噛まれた場合の対処は基本的には傷口の消毒のみで良いですが、後々に腫れや疼痛が出てきた場合には病院にかかるようにしましょう。
ヤマカガシやマムシなどの毒蛇に噛まれた場合は体内になるべく毒を入れないことが大切なので、シリンジなどで持続的に吸引することが大切になりますので、山に入る時には空のシリンジを持っていくようにしましょう。
青大将に毒はある?
青大将は一見危険そうに見える見た目をしているので、毒を持っているようなイメージがありますが、実は大人しい性格で基本的に攻撃してくることは少なく、毒は持っていません。
そのため毒牙がなく、噛まれても2箇所の毒牙痕がないのが特徴と言われています。
日本で遭遇しやすい毒蛇は有名なマムシの他にヤマカガシという全長60㎝~120㎝の毒蛇がいます。
個体差はありますが、黒と緑のまだら模様に赤や黄色が混ざっており、マムシに比べて一回り大きく派手な体色をしています。
平地や山林などに生息しますが、捕食のために水辺や水田地帯、湿地周辺などで多く目撃されるため、目にしたことがある方もおられるのではないでしょうか。
頭を上げて威嚇をしてくることはありますが、基本的には大人しい性格をしています。
必要以上に攻撃すると噛みついていきます。
青大将に噛まれたときの対処は?
青大将には毒はないので噛まれた場合は傷口を消毒する程度になりますが、帰宅後に腫脹や疼痛が強くなったり、皮下血種などが出現した場合には病院にいくようにしてください。
また、個体によってはかみついて離さない個体もいます。
なかなか離してくれない場合に無理に引っ張ったりすると個体もさらに噛みつきますし、傷口も広くなってしまうので降格の部分を持って口を開かせ、ゆっくりと外すようにしましょう。
もし、それでも離してくれない場合には近くの川に青大将の顔を沈めるか持っている水を顔にかけ続けることで呼吸が苦しくなり、離してくれます。
毒蛇に噛まれた時の対処は?
蛇を捕まえようと探索をしていたときに誤って毒蛇に噛まれてしまった場合などは素早い対処がひつようになります。
とくにヤマカガシという毒蛇は毒性がマムシの3倍程度と言われています。
また、毒が体内に入ったときに医療介入がなければ死亡する毒の量はマ無理が16ml/㎏なのに対し、ヤマカガシは5.3ml/㎏と言われており、その毒性の強さが分かります。
ヤマカガシやマムシに噛まれると牙痕を2か所認め、マムシの場合は局所が腫れて強い痛みがあり、ヤマカガシの場合は牙痕はあるが腫脹も痛みも軽度で経時的に皮下出血が出現していきます。
ヤマカガシやマムシに噛まれた後、体内に入る毒素量を減らすことで症状を軽減出来るので、シリンジなどで持続的に吸引しておく方法が良いとされています。
そのため、山に入る際には空のシリンジなどを持っておくと安心かもしれません。
また、特にヤマカガシの場合は毒性が強いため、省にや体格の小さい方は重症化する可能性が高いので注意しましょう。
まとめ
山などで蛇に噛まれた場合はまず噛まれた痕をみて噛んだのが毒蛇かどうかを見極めるようにしましょう。
毒牙痕が2箇所ある場合は毒蛇、毒牙痕がなく歯痕のみの場合は毒蛇ではない可能性があります。
青大将などの蛇に噛まれた場合は基本的には消毒のみで良いですが、そうでない場合は素早い対処がありますので速やかに対処するようにしましょう。
山に入る場合には毒蛇に噛まれる可能性も考えてシリンジなど吸引できるものを準備するなど万全の対策で入るようにしましょう。