ネオンテトラの好む水質は?飼育するのに最適な環境を解説!

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小型熱帯魚として非常に有名なネオンテトラですが、初心者向けといわれるほど飼いやすいことでも有名です。

基本的には、水質などほとんど気にせずに飼うことができます。

しかし、それはどんな水質でも飼育できるということであって、ネオンテトラが好む水質はちゃんとあります。

南米の森林を流れる小川に生息する魚なので、ある程度の水流がある弱酸性の水が最適です。

今回は、ネオンテトラに最適な水質についてご紹介します。

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目次

ネオンテトラの原産地はどこ?

ネオンテトラに最適な水を考えるために、まずネオンテトラの原産地について知りましょう。

ネオンテトラは、かの有名な南米の大河・アマゾン川の流域に生息しています。

ただし、アマゾン川そのものではなく、無数にある支流の一部です。

アマゾン川は日本では想像もできないほど巨大な川ですが、ネオンテトラがいるのはその川から分岐し、森の中を流れる小さな河川となります。

南米には雨季と乾季があり、雨季には森全体が水没した方な雰囲気になります。

その水没した森の中を群れを作って泳いでいるのが、ネオンテトラです。

まったく流れのない止水や、洗濯機のような強い流れではなく、緩やかな流れの中に生息している、と考えましょう。

また、そのような場所では枯れ葉など植物の残骸が多く、その成分がゆっくりと溶けだし、水を弱酸性に変えていきます。

アマゾン川のほとんどの場所で、水質は弱酸性ですが、流れの緩やかな支流では特にその傾向が強くなります。

ネオンテトラが好む水質は?ネオンテトラに最適な水を作ろう

では、そんなネオンテトラが状態良く過ごせる水を作ってみましょう。

日本の水道水は基本的に中性です。

水が酸性か中性かアルカリ性かを示す指標がpHという数字ですが、水道水は基本的に7前後、ネオンテトラに適しているのは4~6程度です。

手っ取り早くpHを下げるには、水質調整剤を使いましょう。

カルキ抜きと同じように、入れるだけで水質を調整することができます。

また、マジックリーフと呼ばれる水質調整用の枯れ葉が売られているので、そういったものも使うことができます。

さらにいえば、流木を入れればその成分である程度pHが下がるので、そういった調整もできるでしょう。

水流を作るのにあえてそのためのポンプを付ける必要はありませんが、パワーフィルターや水中フィルターを使っているのなら、水の吐出口を調整することで工夫できるでしょう。

ネオンテトラが好む水質は?上級者向けのネオンテトラの水槽

決しておススメしませんが、さらにこだわりたい方へ私の経験をご紹介します。

まず、園芸店に行くとピートモスという土が売られています。このピートモスを鍋で数時間、火にかけます。

あっという間に煮汁が茶色くなるので、何度か交換し、薄くなるまで続けましょう。

煮汁の色がかなり薄まったら、それを水槽に敷きます。

フィルターは投げ込み式を使い、できれば流木でうまく隠します。

水草はカモンバなど南米産の丈夫な種を選びましょう。

すると、飼育水は薄茶色になり、雑草のようにカモンバが茂り、その中をメダカのように泳ぐネオンテトラ、という水槽が完成します。

やってみればわかりますが、好きな人にはたまらない野趣あふれる水景です。

ただし、手入れは大変ですし、好みははっきり分かれるでしょう。

あまり人さまから褒めてもらえる水槽にはなりません。

それでも興味のある方はチャレンジしてみてくださいね。

ネオンテトラの好む水質は?【まとめ】

ネオンテトラはどんな水槽でも飼育できる、飼いやすい魚です。

その反面、ネオンテトラのことだけを考えた水槽で飼育されることの少ない魚でもあります。

上級者向けとして紹介した飼い方はとても極端ですが、弱酸性の水を作り、ちょっとした水流を与えるだけでも、見違えたように生き生きします。

脇役にされがちな魚ですが、ぜひ注目してみてくださいね。

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