うさぎの妊娠期間は約1ヶ月とされており、大幅に前後することはないと言われています。
妊娠の症状は分かりにくく、産まれる直前まで分かりにくいと言われています。
産まれる直前になると少しお腹が大きくなり、神経質な様子が見られるようになります。
うさぎは1度に4~8匹の子どもを出産することが出来、オスは3~4年、メスは5~6年まで繁殖することが可能と言われています。
ここではうさぎの妊娠、繁殖についてご説明していきます。
うさぎの妊娠期間とその症状は?
うさぎは繁殖能力が高く、1度の交尾で約50%の確率で妊娠すると言われています。
交尾の時間も数10秒~数分と短く、飼い主が気付かないところで妊娠している場合もあるので、繁殖をさせる予定がない場合には、去勢・避妊手術を必ず行うか、手術をしていないオスとメスを対面させないようにしましょう。
うさぎの妊娠期間は約1ヶ月になります。
不思議なもので、人間の妊娠とは違い、この約1ヶ月が大幅に前後することはありません。
うさぎの妊娠は分かりにくく、生まれる直前まで分からないことが多いと言われています。
産まれる直前の1週間前~数日前になると少しずつ兆候が見られ始め、少しお腹が大きくなり、他のうさぎに威嚇をしたりする神経質な様子が見られるようになります。
また、この頃から巣作りを始めるため、チモシーを敷いた出産床を作ってあげましょう。
産まれる数日前~生まれる直前になると、飼い主が触ったときに胎動を感じるようになります。
また、用意しておいた出産床に自分の毛を抜いて巣作りを始める行動が見られます。
巣作りは偽妊娠でも起こるので、うさぎを仰向けにしてお腹を触り、胎動があるかを確認する方が的確であると思います。
うさぎは1回の出産で何匹産める?何歳まで繁殖可能?
うさぎは交尾して約1ヶ月で出産し、続けて繁殖することが出来ますので、最大でオスは年6回の繁殖行動が出来、メスは年8回まで出産することが出来ます。
1度の出産で4~8匹の子うさぎを産み、産まれた子うさぎは生後4ヶ月頃から出産をすることが出来ます。
そのため、近年うさぎがペットとしてメジャーになってからはうさぎの多頭飼育崩壊の問題も出てきているようですので、注意が必要です。
うさぎは生後4ヶ月~5ヶ月で出産することは出来ますが、完全な性成熟は6ヶ月~1年ぐらいになると言われているため、計画的に繁殖させるには生後6ヶ月~1年くらいで繁殖させると良いかと思います。
繁殖可能なのは、オスは3~4年、メスは5~6年までと言われており、産む子うさぎの数は年々少なくなるようです。
うさぎによくみられる「偽妊娠」とは?
うさぎは、妊娠していないのに妊娠を維持するために分泌するホルモンが出ることにより、妊娠していないのに妊娠しているような様子が見られることがあります。この状態を偽妊娠と言います。
野生のメスのうさぎは年に6~8回妊娠、出産をすることでホルモンのバランスを上手にとっていると言われていますが、妊娠する機会のないペットのうさぎは常に雌性ホルモンが活発になってしまいます。
このホルモンバランスの乱れにより、偽妊娠となり、様々な症状がみられることがあります。
偽妊娠の症状は以下の通りです。
- 肉垂の毛をむしる
- むしった毛や牧草をハウスに敷いて、巣作り行動をする
- 乳汁の分泌がある
- 神経質になる
偽妊娠の際には神経質になり、精神的に不安定な状態となるため、まずは偽妊娠を助長させずうさぎが落ち着けるように環境を整えてあげましょう。
むしった毛などで巣作りをした巣をそのままにしておくと、偽妊娠を助長させてしまうため、むしった毛は片付け、巣作りした巣は片付けるようにしましょう。
自分の毛をむしる行動が止まらないのであれば、牧草を十分に与えたり、気を逸らすためにおもちゃを与えるようにしましょう。
しかし、偽妊娠の症状はうさぎによって個体差があるため、いろいろ試しながらその子に合った対処法を探しましょう。偽妊娠は通常であれば2週間で治まると言われています。
うさぎの妊娠期間とその症状は?【まとめ】
飼っているうさぎがもし妊娠したら、出産予定時期までに出産をする場所を作ってあげましょう。
箱型の巣に牧草をたくさん入れておくことで、そこに自分の毛も混ぜて巣作りをします。
また、子うさぎを迎える準備も必ず忘れないようにしましょう。出産する時期が冬であれば、ヒーターなどの保温器具も必ず準備しておくようにしましょう。
うさぎは繁殖が用意なことから、上でも話したように多頭飼育崩壊が問題になっています。
うさぎを繁殖させるにはしっかりと計画的に行い、繁殖の必要がなければ去勢・避妊をするようにしましょう。