飼っているメダカが便秘になり困っていませんか?
メダカも私たち人間のように便秘になります。
私たちが便秘になるとお腹が苦しくなってつらいように、メダカも同じく苦しい思いをしています。
早くなんとかしてあげたいですよね。
そんな便秘に苦しんでいるメダカの便秘解消方法について、原因も併せて解説します!
Contents
メダカが便秘になると
メダカが便秘になると、お腹にフンが溜まり、お腹がパンパンに膨れてしまいます。
この状態になると、メダカが転覆病と呼ばれる病気になってしまう可能性があります。
転覆病とは、便秘などでメダカのお腹がパンパンに膨らみ、メダカ自身の浮力の調整ができず体のバランスを失ってしまう病気です。
転覆病となったメダカは、お腹の浮力が強いため、お腹を上に向けた上下逆さまの状態となり、上手く潜ることができず水面近くを漂います。
そして、転覆病となったメダカは最後には死んでしまいます。
便秘はメダカにとっては命に係わるので、早急な対応が必要になります。
メダカが便秘になる原因
では、メダカが便秘になってしまう原因は何なのでしょうか。
考えられる原因は下記です。
・餌が傷んでいる
・水温が低い
・ストレス
いずれも直接的な原因となるのはメダカの消化不良です。
メダカがたくさん餌を食べてくれるのは可愛いし嬉しいのですが、やはり餌の与えすぎはよくありません。
たくさん餌を食べすぎてお腹の中で消化しきれず、便秘になってしまいます。
与えている餌にも注意が必要です。
餌の消費期限は保存方法によって変化し、高温多湿な場所で保存していると傷みが早くなります。
表示の消費期限内であるからと、傷んだ餌をメダカに与えると消化不良を起こし、便秘の原因となります。
また、水温が15度を下回ると消化不良を起こしやすくなります。
メダカは変温動物ですので、水温が低いとメダカの活動が低下し、消化能力も落ちます。
水温が低いのにいつもと同じ量の餌を与えても、餌を消化しきれずに消化不良を起こします。
そして最後はメダカのストレスです。
私たち人間と同じく、メダカもストレスを感じると体の働きに影響が出てしまい、ストレスによって消化能力が落ちて消化不良を起こします。
メダカのストレスとなる原因は、水温や水質の急激な変化、水質の悪化、過密飼育、メダカ同士のいじめなどです。
メダカのストレスとならないように環境に気をつける必要があります。
メダカの便秘解消方法
それではメダカの便秘を解消する方法を紹介します。
*餌の量を調節
メダカに与える餌の量の調整は大切です。
餌が多ければ消化不良を起こしますし、逆に餌が少なければ衰弱してしまいます。
餌の量の目安は、3分ほどで食べ尽くせる量です。
メダカの数によっても分量は変化するので、時間で管理するのがよいでしょう。
*水温を上げる
変温動物のメダカは水温を上げることで活動が活発になり、お腹の働きもよくなります。
25度~28度あたりの水温となるよう、ヒーターなどで調整しましょう。
*水換えをする
水質の悪化がメダカのストレスとなり便秘の原因となっている場合は、水換えをして水質を改善させてあげましょう。
水換えによってメダカに環境の変化による刺激を与えてあげると、メダカが活動的になり、それによっても消化機能が働き、便秘が解消されることもあります。
水換えの際は、水温や水質の変化ができるだけ少なくなるよう注意しましょう。
*クロレラを与える
クロレラとは植物性のプランクトンで、食物繊維が含まれています。
食物繊維は腸内環境を整えてくれて、便秘を解消してくれます。
このクロレラをメダカが口にできるように細かく砕いて、他の餌と一緒に与えてあげましょう。
*綿棒などで刺激する?
…これはやめた方がいいでしょう。
メダカの便秘や過抱卵の対策として、綿棒などを使ってメダカをつつく、というのをよく見かけますが、あまり効果は期待できないようです。
むしろ、綿棒でつつかれたメダカが強いストレスを感じて、便秘を悪化させてしまう可能性があります。
メダカの便秘解消方法【まとめ】
メダカの便秘の原因と解消方法について解説させていただきました。
お腹がパンパンに膨れたメダカは見た目でもつらそうですよね。
転覆病について解説したように、メダカの便秘は死に直結しますので、お腹が膨れたメダカを見かけた場合はすぐに早急に対処しましょう。
今回紹介した対策でメダカの排便を促し、便秘をスッキリ解消させてあげましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。