皆さんはうさぎについてどのくらい知っていますか?
実は一般的な家で暮らすうさぎでも時速約40キロ、野生で生きる野うさぎは時速約70キロの速度で走ることができます。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
自動車と同等の速度で走ることができるなんて意外ですよね?
そこで今回はかわいいうさぎたちの知られざる「足」についてもっと沢山掘り下げ詳しくご紹介したいと思います!
前足の秘密!うさぎが良くする行動の理由とは!?
冒頭でもお話しした通りペットで飼われているうさぎでも時速約40キロ、野生のうさぎなら時速約70キロと想像以上にスピードを出せるうさぎさん。
皆さんは飼っているうさぎがシャカシャカと前足を動かしているのを見たことがありますか?
それは我々が一緒に暮らしているうさぎの祖先と言われている「アナウサギ」の習性によるものなのです。
うさぎの祖先であるアナウサギは名前のとおり穴を自分で掘りその中で寝て、子供を育て、時には逃げ込んだりして暮らしていました。
そしてその能力は今現在でも受け継がれ、柔らかい土やもこもこのパジャマなどを見つけると本能でシャカシャカと穴を掘るように前足を動かすというわけです。
前足の爪は5本生えています、形状は違えどここは人間と同じですね。
後ろ足の秘密!ジャンプ力はどのくらい!?
うさぎのイメージといえばその驚異のジャンプ力ですよね?
高くジャンプできることは知っていても実際はどこまで飛ぶことかできるのか、はっきりとわかっている人は少ないんじゃないでしょうか。
なんと高さは50~70cm、距離は1mまで一足で跳ねることが出来ます!
なぜそこまで高く飛べるのか、その秘密は筋肉が発達し非常に強靭で大きいかかとにあります。かかとが大きいと地面に接する面が広くなり蹴る力が最大限に発揮されます。
他にも逃げるとき地面をしっかり捉え早く走ることができたりと、うさぎの最大の武器は後ろ足だと大きな声で言い切れるほどの能力が集まってることがわかります。
もしお部屋で遊ばせたりする際は40cmのフェンスを設置しても軽々飛び越えられてしまうので脱走など注意が必要です。
前足と比べて後ろ足の爪は4本、一本少ないですね。
うさぎには肉球がない!?
意外かもしれませんが大半のうさぎの足には肉球がありません。
肉球を持っているうさぎもいますが数が少なくホーランドロップ、ミニレッキス、エゾナキウサギなど持っている種を数える方が速いです。
なぜ肉球を持っていないうさぎの方が多いのか、それはダンピングをすると音が消えるためだと言われています。
ダンピングというのは足を地面に叩きつけ仲間に危険を知らせたりする行為のことです。
そして肉球の役割というのは主に肉食獣が狩りをするとき獲物に気づかれないように足音を消す、または体温調整するために備わっています。
確かにこう考えると危険を知らせるための行動が周りに聞こえなかったら肉球は必要なく、むしろ邪魔なものでしかありませんよね。
そのかわり足裏は毛で覆われています。もふもふです。
なぜもふもふなのか、それは走るとき土や草をしっかり捉えるためだと言われています。
うさぎは天敵から追われたときいち早く逃げるために骨が軽くなっており、非常に骨折しやすいです。高いところから落ちたりしないように気をつけましょう。
現代では敵に追われる経験などなかなかすることはありませんが野生で生き残るため、いかに早く走るかを突き詰めた結果ですね。
うさぎは時速何キロで走れる?【まとめ】
家で暮らすうさぎでも時速約40キロ、野うさぎは更に速い約70キロの早さで走れたり、土など柔らかいところを掘ってしまう本能は祖先から受け継いだ能力だったり、高さは50~70cm、距離は1mまで飛ぶことができたり、実は肉球がなかったり…と。
うさぎの足には意外と知らない凄い能力が沢山備わっていました、実はうさぎが隠しているだけで私たちがまだまだ知らない力があるのかもしれないですね。