うさぎが、きちんとトイレを覚えたはずのなのに、急にトイレ以外の場所で排泄するようになってしまった、という事は意外と多いです。
なぜなのでしょうか??
理由はいくつか挙げられるのですが、うさぎの年齢が関係している場合が多いです。
飼育しているうさぎが高齢の場合は、足腰が弱くなってきて、トイレの上り降りが大変だったり、トイレまで間に合わないということが考えられます。
また、思春期のうさぎですと、マーキングのためにあちこちでおしっこをする、という事も考えられます。
他にも、トイレの大きさや場所の問題などが考えられます。
今回は、トイレを覚えたはずのうさぎが、トイレ以外でするようになってしまった場合の理由と対策についてまとめていきたいと思います。
Contents
ストレスが原因
ペットのうさぎがトイレ以外で排尿や排便をする場合、ストレスが一つの大きな原因となることがあります。
うさぎは環境の変化に敏感で、家具の配置変更、家族構成の変化、新しいペットや人の導入などが原因でストレスを感じることがあります。
また、予期せぬ騒音や過度の孤独、逆に過度の干渉もストレスを引き起こす可能性があります。
ストレスを感じると、うさぎは通常のトイレトレーニングを後退させ、トイレ以外の場所で排泄するようになることがあります。
これは、縄張りを主張するマーキング行動としても現れることがあります。
うさぎが不安やストレスを感じているときには、マーキングとして排尿を使うことがあります。
このような行動の変化に対処するには、うさぎが安心して過ごせるような環境を整えることが重要です。
安全で静かな隠れ家を提供し、日常のルーチンを一定に保つことで、うさぎに安心感を提供します。
また、適度な運動と遊びを通じてストレスを自然に解消させ、過度な干渉を避けることも大切です。
環境が整っていてもストレスが解消されない場合は、専門の獣医師に相談することが適切です。獣医師はストレスの原因を特定し、適切な対処法をアドバイスすることができます。
トイレの環境が原因
ペットのうさぎがトイレ以外の場所で排尿や排便を始める場合、トイレの環境自体が原因であることが多々あります。
うさぎはとても繊細な動物で、トイレの清潔さや設置場所、さらにはトイレの種類にも敏感です。
トイレが不適切な場所に設置されていると、うさぎが安心して排泄を行うことが難しくなります。
例えば、家庭内の通行量が多いエリアや騒がしい場所、他のペットが頻繁に通る場所などは、うさぎにとってストレスの原因となり得ます。
また、トイレが汚れている場合、うさぎはその場所を避けて別の場所で排泄することを選ぶかもしれません。
うさぎは非常に清潔好きな動物で、自分の住環境を清潔に保つ本能があります。
トイレの種類にも気を使う必要があります。
市販のうさぎ用トイレには様々な形状や素材があり、すべてのうさぎが同じタイプを快適に感じるわけではありません。例えば、入り口が高すぎると小さなうさぎや高齢のうさぎは入るのが困難かもしれません。
そのため、うさぎの体格や年齢に合わせてアクセスしやすいトイレを選ぶことが重要です。
これらの問題を解決するためには、まずトイレを定期的に掃除し、いつも清潔に保つことが基本です。
トイレの位置を見直し、うさぎが安心してアクセスできる静かな場所に移動させるのも良い方法です。
さらに、うさぎが使いやすい形状のトイレを選ぶことも、トイレトレーニングの成功に繋がります。これらの環境整備を通じて、うさぎが再びトイレで排泄を行うように促すことができるでしょう。
高齢になったから!
うさぎは5歳から、シニア期という段階に入っていきます。
10歳を超えても元気なうさぎが多い昨今ですので、5歳からシニア期と言われると、とても早い感じがしますよね。
シニアのうさぎになると、今まで、とても元気に走り回っていたのがジッとしている時間が長くなったり、足腰が弱くなり、少しの段差でも骨折や脱臼をしてしまう事もあります。
トイレの上り降りが、うさぎにとって負担になっている可能性もあります。
また、動きが遅くなり、トイレまで間に合わない場合もあります。
シニア期に入ったうさぎが、トイレを失敗する事が増えてきたら、段差の少ないトイレを用意してあげましょう。
最近は、高齢うさぎのために段差の少ないトイレが販売されています。
また、犬・猫用に何度も洗えって使える吸水シーツが販売されています。
筆者のうさぎはケージではなく、サークル内で飼育しているので、おしっこや粘度のあるうんちがカーペットについてしまうと綺麗に掃除する事が難しいので、この吸水シーツをカーペットの上に敷いて使用しています。
トイレでおしっこをする事がほとんどなのですが、たまにトイレ以外でおしっこをしてしまった場合も、しっかり吸水してくれて、何度も洗って使用できるのでとても便利です。
成長に伴いサイズが合わなくなったから
うさぎのトイレは、お家にうさぎをお迎えする時にケージ等と一緒に最初に用意する飼い主さんがほとんどだと思います。
筆者も、最初にケージと一緒にセットになっていたトイレを使用していました。
最初にセットとして売られている物は、ケージ内を広く使うために、小さめのトイレが多いと思います。
成体になっても、大きく成長しないうさぎであれば問題なく使えるのですが、筆者のうさぎは成体になると、子うさぎの頃に使用していたトイレでは、お尻がはみ出してしまい、使いにくそうでした。
ですので、成体になってから大きめのトイレを買い直しました。
このように、子ウサギの頃のトイレですと、お尻がはみ出してしまったり、乗った時に安定感がなかったりすると、トイレでする事を嫌がります。
うさぎの大きさに合っていないと思ったら、新しく買い直してあげましょう。
マーキングしているから!
うさぎは一般的に、生後3〜5ヶ月で思春期を迎えます。
思春期の、特にオスのうさぎは、自分の縄張りである事を示すために、トイレ以外の場所におしっこを飛ばします。
子ウサギの頃はきちんとトイレでしていたのに、急にトイレ以外の場所におしっこをするようになったら、マーキングしている可能性があります。
うさぎがトイレ以外でするようになったのはなぜ?【まとめ】
いかがだったでしょうか。うさぎがトイレ以外でするようになった時の理由と対策についてまとめてみました。
うさぎも人間と同じように年を取ります。
年を取ると、今までできていたことができなくなってしまう場合もあります。
うさぎの様子をよく観察して、うさぎが生活しやすい環境を整えてあげたいですね。