飼育下においては野菜のほかに専用のリクガメフードとカルシウムパウダーを与えます。
これにより、必要な栄養素を賄うことができます。
主食は葉野菜で、小松菜、チンゲン菜、ベビーリーフ系の野菜を毎日用意しましょう。
また、ニンジン、トウモロコシ、かぼちゃ、大根なども食べるので、同じ種類の野菜に偏らないようにしましょう。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
季節によりますが、野草も食べます。
散歩ついでにタンポポ、オオバコ、ヨモギなどの野草を採取して与えてみるのも良いでしょう。
季節ごとに餌のレパートリーに加えると食べる種類が増えていいですね。
ただ、道に生えている野草は衛生的に汚い可能性があるので、よく洗ってから与えてください。
餌の頻度と量はどれくらい?
基本的には毎日あげるようにしましょう。
一回の食事で少し残してしまうくらいの量を与えます。
勿体ないですが、残したら満腹だということが目安にしてなります。
また、赤ちゃんや成長期の時は1日2~3回に分けて与えます。
幼いころの食事量は多いので、毎回の食事で満腹になることを心がければすくすく成長してくれます。
ヘルマンリクガメに餌をあげる時間は?
餌をあげる時間は毎日一定の時間にしましょう。
ヘルマンリクガメは昼間に活動する昼行性の動物ですので、夜ではなく日中に与えます。
朝起きたとき、帰宅したときなど、同じ時間に餌をあげることが大切です。家族がいる方はお昼の時間に頼むこともできますね。
リクガメは、爬虫類の中では餌を与える頻度が高いので、他に爬虫類を飼っている人は大変と思ってしまうかもしれません。
餌においては哺乳類を飼っていると考えたほうが良いですね。
ですが、2日くらいは絶食しても大丈夫です。
旅行に行く際も、行く前に傷みにくい野菜を多めに入れておけば安心です。この辺りの頑丈さが爬虫類の凄いところですね。
カメが餌を食べない時の対策方法!
ヘルマンリクガメも人間と同じように食欲不振に陥ってしまうことがあります。
食事を摂らないようになると、そのまま生きることを諦めて亡くなってしまいます。人間のように食欲不振だけど必要な栄養だけは摂ろうとならないのです。
野生だと弱る=死亡なので、生きるのに向いてないなら死んでしまおうとなるのでしょうか。生に対する執着が少ないと感じます。
日ごろからの変化を観察していれば、なんで餌を食べなくなってしまうか理解できます。
例えば、湿度や温度が安定していなければ、ヘルマンリクガメにとっては不快な環境にいることになります。
27℃前後で、極度な乾燥多湿を避けましょう。
また。生活リズムが崩れると、餌を食べるタイミングが分からなくなってしまいます。
毎日同じ時間にライトを点けたり消したりしましょう。
環境の変化による拒食もあります。ペットショップにから来たばかりのときや、引っ越しをした際、リクガメの触りすぎも環境の変化になります。落ち着いて生活できる環境を提供しましょう。
食欲不振に陥ってしまった際には、栄養価の高い果物を与えると食べてくれるかもしれません。
甘い果物をリクガメも大好物ですので、野菜は食べないけど果物なら食べるかもしれません。
それから少しずつ野菜を混ぜて、元の食事に戻します。まずは餌を食べるきっかけを作れれば、食欲回復に繋がります。
ヘルマンリクガメの餌【まとめ】
ヘルマンリクガメの餌は毎日野菜を用意しなければいけなく、他の爬虫類に比べ、餌のハードルが高いです。冷凍庫でストックもできないし、長期間の保存もできません。そこで、毎日使う葉野菜は自宅で育ててしまうのも手かもしれません。
小松菜は育てるのが簡単ですし、ニンジンや大根の頭を水に浸し葉っぱを成長させれば立派な餌になります。
自分で育てた野菜を食べてもらうと嬉しいですね。野菜は結構高価なことが多いので、餌代の節約にもなります。
色々工夫して、手間暇かけて飼育することが愛情にもつながります。