メダカがタマゴから産まれたら?メダカの稚魚の育て方を解説

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メダカがタマゴから産まれたらどうすればいいでしょう?

メダカの水槽内にタマゴを発見したり、いつのまにか稚魚が産まれてしまっていたり、あるいはこれからメダカの繁殖に挑戦してみたいと思っていても、初めてだとどうすればいいかわからず悩んでしまうと思います。

メダカの稚魚は、成魚よりもさらに体が小さく非常に繊細なため、成魚まで成長できずに稚魚のうちに死んでしまうことも珍しくありません。

しかし、注意点を抑えれば初心者でも稚魚を育てることは可能です。

今回は、メダカがタマゴから産まれたら注意すべき点と、メダカの稚魚の育て方を解説します。

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目次

メダカがタマゴから産まれたら注意すること

繰り返しますが、メダカの稚魚は非常に繊細です。

そのため、さまざまな要因で死んでしまうことがあります。

メダカがタマゴから産まれたら、下記の注意点に気をつけましょう。

*タマゴから孵ってすぐは餌を与えない

産まれたばかりのメダカの稚魚は、ヨークサックと呼ばれる袋をお腹につけています。

この袋の中には栄養が入っており、稚魚は産まれたら2日間ほどは、この袋の中の栄養を取り入れます。

そのため、この間に餌を与えても水を汚してしまうだけです。

*餓死しやすい

メダカの稚魚は口が小さく、口にできる餌も限られており、餌にありつけずに死んでしまうケースが多いです。

稚魚でも食べられる餌を与えましょう。

*水温・水質変化に敏感

メダカの成魚は体が丈夫で、水温や水質の変化には強い生体ですが、稚魚のうちはそうではありません。

水替えによる水環境の変化についていけず、大きなストレスを与えてしまいますので、水替えの頻度は抑えるようにしましょう。

*水流に弱い

メダカの稚魚は泳ぐ力がまだ弱く、水流に逆らって泳いで体力を消耗し弱ってしまいます。

飼育容器内にろ過装置やエアレーションを設置している場合は、撤去するようにしましょう。

*メダカ同士の共食い

悲しいことに、メダカの稚魚は成魚に食べられてしまうことがあります。

また、稚魚同士であっても、体の大きさに差があると小さい方の稚魚が食べられてしまうこともあります。

そのため、タマゴから産まれたら、成魚とは別の飼育容器に移しましょう。

そして稚魚の大きさに差が出てきたら、稚魚の大きさでも飼育容器を別けるようにしましょう。

メダカの稚魚の育て方【餌】

*ヨークサック内の栄養分

前述した通り、メダカの稚魚は産まれてから2日間ほどは、お腹の袋ヨークサック内の栄養を取り入れます。

*稚魚用のパウダー状の餌

稚魚の小さな口でも食べられるくらいに細かくされた餌を与えましょう。

餌を与えたあとも放置せず、水を汚さないように食べ残しがあればすぐに掬って取り除きましょう。

1日に3~4回の頻度で与えるようにしましょう。

*ゾウリムシ

稚魚の生餌として非常に優秀なのがゾウリムシです。

嗜好性が高いため食いつきがよいだけでなく、水の中の細菌をゾウリムシが食べてくれるので、水質も安定します。

また、ゾウリムシは生きているので、食べ残しても腐らず水中を泳ぎ続けます。

そのため、餌として与えるのは1日1回で済みます。

ゾウリムシは産まれたばかりの稚魚には少し大きいので、1週間ほど経ってから与えるとよいでしょう。

*グリーンウォーター

植物性プランクトンも稚魚の餌になります。

常に餌が周りにあるようなグリーンウォーターでの飼育は、稚魚の成長が早くなります。

メダカの稚魚の育て方【環境】

*稚魚を成魚と隔離する

雑食のメダカは、口に入るものであればなんでも食べてしまいます。

例えそれが我が子であっても…。

タマゴから稚魚が産まれたら、成魚たちとは別の飼育容器に移し隔離しましょう。

*稚魚の体の大きさによっても隔離する

前述の理由から、稚魚同士であっても大きさに差があると、小さい稚魚は食べられてしまうことがあります。

個体ごとの成長具合によって、体の大きさもバラバラになりますので、稚魚たちをよく観察して体の大きさに差が出てきたら、大体の大きさごとに飼育容器を別にしましょう。

*ろ過装置やエアレーションは使わない

稚魚にとって水流は大きく体力を消耗させてしまうので、水流を発生してしまうろ過装置やエアレーションは使わないようにしましょう。

*水替えの頻度を抑える

きれいな水質を維持しようと水替えを頻回に行うと、環境の変化に敏感な稚魚たちにストレスを与えてしまいます。

水替えの頻度を抑え、餌の食べ残しは早めに取り除いたり、ゾウリムシを使用したりするなど、別の方法で水質を維持するよう努めましょう。

メダカがタマゴから産まれたら?【まとめ】

メダカがタマゴから産まれたら注意すること、餌や育てる環境について解説させていただきました。

・成魚や他の大きな稚魚と隔離する
・水替えの頻度を控える
・稚魚が口にできる餌を与える
・水流を発生させない

上記の点を特に注意していれば、メダカの稚魚を育てることはそこまで難しいことではありません。

メダカが産まれたら、まずは慌てず、その小さな命の誕生を喜びましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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