うさぎを飼育し始めると、ケージの隅でずっと丸まっている、昼間に遊びたいのに全然動かない、また、朝にあげたご飯が夕方まで残っているなんて事がよくあります。
うさぎがずっと寝ているともしかして病気なの!?と心配になってしまうかもしれませんが、うさぎが昼間ずっと寝てる、ご飯を食べないというのはよくある事です。
なぜなら、たいていのうさぎは明け方と夕方に活発に行動し始めます。
ですので昼間はウトウトしている事が多いです。
けれど、時に体調が悪いサインだったりもするので、どのように判断したら良いのか、筆者の経験を踏まえて考えていこうと思います。
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うさぎは薄明薄暮性。明け方と夕方に活発になる
薄明薄暮性という言葉はあまり馴染みがないかと思いますが、夜行性、昼行性のように使われる言葉です。
夜行性の動物は、夜間に行動が活発になるのに対して、薄明薄暮性の動物は明け方や夕方に行動が活発になります。
これは野生下ですと、この時間帯が天敵に一番狙われにくい時間帯だからだそうです。
飼育環境下ですと、天敵がいないので、必ずしもこの限りではないと思いますが、筆者の飼育しているうさぎも、日中は食事も排泄もほとんどせず、夕方16時頃から動き始める事が多いです。
ですので、日中はずっと寝てるように見えますが、自然な事なので心配ありません。
あまりに動かないと病気の可能性も
日中はあまり動かないと言っても、明らかにぐったりしている、普段と様子が違う場合は注意が必要です。
お腹が痛い、具合が悪い場合があります。
具体的にどのように判断すれば良いのでしょう。うさぎは具合が悪い時は静かな場所でじっとしています。
足を伸ばしたりリラックスした姿勢もしません。
うさぎがいつもと違う場所でじっとしている、いつもは活発に動いている午前中や夕方になってもずっと寝ている、牧草や餌の減りが悪い、水を飲まないなどの様子が見られたら、可能であればすぐに病院を受診しましょう。
うさぎは具合が悪くなってから、悪化するまでとても早いと言われています。飼い主がいつもと様子が違うなと感じたら、迷う事なく受診しましょう。
病気に早く気が付くために、うさぎの排泄パターンを把握しよう
うさぎがずっと寝ている事が病気のサインなのか、ウトウトしているだけなのか、早く気が付くためには、普段からの観察が欠かせません。
筆者は特に排泄パターンを把握するようにしています。
なぜなら、うさぎの病気の中でとても多いのが、うっ滞という消化管の運動が止まってしまう病気です。
うっ滞になると食欲が落ち、うんちの量も減ります。
うさぎ自身も苦しそうですし、最悪死んでしまう場合もあります。
うっ滞の早期発見のために、うんちのチェックは欠かせません。
筆者は、朝にうさぎのトイレを掃除して、うさぎを部屋で遊ばせた後に、新しい牧草を入れてあげます。
うさぎはしばらく新鮮な牧草を食べた後に、朝イチのトイレをします。その後は、夕方までトイレをしない事が多いです。
ですが、たまに朝のトイレをしていない場合があり、その際は体調が悪いのかなと注意深く観察しています。
そのまま夕方にトイレをする場合もありますが、夕方になっても出ていない場合は病院を受診しています。
また、うんちの形や量もよく観察しています。うんちが出ていてもいつもより形が不揃いであったり、粒が小さい場合は少し調子が悪いのかもしれないので、引き続き注意深く観察するようにしています。
うさぎがずっと寝てるのは普通?【まとめ】
いかがだったでしょうか。
うさぎがずっと寝ていると病気なのかな、と心配になってしまうかもしれませんが、普段から様子をよく観察して、行動パターンを把握しておく事がとても大切です。
飼育しているうさぎの行動をよく観察して、楽しいうさぎライフを送ってください。