ミドリガメが保有する菌はサルモネラ?人に感染しない対策は?

スポンサーリンク
ミドリガメなどの爬虫類は、サルモネラ菌を保有していると言われています。

サルモネラ菌は、食中毒な菌として有名な菌なので知っている方もおられると思います。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

人に感染すると胃腸炎症状を引き起こしてしまいますが、重症化した場合は海外では死亡例も報告されているようです。

人が感染しないための対策としては、手洗いをしっかりすることとケージをキッチンや食卓に置かないこととされていますが、それでも感染に不安がある場合は、飼育することそのものを見直す必要があります。

それでは、ミドリガメが持つサルモネラ菌と、人に感染しないための対策についてご紹介していきます。

スポンサーリンク


目次

ミドリガメは菌を持っている!

ミドリガメだけではなく爬虫類全般は高確率で菌を保有していると言われています。

その菌は、サルモネラ菌です。

健康なミドリガメがこの菌を保有している場合は何ともありませんが、人がこのサルモネラ菌を何らかの形で取り込むと、大変な症状を引き起こしてしまう可能性があります。

ミドリガメが持つサルモレラ菌から出る症状は?

人間がサルモネラ菌を摂取してしまった場合、12~72時間で以下の症状が起こります。

・下痢
・発熱
・腹痛

軽症者は治療をせずに回復することがありますが、重症いなった方の中には激しい下痢による脱水症状のため、重症化してしまうことがあります。

日本国内では1975年以降にミドリガメとゼニガメからのサルモネラ感染とされる事案が7件は報告されています。

海外ではなんと、爬虫類からサルモネラ菌に感染してしまい、胃腸炎症状だけでは収まらず、菌血症や敗血症、髄膜炎などになってしまい、死亡してしまう事例もあるようです。

国内にせよ、海外にせよ、人での発症は抵抗力の低い乳幼児や高齢者が多いようです。

ミドリガメからサルモネラ菌の感染を防ぐための対策は?

ミドリガメから人への感染は、爬虫類を触れたり、飼育容器を掃除した際に手や指に付着したサルモネラ菌が、人の口に入ることによって起こります。

特に子どもは手を口に持っていくことが多いので、要注意です。

それでは、サルモネラ菌の感染を防ぐための対策をご紹介していきます。

*ハンドリング後やケージメンテ後は石鹸で手を洗う

サルモネラ菌の感染は人の手から口に入ること場合が多いと言われています。

そのため、ハンドリング後やケージメンテ後はしっかりと手を洗うようにしましょう。

*ケージはキッチンや食卓などに置かない

サルモネラ菌は空気感染はしませんがケージをキッチンや食卓などに置いてしまうと、ケージを洗った際の水滴が食器などについてしまい、感染のリスクを高めてしまいます。

そのため、キッチンや食卓などには置かないようにしましょう。

また、なるべく掃除用とキッチン用の水道は分けるのがベストです。

もしそれが出来ないのであれば、ケージを洗った後にシンクを丸洗いするなどをして対応しておくと良いかと思います。

*抵抗力、免疫力が低い方が家庭にいる場合は飼育そのものを検討する

抵抗力や免疫力が下がっていると、普通の人よりも感染リスクが高くなったり、重症化してしまう恐れがあります。

そのため、飼育そのものを検討することが大切です。

どうしても飼育をしたい場合には、そういった方の手が届かない場所で飼育をするか、手洗いなどを徹底するようにしましょう。

ミドリガメが保有する菌はサルモネラ?【まとめ】

サルモネラ菌は通常の免疫や抵抗力があれば過敏になることはありませんが、免疫力や抵抗力が低下している方にとっては重篤になると生死に関わる問題になります。

病気や生まれつきの疾患で免疫や抵抗力が弱い人はもちろんのこと、人間は疲れやストレスでも免疫や抵抗力が下がってしまうのでそういった際にも感染リスクが高くなりますから注意が必要です。

サルモネラ菌は、しっかりと注意をすれば感染を防ぐことが出来る菌です。

手洗いなどの対策点にしっかりと注意して、飼育ライフを楽しんでくださいね。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次