フトアゴヒゲトカゲと散歩に行ける?ハーネスの使用と注意点について

スポンサーリンク
フトアゴヒゲトカゲの魅力は、ハンドリングのしやすさにあります。

手で触れるのはもちろん、きちんと慣らされた個体なら、そのまま持ち上げて抱っこすることもできます。

抱っこまでできるのなら、自慢のフトアゴヒゲトカゲを連れてお散歩やお出かけも楽しみたくなりますよね?

個人的には、フトアゴヒゲトカゲを屋外に散歩に連れ出すのはオススメしません。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

万が一脱走された場合、部屋の中とは比べ物にならないくらい多くの危険があるからです。

フトアゴヒゲトカゲ専用のハーネスも販売されていますが、ハーネスを過信するのは禁物です。

それに、どうしてもハーネスに慣れない個体もいます。

今回は、フトアゴヒゲトカゲのお散歩とハーネスの使用について解説します。

スポンサーリンク


目次

散歩する際、お外は危険がいっぱい

たとえば、あなたが大切に飼っているフトアゴヒゲトカゲがいたとします。

飼育して2年ほど経過し、体は十分に大きく、抱っこして家の中を歩けるくらい良く慣れていたとしましょう。
この個体を、屋外に連れ出すのはアリでしょうか。

個人的には、かなり危険だと思っています。
どんなに部屋の中で飼い主に慣れていたとしても、その個体が知っているのは飼い主の部屋の中だけです。

車や電車の騒音も知らなければ、カラスやハトも見たことがないはずです

一方、屋外で浴びる太陽の光は、室内の人工照明よりもずっと強力です。

つまり、かなり体の調子が上がった状態で、トカゲがパニックになる恐れがあるのです。

そこまで臆病な個体でなくても、道端の虫や花に興味を持ち、突然そちらに向かって突っ走ってしまうかもしれません。

ちゃんと壁に囲まれた部屋の中とは違い、屋外でトカゲが本気で走ったら、人間では追いつけません。

特にフトアゴヒゲトカゲは樹上性(木の上で暮らす)の性質が強いので、木登りが得意です

木を登られたら、見つけることすらできないかもしれません。

もちろん、目を離した隙にカラスや野良ネコに襲われる恐れもあります。

フトアゴヒゲトカゲが散歩中に脱走したら迷惑をかけてしまう恐れも

また、脱走した場合、周囲の人々に大きな迷惑がかかってしまいます。

みんながトカゲが好きなわけではないし、どちらかといえば苦手な人が多い、というのが実情です。

無関係な人のお庭やベランダに入り込んでしまえば、それこそ警察沙汰になりかねません。

フトアゴヒゲトカゲの散歩には、ハーネスの使用するべき?

最近、フトアゴヒゲトカゲ専用のハーネスが売られるようになりました。

ハーネスを着けているトカゲの姿は可愛らしいものですが、どの個体も必ずハーネスが使えるわけではありません。

ハーネスの構造上、あまり小さな個体には使えないので、どうしてもある程度育った個体から慣らすことになります。

一方、フトアゴヒゲトカゲは若ければ若い方が、物覚えがよく順応性が高い傾向があります。
つまり、一番慣らしやすいベビー期にハーネスをつける訓練ができないわけです。

そのため、ハーネスが使えるかどうかは、どうしてもその個体の性格によって決まってしまいます。

もしハーネスをきちんと着けていられる個体であっても、ちょっとした緩みから抜け出して逃げてしまうこともあります。

ハーネスを過信して屋外に連れ出すのもやめておきましょう。

ちなみに、どんなに大きな個体であっても小型犬用のハーネスは使えません。

ネコ用やフェレット用も、トカゲが抜けてしまいます。

ハーネスを使いたいときは、最初からフトアゴヒゲトカゲ専用のものを使用しましょう。

フトアゴヒゲトカゲと散歩に行ける?【まとめ】

基本的には、フトアゴヒゲトカゲは屋内で十分運動させられる生き物です。

ケージが少々手狭でも、部屋に放して自由にしてやるだけで十分な運動になります。

スクを犯してまで屋外で散歩させる必要はありません。

動物病院に連れて行く際はプラケースなどの簡易ケージに入れ、逃げ出せないようにするのが原則です。

トカゲのためにも他の人のためにも、不用意な外出は控えましょう。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次