ヤマトヌマエビは日本に生息するエビで、コケや魚の食べ残しを食べてくれる優秀な掃除屋。
そんなヤマトヌマエビを混泳、飼育させたいと思う方も多いと思います。
ショップで購入するのももちろん良いですが、自分で採取して飼育してみよう、と考えている方もいると思います。
費用もかかりませんし、日本に生息していると言いますしね。
そこで今回はヤマトヌマエビの生息地、採取場所や採取時期、ヤマトヌマエビの生態について紹介します!
ヤマトヌマエビの生息地はどんなところ?
ヤマトヌマエビの生息地は上流から下流までキレイな海につながった川、その上流から中流に生息。
日本に生息しているエビの中でもヤマトヌマエビは頻繁に見かけることはありません。
そのくらい見つけることは大変です。
海につながった綺麗な川の上流、と聞くだけで素人には厳しいことがわかりますね。
山登りが伴うこともあるようです。自然採取は正直現実的ではありません。
ヤマトヌマエビと同じくらい人気の「ミナミヌマエビ」ならば田んぼなどにも生息していて、比較的簡単に採取することが出来ますよ。
同じくらい人気なのに、生態系は全く別のようです。面白いですね。
それでも自然採取がしたい!という方は採取場所や採取時期を紹介します。
ヤマトヌマエビ採取場所
生息地の詳細は伏せますが、ざっくりと紹介すると太平洋側で千葉県辺り関東より西、日本海側は山陰より西に分布しています。
東北や北海道には生息していないようです。
詳しい場所が知りたいと私も思いましたが、調べても詳細はどこにもありませんでした。
それには理由があり、ヤマトヌマエビの乱獲などによって自然の生態系が守られなくなってしまう、という理由でした。
もちろん個人で数匹程度ならば問題ありませんが、乱獲が起こるとヤマトヌマエビが日本からいなくなってしまうかもしれませんね。
調べて納得しました。もしこれを読んだ後にヤマトヌマエビを採取しても具体的な地名などはネットに書かないようにした方が良いですね。
ヤマトヌマエビの採取時期は秋がおすすめ!
ヤマトヌマエビは温かい季節(春~夏)に海の近くまで川を上ります。
これは海水と淡水の混ざった栄養満点の「汽水」で産卵、稚エビを育てるためです。
この時期は上流に行かなくてはなりません。飼育者が危険なのと、採取したとしても採取から自宅までの輸送がヤマトヌマエビのストレスになってしまいます。
せっかく捕まえたのに翌日には死んでしまった、という話もありました。
冬場の川は寒く危険なので、秋をおすすめします。
ヤマトヌマエビの採取方法
ヤマトヌマエビを採取するためにまずは以下を用意。
・網
・採取したヤマトヌマエビを入れるケース
穴を開けたペットボトル罠を使用する方もいるようです。
ヤマトヌマエビは流れてきた藻や水草、コケなどを食べていることもあるので、コケが生えているような石の近くで網をガサガサしてみるとエビが入っていることがあるようです。
採取が終わり、帰宅したらゆっくりと水合わせをして水槽に入れてあげましょう。
ヤマトヌマエビの生息地は?【まとめ】
ヤマトヌマエビの採取や生態について紹介しました。
ヤマトヌマエビはキレイな川の上流、中流に生息。
とても都会を流れている川に生息しているとは思えません。
今後汚れている都会の川もキレイに維持できるようになれば、ヤマトヌマエビもやってくるかもしれませんね。
川はとても危険なので、採取予定の方は充分に気を付けてくださいね。
自然採取が出来なくても、アクアショップで販売しているので、そちらを購入した方が良いかもしれませんね。