「クレステッドゲッコーが床材に潜るので困る!」という方も多いのではないでしょうか。
クレステッドゲッコー床材に潜ってしまう理由は、「元々の習性」「環境が落ち着かない」という2点が挙げられます。
元々の習性で潜ってしまう場合は仕方がないですが、環境が落ち着かないために床材の中に潜ってしまう場合は、環境の見直しをする必要があります。
今回はクレステッドゲッコーが床材に潜る理由と、床材の変更などの対策についてご説明していきます。
Contents
クレステッドゲッコーが床材に潜る理由は?
クレステッドゲッコーが床材に潜って困るという方もおられると思います。
ではなぜ、クレステッドゲッコーは床材に潜るのでしょうか?
*元々の習性
樹上棲と言われているクレステッドゲッコーは、実はしっかりとした樹上棲というよりは、木の根からちょっと上ぐらいの場所を好み、気の割れ目や柔らかい土の中に身を隠す習性があります。
そのため、実はしっかりとした樹上棲というわけでもなく、半樹上棲に近い習性になります。
クレステッドゲッコーが床材に潜るのは、何か問題があるというよりは習性ですので、ある意味仕方ないことなのかもしれません。
*今の飼育環境が落ち着かない
ケージ内にシェルターを設置していない場合、クレステッドゲッコーが落ち着かず、床材の中に潜ることが多くなるようです。
クレステッドゲッコーは元々、ケージ内のレイアウトが気に入らなかったり、落ち着けないとさかさまに引っ付いて主張するという神経質さを持っています。(その状態が続き、尾の根元に変形がみられた場合、フロッピーテイルと呼ばれます。)
そのため、今のシェルターが落ち着かないか、シェルターをそもそも設置していないと、落ち着く場所を求めて床材の中に潜ることが多いようです。
クレステッドゲッコーが床材に潜る!対策は?
「それも床材に潜るのが嫌!」という方もおられると思います。
それでは、クレステッドゲッコーが床材に潜らないようにするにはどうしたらよいのでしょうか?
*潜れない床材にする
ヤシガラやバークチップを床材に使用していると、クレステッドゲッコーが潜りやすくなります。
そのため、床材をペットシーツやキッチンペーパー、新聞紙などにして端をテープなどで留めてしまうというのが1番手っ取り早いのではないでしょうか?
この時、テープをしっかり留めておかないとクレステッドゲッコーが潜ろうとしたときにテープが生体に引っ付いてしまうことがあるので注意しましょう。
*飼育環境を見直す
シェルターを設置していなかったり、シェルター内の湿度が足らない、シェルターが大きすぎたり小さすぎたりして落ち着かなかったりすると、クレステッドゲッコーは落ち着く場所を求めてシェルターに入るより床材に潜るほうが多くなるかもしれません。
そのため、以下の点を確認してみてください
・シェルターのサイズは適切か
・シェルター内の湿度や温度は適切か
・シェルターでなくても、身を隠せる場所があるか
もし、これでもクレステッドゲッコーが床材の中に潜ってしまう場合は、おそらく習性からくる行動ですので、仕方ないかもしません。
結論:習性なら諦める方が良い!
上でも書いたように、もし飼育環境を見直したとしても床材に潜るのであれば、それは習性からくる行動の可能性が高いです。
実際、我が家にはクレスではないですが、レオパ、フトアゴ、コーンの3種類の爬虫類がいますが、特にコーンは床材に潜ります。
コーンスネークは習性として潜る習性があるので、気付いたら敷いているペットシーツがぐちゃぐちゃになっていることも…。
最初は「なんでー!!!」とがっかりして怒りながらペットシーツを直していましたが、今となればもう習性なので、仕方ないです!(笑)
習性を制御するほうが生体のストレスになるのではないかなぁ、とも思いましたし、テープでシーツを固定するのは生体に傷がつきそうで怖かったです。
今現在は、習性はその子が生まれ持ったことなので、制御してストレスになるのであれば、こちらが諦めてしまった方が良いかと思っています。
クレステッドゲッコーが潜る!【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
今回はクレステッドゲッコーが床材に潜る問題についてご紹介しました。
潜るという習性がある以上避け切れることではありませんので、お話したように諦めてしまった方が良いとは思いますが、もし飼育環境が原因の場合はこれを機に見直してみると良いかもしれません。
習性である場合は飼い主の手間は増えるものの、習性を無理やりに抑えることは生体のストレスにも繋がるかもしれませんので、やらせてあげた方がよいのかな、と思っています。