メキシコ原産のプラティは、目に鮮やかでカラフルな品種が多く人気の熱帯魚です。
水質管理に神経質にならなくて良いことや、繁殖もさせやすいことからアクアリウムの入門に最適とも言われます。
何でも食べる雑食性のプラティですが、元気に飼育するためのおすすめの餌や、適切な与え方、量などについて確認してみましょう。
プライティの餌のおすすめ
プラティは雑食性で選り好みせずよく食べます。
受け口なので、沈むものより水面に浮かぶ浮上性の粒状の餌が食べやすく、食べ残しを減らせます。
フレーク餌も良いのですがカビが生えやすく、傷みやすいためあまりお勧めできません。
繁殖をさせたいと考えて飼育をしている場合は、栄養価の高さも意識して餌を選んだ方が良いでしょう。
乾燥赤虫やブラインシュリンプなどは栄養価が高くプラティの成長を促します。
乾燥赤虫はパック詰めされているので与えやすいです。
ブラインシュリンプは卵で販売されているため、自ら孵化させて与える手間がありますが、丈夫に育つことや、成魚にも稚魚にも与えられるため良く活用されています。
ブラインシュリンプを用意する場合は別水槽やペットボトルで沸かせる方法があります。
ご自身でやりやすい方法で孵化させて、与えると良いでしょう。
塩水で飼育するブラインシュリンプは、餌として与える際に淡水の水槽に入れた時に死んでしまうので、プラティが食べ残しをしないように量を調整しましょう。
プラティの稚魚のエサ
生まれてすぐのプラティは非常に小さいため、稚魚の口のサイズに合わせた食べやすい餌を選んであげましょう。
メダカの稚魚用の粉状の餌は砂状に細かく、稚魚でも食べることが可能です。
成魚のおすすめでも紹介した乾燥赤虫とブラインシュリンプは、栄養価が高く稚魚の成長にもおすすめです。
中でも乾燥赤虫は保存が利くのがかなり便利です。
細かくすりつぶして与えましょう。
餌を与える際は食べられているか観察をして、食べられていない稚魚がいないように注意してあげましょう。
プラティの餌の与え方
プラティは金魚などと同様に餌があるだけ食べ続けようとします。
必要以上に多く与えるとプラティの健康を害するので、 毎回意識して控え目になる様に1日に1回、2~3分以内に食べきれるだけの量を意識して与えます。
まず少な目に入れてみて、3分たったら残っている餌を回収して捨てるようにしましょう。
餌が残らない量まで徐々に減らしていくと適切な量を知ることが出来ます。
それにより食べ残しによる水質悪化を防ぎ水槽管理の負担が軽くなりますし、餌の無駄もなくなります。
水槽に入っているプラティの数によって最適な餌の量は変わるので、水槽の環境に合う適量を見つけたいですね。
もしも繁殖させて数を増やしたいと考えている場合は 1日2回与えます。
この場合も食べ残しなどよく観察して、プラティの健康状態をチェックして下さいね。
ちなみに旅行などで餌をあげられない場合、1週間くらいなら餌を与えなくてもプラティは大丈夫です。
ただしプラティがお腹を空かせていても、適量以上に与えるのは他の弊害が出るのでやめましょうね。
餌が多い弊害
餌が多過ぎることによる弊害も知っておきましょう。
魚も太って健康被害を起こしやすくなります。
また水槽に餌が残ることで水が痛みやすく、排泄したフンでさらに水槽の水の汚れ方が速くなります。
プラティの場合、1,2匹だけで飼うということは少ないと思います。
飼育数が多ければ多いほど、水が汚れやすくなると考えて良いでしょう。
汚れた水をそのままにすると、水の酸化による酸欠状態を起こしたり、気になる臭いも発したり、プラティの急死にもつながりやすいです。
プラティの餌のおすすめ【まとめ】
プラティ飼育の際のおすすめの餌と適切な量や与え方について確認出来ました。
飼育すれば、繁殖させる楽しみもあるプラティ。
ぜひ可愛いプラティのいるアクアリウム水槽を楽しんで下さいね。