うさぎは元々野生環境下では捕食される弱者にカテゴリされるため、常に警戒心が高い動物です。
そのため、野生環境下では目をつぶって寝ていると、その間に捕食されてしまう可能性があるので、目を開けて寝る習性があります。
ペットのうさぎにもその本能が残っているため、目を開けて寝ているのです。
寝る姿勢はおもに「箱座り」「ごろ寝」「コテン寝」の3種類があり、「ごろ寝」や「コテン寝」はリラックスしているときにみられるといわれています。
睡眠時間は7~8時間と言われていますが、うさぎは薄明薄暮性と言われているので、その7~8時間の間に寝たり起きたりを繰り返しています。
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うさぎが目を開けて寝る理由は?
「うちのうさぎは寝ている時に目が開いてる…」
犬や猫は通常目をつぶって寝ているので、うさぎが寝ている様子を初めてみた方はびっくりしますよね。
うさぎは警戒心が強い生き物で、動物界の中でも捕食される側の弱者にカテゴリされるため、目をつぶって寝てしまうと寝ている間に他の動物に襲われてしまう可能性が高くなります。
そのため、うさぎは目を開けて寝ることで常に警戒をしていると言われています。
しかし、ペットのうさぎが目を開けて寝ているのはリラックスしていないわけではなく、この本能が備わっているため、目を開けたまま寝るのです。
うさぎが寝る姿勢を解説!
うさぎが寝る姿勢は一般的に以下のような3つの姿勢があると言われています。
*箱座り
前脚を胸の下に折りたたんでいる姿勢で、箱のような形になって寝ます。猫もよくする姿勢なので、知っている方も多いかと思います。
*ごろ寝
お腹を見せて横になっている状態です。この状態でうさぎが寝ていると、うさぎはリラックスしている証拠と言われています。
*コテン寝
立っている状態から急に倒れるように寝ることを言います。
気絶でもしたかのように「コテン!」と寝るので、初めて見た方はきっと驚かれるでしょうが、このコテン寝もリラックスしている時の寝方と言われています。
しかし、場合によっては本当に体調を崩している可能性もあるので、コテン寝をしてしまった場合には呼吸の仕方などを確認しておくと良いかと思います。
うさぎの睡眠時間と寝る時間帯は?
うさぎは人と同じ7~8時間睡眠と言われています。
しかし、人と違い、7~8時間通して寝るわけではなく、途中で寝たり起きたりを繰り返しているのが人間と違う所ですね。
睡眠時間は変わりませんが、うさぎは夜行性なので人間とは寝る時間帯が変わると言われています。
うさぎが寝る時間帯は朝10時~17時、深夜から早朝と2つの時間帯に寝ると言われています。
うさぎは薄明薄暮性の動物と言われ、明け方と夕方の時間帯に活動してそれ以外の時間は寝ているという特徴があります。
そのため、朝方に少し活動し、夕方まで寝て、そこから再び深夜帯まで活動した後にまた寝るというサイクルを繰り返しています。
また、うさぎの寝る時間帯はある程度決まっていますが、飼い主によって生活サイクルを変えるという特性もあります。
そのため飼い主が夜型の生活をしているとうさぎも夜型の生活になると言われています。
うさぎが目を開けて寝る理由は?【まとめ】
うさぎは人間に生活スタイルを合わせてくれるので、一緒に過ごす時間も取りやすいですよね。
うさぎは周囲が明るくてもきちんと寝ることが出来るので、電気を消す必要はありませんが、物音ですぐに起きてしまうので、うさぎが寝ている場合には静かにしてあげるようにしましょう。
逆に、周囲が暗すぎるとうさぎが起きたときに寂しさを感じてしまう可能性があるので、豆電球か、うさぎ用のちょっとした電気などはつけておいてあげた方が良いかもしれません。