鶴は千年、亀は万年とよく言われていますが、リクガメの寿命は短いのでしょうか?
リクガメの寿命は野生下では80~100年、飼育下では20~70年と言われています。
亀は爬虫類の中で一番長生きすると言われていて、個体にもよりますが実際に犬や猫よりも長生きしますし、やはり長寿と言えるでしょう。
私がギリシャリクガメを購入する際の話ですが、ペットショップでリクガメの寿命は30年から50年ほどですよと言われました。
小さいリクガメの寿命は短いように見えそう思っていましたが、お話を聞いてそんなに長いのかとびっくりしたのを覚えています。
リクガメの種類別に比べてみましょう。
野生のリクガメは日本には生息していません。
日本でペットとして飼われているリクガメは、小型で20センチ程のサイズが多いです。
代表的なのはヘルマンリクガメ、ギリシャリクガメ、ロシアリクガメなどです。
ヘルマンリクガメ
ギリシャリクガメ
ロシアリクガメ
どのリクガメの寿命も個体差はありますが、大体30年~50年と言われています。
やはりリクガメの寿命は短いとは言えないようですね。
リクガメは種類に限らず長寿の生き物だと言えるでしょう。
では長寿のリクガメは何歳くらいなのでしょうか?
有名なチャールズ・ダーウィン博士が、ガラパゴス諸島からオーストラリアに持ち帰ったとされるガラパゴスゾウガメのハリエットは175歳でした。
こちらも有名な方ですが冒険家のキャプテン・ジェームス・クックが、トンガ王室に献上したとされているホウシャガメのトゥイ・マリラ(Tui Malila)は188歳でした。
どちらもかなりの長寿で、ある意味歴史と共に生き抜いてきたリクガメですね。
さらに現在も長寿の記録を伸ばしているリクガメがいます。
イギリスのセントヘレナ島にいるアルダブラゾウガメのジョナサンは、なんと191歳!
ただ今ギネス世界記録更新中です。
リクガメを飼育していると、マイペースにのんびり過ごしているなとよく感じます。
リクガメからしたらそのまま気付いたらたくさん時間が経っていたという感じだと思いますが、200年近くも変らずにいるなんて驚きです。
このことからもリクガメの寿命は短いことはなく、寿命は長いことがわかります。
リクガメが長生きできる長寿のコツはあるのでしょうか?
リクガメの寿命が短いことはなく長寿である理由として、動きが遅くのんびりとしているのでエネルギーの消耗が少ないことや、細胞の代謝のリサイクルが遅くゆっくりと成長することがあげられます。
長生きさせてあげるためにも、飼育環境を清潔に保ち、温度管理をして日光浴もしっかりさせてあげましょう。
かわいいからといってむやみに触るのもストレスになってしまうので、ストレスを与えない程度にしておきましょうね。
リクガメの寿命は短いの?【まとめ】
リクガメの寿命は短いことはなく個体差はありますが長生きすることがわかりました。
うちのギリシャリクガメはおそらく20歳は超えていますが、このまま順調に生活していけばまだまだ長生きできそうと感じるくらい元気です。
今まで病気もせず元気なのは、あまり触らないようにして、ベランダやお庭で毎日のように日光浴させているのが良いのかなと考えています。
カメフードではなく野菜や雑草などの草や花だけで育てていて、亀だけでなく飼い主にもストレスにならないようになるべくシンプルにして飼っています。
リクガメを飼っていてつくづく感じるのは、本当に平和な生き物だなということです。
飼い方の正解のスタイルは無いと思います。
リクガメを飼ってらっしゃる方もこれから飼う予定の方も、それぞれに合ったやり方でリクガメのいる生活をぜひ楽しんでくださいね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。