬い野菜は生より茹でた方が好きなので、お芋もまずは茹でて与えてみたいと思っています。
そしてもちろんさつまいもを植えて苗木にして、葉が手に入るようにするつもりです。
実は先ほど早速さつまいもと鉢を買ってきたところです。
この後植える予定です。
リクガメのためにも葉がたくさん出てきますように!
最後まで読んで頂きありがとうございました。