基本的に爬虫類の場合、日ごろの世話がちゃんとできていれば、2~3日くらいならそのまま放置しても大丈夫なものです。
フトアゴヒゲトカゲも例外ではありません。
ただ、それを超える期間の外出や、か弱いベビーを飼育している場合は別です。
そんなときは、フトアゴヒゲトカゲを預けられるペットホテルなどを捜すことになります。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
今回は、フトアゴヒゲトカゲをペットホテルに預ける際の注意点と、費用の相場をご紹介します。
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フトアゴヒゲトカゲをペットホテルに預けるべき?置いていくべき?
私の個人的な意見としては、預けずに済むのなら預けないほうがいいと思っています。
爬虫類は環境の変化に敏感で、移動などはストレスになってしまいます。ときどき、旅行先に連れて行ったほうがいいか、という相談を受けることがありますが、これもやめたほうがいいでしょう。
ただし、世話をせずに放置できるのは3日くらいが限度です。
また、水入れを覚えていない個体やベビー、体調の悪い個体は、置いていくのは危険です。
こういう場合は、信頼できる知人やペットホテルなどに預けましょう。
特に体調の悪い個体はペットホテルでも断られるかもしれないので、入院できる病院がないか探してみましょう。
フトアゴヒゲトカゲを預かってくれるペットホテルの選び方のコツ
近年、フトアゴヒゲトカゲなど爬虫類の預かりもしてくれるペットホテルが見られるようになりました。
インターネットで検索すれば出てくるので、自分が利用しやすいところを選びましょう。
この選び方で、ちょっとしたポイントがあります。
フトアゴヒゲトカゲの預かりが可能なホテルは何件か見つかると思いますが、設備と経験をチェックします。
フトアゴヒゲトカゲの場合、たとえ数日の預かりであっても、ケージや保温器具などの特殊な器具が絶対に必要です。
そういった器具を揃えてあるのか、確認してみましょう。
「器具類すべて持ち込みなら預かり可」などとうたっているところだと、器具を用意していないどころかトカゲを扱った経験もないかもしれません。
一番安心なのは、個人ブリーダーです。ブリーダー活動の傍らで一時預かりもしていることがあるので、探してみましょう。
フトアゴヒゲトカゲを扱っているペットショップが預かってくれることもあります。
費用の相場は?
気になる費用ですが、フトアゴヒゲトカゲの一時預かりは、犬猫に比べると一般的ではありません。
そのため、決まった金額がないのが実情です。
ひとつの基準としては、器具を揃えている環境なら、トカゲの維持費そのものはあまりかかりませんし、手間も大したことはありません。
私が知っているところだと、爬虫類を扱うペットショップが1日1000円ほどで、個人ブリーダーさんが3000円ほどでした。
どちらも、トカゲの飼育設備はきちんと揃っていて、豊富な知識と経験のある方です。
動物病院の場合、もっと高額になるかと思います。
毎日大量の個体を扱い、数人のスタッフで運営しているショップの場合、設備の規模が大きくその分割安になります。
それを個人でやっているブリーダーさんの場合、どうしても割高になってしまいますが、ほとんど個人対個人の対応になるので、個体の扱いも連絡も丁寧です。
動物病院の場合、一時預かりであっても入院設備ですし、世話をする人は獣医師か看護師さん、衛生管理も徹底されているので、その分の費用が上乗せされます。
その代わり、健康チェックなどをセットでお願いできるケースがほとんどです。
フトアゴヒゲトカゲはペットホテルに預けられる?【まとめ】
数日の外出なら、フトアゴヒゲトカゲをそのまま置いていっても特に問題はありません。
もし、長期の外出でトカゲを預けることになったとしても、選べる預け先はいくつかあります。
距離や設備の内容を良く見て、預けやすいところを選びましょう。