よく見かけるもののひとつが、寝顔です。バスキング中に目を瞑って寝ている姿は癒されますよね。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
一般的に、フトアゴヒゲトカゲの睡眠時間は約10時間程度といわれています。
ただし、人間のようにまとまって10時間寝ているわけではありません。彼らのタイミングで、寝る時を決めています。
フトアゴヒゲトカゲがどんなときに眠るのか、いくつかケースをご紹介します。個体差が大きいので、あくまでも参考程度、と思ってくださいね。
Contents
フトアゴヒゲトカゲが寝るときは?
寝る時(1) 夜間、バスキングライトを消した時
バスキングライトを消して温度が下がり、あたりが暗くなると、フトアゴヒゲトカゲは寝てしまいます。
これは割と、どの個体でも一緒かもしれません。生理的に、温度が下がると体そのものの活性が下がり、入眠しやすくなるのです。
もともと、野生のフトアゴヒゲトカゲは日中に太陽光を浴びながら活動し、日没とともに物陰で眠る、という生活をしています。
飼育環境でも、この習性は変わらず残っているので、バスキングライトが消えると眠ることが多いようです。
ただし、ケージのライトを消しても部屋が明るいとしばらく起きていることもあります。
寝る時(2)バスキング中
バスキング中に、気持良さそうに目を閉じる個体も多いように思います。
これはがっつり寝ているというより、うたた寝に近いものでしょう。実際、物音がするとすぐに起き出します。
バスキング中に寝るかどうかは、その個体の性格が大きく影響するように思います。
バスキング中もずっと起きていて、あたりを見回したりウロウロと体勢を変えたりする個体もいますが、寝ないからと心配する必要はありません。
逆に、寝てばかりいる個体も、そういう性格なんだと割り切って大丈夫です。ただ、衰弱しているわけではないことを確認しておくようにしましょう。
寝る時(3)食事の後
食事をしたあとは、ゆっくりと体を休めながら食べたものを消化する必要があります。
このときは、バスキングライト直下よりも少し温度の低いところを好みます。したがって、物陰でうたた寝するような行動になるはずです。
特に植物質のものを食べると消化に時間がかかるため、うたた寝の時間が長くなります。あまり刺激せず、ゆっくりと休ませてやりましょう。
フトアゴヒゲトカゲが寝るときはどんな姿勢?
もうすでにフトアゴヒゲトカゲを飼育している方は、自分が飼っているトカゲを見るのが一番手っ取り早いでしょう。
その個体や寝るタイミングによってまちまちですが、いくつかお気に入りの場所や姿勢が決まっているようです。
私が飼っていた個体は、夜はケージの隅で丸まって眠り、それ以外の時間はバスキングライト直下で寝ていました。食後の休息も、バスキングライト直下だったと思います。
もちろん、違う個体なら寝方も違いますから、これが正解というわけではありません。
また、寝相や体勢も個体それぞれですが、寝ながら動くことはないようです。私が飼っていた個体も、寝ながらモゾモゾするようなことはありませんでした。
爬虫類にとって、眠っている間にエネルギーを温存することが非常に重要です。
そのため、寝ながら動くような余計なエネルギーの使い方はしないのだと思われます。
フトアゴヒゲトカゲが寝る時【まとめ】
いかがでしたか。
今回はフトアゴヒゲトカゲが寝るときについて解説しました。
フトアゴヒゲトカゲは基本的には夜寝て昼間は起きている生き物ですが、そのほかのタイミングでもこまめに睡眠をとっています。
その睡眠には、単に眠るだけでなく、食べたものの消化を助ける意味合いも含まれています。
寝る場所、姿勢、タイミングには個体差があるので、寝ていたら無理に起こさず、そっとしておいてあげてくださいね。