コーンスネークのモルフ「ゴースト」の特徴と値段は?

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アネリスティックを明るくしたような繊細な色彩が魅力といえるモルフ・ゴーストですが、実はとても複雑なコンボモルフです。

基本的には、アネリスティックとハイポメラニスティックのコンボなのですが、アネリで3種、ハイポで6種も分かれているので、この組合せだけで18通りのゴーストができてしまうのです。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

さらに、ゴーストのクオリティを高める選別交配や、ゴーストを使ったコンボモルフも作出されています。
今回は、そんなコーンスネーク・ゴーストについてご紹介します。

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目次

コーンスネークのゴーストはこんなモルフ

ゴーストというモルフは、「赤い色素を消す」という作用を持つアネリスティックと、「赤い色素を強めて黒い色素を弱める」という作用を持つハイポメラニスティックの掛けあわせによって作り出されるコンボモルフです。

ハイポの色の出方はアメラニスティックと似ていますが、アルビノではないため目は黒いままです。

アネリも目は黒いので、両者の掛けあわせによって生まれるゴーストも黒い目のヘビになります。

色彩としては、色調が明るくなったアネリスティック、という感じです。

販売価格は1万円台~3万円台とかなり幅がありますが、これには理由があるのです。

「ゴースト」だけで18種類?

通常、ゴーストというモルフは、アネリスティックAとハイポメラニスティックの掛けあわせで作られたものを指します。

ところが、アネリには「アネリA」と呼ばれるタイプと、アネリAより黄色が抜けてモノトーンに近い「チャコール」、ほんのりとワインレッドが浮かぶ「シンダー」の3種類があるのです。これらとハイポの組合せで3種類のゴーストができます。

さらに、ハイポには通常のハイポ(クラシックハイポ)のほか、頭部に独特の模様を持つサンキスト、赤みの強いラヴァ、アルビノのようなメリハリの利いた色彩をもつウルトラ、ノーマルなら黒くなる部分に緑色が発色するクリスマス、ピンクに近い発色を持つストロベリーと、6種類もあります。

これらの組合せで、「〇〇ゴースト」が18種もできてしまうのです。

特に親に使うハイポの発色によってゴーストの発色も左右されるため、同じモルフ名でもクオリティに差が出てきます。

これが、ゴーストの価格が幅広くなる理由です。

ゴーストを使ったモルフ

ゴーストはアネリと似ているようで違う、とても繊細な色彩を持ちます。

そのため、ゴーストの特徴を生かしたモルフがたくさん作られています。

たとえば、モノトーンに近い色彩であるはずのゴーストで赤を強める方向に選別交配を重ねて作るコーラルゴースト。

ピンクを強める方向に選別交配を重ねたパステル。
チャコールとクラシックハイポでゴーストを作り、さらにゴースト同士で黄色を可能な限り消す方向で選別交配したシルバークイーン。

選別交配だけでもこれだけのモルフがあります。

コンボまで考えると、パステルのピンクを生かすため、模様の変異であるモトリーとかけたパステルモトリーや、いろいろな作り方が考えられるサンキストシルバークイーンなど、本当に数えきれません。

日本でも、「藤紫(ふじむらさき)」という非常に美しいモルフが作られています。

これは、パステルとストライプをかけ、紫を強くするように選別交配したものと思われます。

コーンスネークのゴースト【まとめ】

美しく、組合せが無限に考えられるゴーストですが、「ゴースト」というモルフ名だけではどんな個体なのか想像できない難しさもあります。

もしゴーストが欲しいと思ったなら、ゴーストというモルフ名だけで個体を選ぶのではなく、どんな親から作ったゴーストなのか、その作出過程までこだわって探すといいでしょう。

できれば、イベントなどで参考につれてこられたアダルトサイズのゴーストを見て、自分が欲しいゴーストのイメージを固めて探すのがベストです。

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