うさぎの健康のバロメーターといえば食欲があるかどうかが一番大切になってきます。
うさぎは草食動物であり、消化器官(特に盲腸)がとても大きいのが特徴です。
繊維質の豊富な牧草をたくさん食べて、胃腸をよく動かしうんちをたくさんする事で健康が維持されています。
うさぎは食欲不振の状態が24時間以上続くと、最悪死んでしまう場合もあります。
このように、うさぎにとって食欲不振は一大事なのです。
湿度の高い梅雨時期や、気温の高い夏は、毛皮に覆われているうさぎにとって体調を壊しやすい季節です。
特に夏の暑さで、夏バテしてしまい、元気がなかったり、食欲が落ちてしまううさぎもいます。
うさぎは、一度食欲がなくなったり元気がなくなると、自力で復活する事は難しいです。
具合が悪くなった場合は、病院を受診する事が一番なのですが、一番良いのはできるだけ体調を壊さないように対策をする事です。
暑い夏には、うさぎが夏バテしないように、対策をすることが大切になってきます。
今回は、うさぎが夏バテで食欲不振にならないように、暑さに負けないための対策についてまとめていきたいと思います。
うさぎの夏バテの食欲不振対策
うさぎの夏バテ対策には涼しい環境作りが大切!室温は28度以下にしましょう。
うさぎの夏バテ対策に一番有効なのは、室温を下げる事です。
うさぎは、人間のように汗をかく事ができないので、室温が上がると熱が体内にこもってしまい熱中症になってしまいます。
うさぎがの呼吸がいつもより早い、床にお腹をペタリとくっつけて寝そべっている、耳が熱くなっている、などの様子が見られたらうさぎが暑がっているサインです。
エアコンを使って室内の温度を下げてあげましょう。
扇風機では室温を下げる事はできないので、うさぎの夏バテ対策になりません。
エアコンで室内の温度を下げる事が一番大切です。
また、エアコンを付けるのと同時に、うさぎ専用の冷んやりグッズも取り入れましょう。うさぎが寝転がれるアルミシートや凍ったペットボトルをケージ内に入れる事もおすすめです。
暑さでうさぎの食欲が落ちてきたら、好きな野菜をあげよう!
夏になり暑くなってくると、うさぎが全くご飯を食べない訳ではないけれど、何だか食欲がない、という事があると思います。
筆者はそのような時はうさぎの好きな野菜をあげるようにしています。
特におすすめなのが、セロリと大葉です。
特にセロリは水分と繊維質が豊富なのでおすすめです。
筆者のうさぎは普段から、セロリと大葉が好きなので毎日あげているのですが、食欲が落ちている時は、口元までセロリを持っていってあげると食べています。
セロリも大葉も香味野菜なので、独特の香りがうさぎの食欲を刺激するのか、これらを食べ出すと食欲が戻ってくる事が多いです。
果物は糖分の取りすぎになってしまうので普段は控えめにした方が良いのですが、食欲の落ちている時に、バナナやリンゴなどを少量あげる事で食欲が戻るのであればあげてみてください。
うさぎは何も食べないと、腸の動きが止まってしまい、うんちが出なくなるという悪循環に陥ってしまうので、悪循環になる前に、何か食べてもらってうんちを出す事が大切です。
好きな野菜や果物も見向きもしない、牧草も食べずにうずくまっている、という状態になったら様子を見ることなくすぐに受診してください。
うさぎの消化器系の不調は、対処が早いほど回復も早いです。
完全に不調になる前の、少しいつもより食欲がないかな??という段階であれば、前述した好きな野菜や果物をあげる事で、食欲が復活する場合があります。
うさぎの夏バテで食欲不振対策【まとめ】
いかがだったでしょうか。
うさぎが夏バテで食欲が落ちた場合の対策についてまとめてみました。
大切な事は、普段から室温に気をつけて夏バテしないようにする事、完全に具合が悪くなる前に対処する事だと思います。
そうは言っても、生き物なので急に具合が悪くなってしまった、という時はすぐに受診してください。うさぎにとって食欲不振は一大事です。
人間にとってもうさぎにとっても過酷な暑い夏を何とか元気に乗り切ってください!