5センチほどの大きなエビであるヤマトヌマエビは、「水槽の掃除屋」としてとても優秀なエビ。
そんなヤマトヌマエビをこれから飼育してみようと思っている方も多いと思います。
観賞魚だと購入後の水合わせは必須ですが、ヤマトヌマエビはエビなので水合わせは不要?と疑問に思いますよね。
今回はヤマトヌマエビは水合わせが不要なのか、水槽内で暴れる理由、適当な温度などを紹介します!
Contents
ヤマトヌマエビに水合わせは不要?
ヤマトヌマエビにも水合わせは必ず行ってください。最悪死んでしまいます。
むしろヤマトヌマエビの方が水質に敏感なので水合わせを慎重に行わないといけません。
水合わせを行わないということは、今まで住んでいた場所から空気も場所も全く別の場所に住まわされるということです。
人間でしたらどこでもドアでいきなり外国のどこかに連れていかれ、そのまま放置されるということですかね。怖いですね。
ヤマトヌマエビにとって水は人間でいう空気です。ないと生きていけません。
それが何の準備もなく全く違う水にドボンされると、pHショックということを起こしてほぼ確実に死んでしまいます。
なので必ず水合わせを行いましょう。
ヤマトヌマエビの水合わせに必要な時間
水合わせは水質の差を少しずつなくすためにゆっくりと時間をかけて行います。
時間は1時間程度で大丈夫です。
水合わせの方法
2 用意していたバケツなどに水ごとヤマトヌマエビを入れる
3 バケツの水を1/4捨てる
4 捨てた分だけ水槽の水を入れる
5 10分後再度3と4を行う
5を4回行えば水槽の水とバケツの水はほとんど同じになったので、ヤマトヌマエビを網ですくって水槽に入れます。
点滴法という方法もあります。
エアーチューブとコック、エアレーションをしたバケツを用意。
2 水が口に入る前に口から出し、コックを取りつける。
3 水が1滴ずつ落ちるようにコックを調節。
4 時々水を捨てたりあえてこぼすようにするとバケツの中は水槽の水と同じになる
エアーチューブやコックなど道具が必要で、時間がかかる為エアレーションもあった方が良いです。
時間もかかり道具を使用しますが、ほとんど失敗することのない水合わせ方法です。
どちらでも大丈夫なので自分に合った水合わせ方法を行いましょう。
ヤマトヌマエビが水合わせ後に暴れる理由
狂ったように暴れている場合は水合わせに失敗している可能性があります。
また全く動かなくなった時も注意が必要です。
時間が経った後に何もなかったかのように活動を始めていれば問題ありません。
新しい環境にびっくりして暴れたり動かなくなったりすることもあるようです。
水合わせ失敗(pHショック)が起こってしまった場合、残念ながら特別な治療法はありません。
数日後亡くなってしまう場合がほとんどです。
そうならないようにしっかりと水合わせをしましょう。
ヤマトヌマエビに適当な温度
20℃~28℃と言われています。
ですがヤマトヌマエビ単体飼育の場合はヒーターは不要です。
理由はヤマトヌマエビは日本に生息しているエビで、日本の四季に対応できるからです。
冬場は温度が5℃位になっても生きていられるようですが、夏場は注意が必要です。
水温が30℃を超えるような環境だとヤマトヌマエビが弱ります。
理由は水温が高くなると、水中の酸素が少なくなり酸欠が起こります。
水質悪化もしやすくなります。
夏場はクーラーを使用して部屋の温度を下げるか、水槽用の冷却ファンを使用して水温を28℃くらいまで下げてあげましょう。
ヤマトヌマエビに水合わせは不要?【まとめ】
ヤマトヌマエビの水合わせは不要でありませんでした。
購入直後だけではなく、水槽のリセット時にもかならず水合わせは行いましょう。
室内飼育の場合ヒーター、冷却ファンは不要かなと思います。
必ずとは言えませんので、水温計を買って水槽内に入れて定期的に見てヤマトヌマエビの適当な水温を維持してあげてください。