うさぎが蟯虫に感染する原因としては主に3つあり、
②外の散歩による感染
③他のうさぎからの感染という感染経路が挙げられます。
うさぎ蟯虫は人にうつることはありませんが、うさぎには食糞の習性があるのでうさぎ同士で感染させ合ってしまう可能性が高くなります。
治療には駆虫薬を使って行いますが、放置してもうさぎが成長期であったり免疫が下がっていない限りはほとんどが無症状です。
しかし、成長期は成長が遅れるという報告もあり、免疫が下がっている個体は体調を崩してしまうことがあるので、蟯虫を発見した場合は速やかに病院に連れていく方がよさそうです。
うさぎに蟯虫が!原因は食べ物や散歩!人にうつる?
うさぎの便に何かシラスのようなものが付いている…これは蟯虫(ぎょうちゅう)と言う戦中の1種です。
蟯虫に寄生される原因としては、うさぎが食べたものに蟯虫が付着していたり、散歩中に付着し、寄生してしまうことにあります。
人の蟯虫とは違うので、人に移ることはありませんが、うさぎには食糞の習性があるため、うさぎ同士で感染し合ってしまう可能性があります。
そのため、対策としては野菜や植物はしっかりと洗ってから与えること、多頭飼育の場合は虫卵を含んだ糞を他のうさぎが食べてしまわないようにトイレの掃除などはこまめに徹底的に行うことが必要です。
また、ケージ内やトイレ箱などは熱湯消毒やアルコール消毒をしておくと安心です。
うさぎの蟯虫感染の治療は?
蟯虫の感染で動物病院へ受診した場合、虫下し薬を1~2週間程度飲ませるか、皮膚に滴下して虫を下すお薬を使って虫下しをすることになります。蟯虫は感染すると腸内などにとどまってしまうので、自然治癒はありません。
うさぎに薬を飲ませる際には、無理矢理与えてしまうとうさぎにストレスを与えて弱らせてしまうことも考えられるので、自分のうさぎが好む野菜などをすりつぶして、混ぜて与えるとうさぎにもストレスが少なく投薬が出来るので良いかと思います。
また、最近はうさぎのぴゅーれも販売されていますので、そういったものに混ぜて与えても良いかと思います。
投薬の際に野菜やぴゅーれが多すぎると肥満の原因にもなってしまうので、量は適度にしておきましょう。
うさぎの蟯虫感染の症状は?放置しているとどうなる?
うさぎの蟯虫感染は、他の寄生虫感染とは違いほとんどの場合は無症状になります。
しかし、成長期のうさぎに大量の蟯虫がついてしまうと成長が遅れるという例も報告されています。
また、何かしらの病気にかかっているか免疫力が低下しているときに蟯虫が多くついてしまうと下痢をしたりと体調を崩してしまうこともあります。そういった場合はうさぎにとってもストレスとなり、命に関わってくる場合もあります。
「悪さをする虫ではないので健康なのに薬を飲ませなくても良い」という考えの方もおられますし、飼い主の考え方にもよりますが、自分の糞を食べる習性があるうさぎは、虫卵が入った糞を食べてまた蟯虫に感染することになります。
うさぎが蟯虫に感染する原因!【まとめ】
蟯虫が感染してもほとんどのうさぎが無症状で終わりますが、成長期や免疫力が下がったうさぎ、病気になっているうさぎには悪さをしてしまうのが蟯虫です。
蟯虫は症状がない変わりに糞に混ざった蟯虫は目視で見つけられる大きさの虫です。
そして虫卵が混ざった糞を食べてしまうことでエンドレスに自分に感染させてしまいます。
そのため、蟯虫を発見した際には今はうさぎに何もなくてもきちんと早いうちに対処しておく方が良いかと思います。
ケージやトイレの熱湯消毒やアルコール消毒も忘れずに行いましょう。