ヤマトヌマエビは温度管理が重要!適する水温は?冬と夏は?

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アクアリウムの水槽で苔を食べてくれる生体としてエビを飼育する方は多いと思います。

触覚や足をよく動かしたり、泳いだりするその様子が可愛らしくて人気があり、観賞用として飼育をされる方も。

中でもヤマトヌマエビは混泳できる魚が多く、苔や食べ残しをよく食べて、水槽内の掃除に活躍してくれるので良く好まれます。

ヤマトヌマエビは丈夫で飼育しやすいですが、実は「温度」の管理がとても大切なポイントとなります。

ヤマトヌマエビと温度の関係について確認してみましょう。

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目次

ヤマトヌマエビの基礎知識

ヌマエビ科のエビで、本州の伊豆半島や房総半島以南の各地の谷川の淡水または汽水で生息しています。

オスは35㎜ほど、メスは45㎜から50㎜ほどで、メスの方が大きく、メスはオスに比べ体の色も濃く、やや太って見えます。

体は透明感のある青緑色で、側面に褐色の破線模様が数本あります。

寿命は2~3年ほど言われますが、飼育環境次第でもっと長く生息できます。

水槽内の「茶ゴケ」や「糸状藻」の外、熱帯魚の食べ残し、弱っている生体を食べる雑食性があります。

ヤマトヌマエビを飼育する時の温度や水質について

水温水質は弱アルカリ性から中性にします。

飼育に最適な水の温度は5~28度くらいで、30度を超えると弱ってしまいます。

特に高温となると体が赤くなったり、白く濁ったりなど変色をしてしまい、元に戻らずそのまま死んでしまうこともあるため注意が必要です。
新しくヤマトヌマエビを導入する場合、飼育する水槽との水合わせで水の温度もしっかり合わせましょう。

夏・冬の温度変化と急激な水温差に注意

ヤマトヌマエビは水温が低いときには活動低下のため、餌を食べなくなったりしますが、生息地から考えると、冬でも水が凍るような温度でなければ屋外飼育でも育てることができます。

屋外で飼育を始める場合、気温高温や低温の時期を避け、季節の変化に徐々に適応させることが必要となってきます。

おすすめは室内水槽での飼育で、ヒーターなどを使用して加温しなくても飼育が可能ですが、ヤマトヌマエビの好む水温を維持することです。

最も注意が必要なのは、急な温度差です。

ヤマトヌマエビは熱帯魚などに比べて比較的広い範囲の水温に適応することができますが、急激な水温変化によるショックを受けると動かなくなることもあります。

夏の高水温に要注意!

飼育環境が室内か屋外を問わず、水温が30度を超えるような時は酸欠に要注意です。

ヤマトヌマエビは水温が30℃以上だから弱ったり死んだりするというわけではなく、水温が上昇することによる溶存酸素の低下、いわゆる水中の酸欠が問題となります。

水中の溶存酸素量は水温が30℃を上回ると急激に減少してしまいます。

ヤマトヌマエビは酸欠に極端に弱いため、絶対に避ける必要があるのです。

水温の上昇対策として次の酸欠対策を行うのが効果的です。

・エアーポンプを設置する。
・濾過フィルターを増設、もしくはグレードアップして水の循環を良くする。
・冷却ファンを使用して水面からの気化熱を促進させる。
・水質悪化させないように水替えを行う。

水替えによる温度差に注意

夏は水換えや水合わせの温度差にも注意が必要です。

水替えのタイミングは水槽内のゴミの溜まり具合やコケの発生具合、水の濁り具合などを見て判断します。

気温の上昇とともに水温は上昇しているため、急激な温度変化とならないように、水替えの場合もしっかり水合わせをしましょう。

必ず水温測定を行い、温度調整をしてから行うと安心ですね。

ヤマトヌマエビの温度管理について【まとめ】

ヤマトヌマエビ飼育の温度に注目して確認しました。

丈夫で飼いやすいというイメージのヤマトヌマエビですが、様々な要因でエビだけ死んでしまうということもあります。

その際は温度が影響をしていないか、よく確認することが大切です。

水槽内で少しでも長く元気に活躍してくれるよう、温度管理をしっかりしましょう。

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