石巻貝の寄生虫ではない?白い粒の正体について解説!

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優雅に泳ぐ魚の姿や、水流にゆらぐ水草の動きは見ていて本当に癒されますよね。

水槽の環境を保つためにはこまめに観察することが大切です。

大切な水槽の中にある日突然見慣れないものがあったら!!

まずそれが何かを調べてみましょう。

今回は石巻貝に寄生虫らしきものを発見した際についてどのように対処するべきか考察してみました。

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目次

もしかして石巻貝の寄生虫?白い粒の正体

巻貝に寄生虫がいるなどの話もありますし、石巻貝を飼育している場合、その被害が気になる方もいるのではないでしょうか。

調べてみたところ、巻貝は寄生虫を媒介するホストになりますが、石巻貝に限定すると寄生虫の報告はないそうです。

そのため「石巻貝を飼っているから寄生虫が発生した」ということは考えなくて良いでしょう。

石巻貝の水槽内に見つけた白い粒の正体は…

ある日水槽内に見慣れない白い粒が大量に見つかった。

このような場合に見つけたのが…

・春から夏頃
・白い1-2mmほどのゴマ粒状の形
・石巻貝の殻や水槽の壁についている

だとしたら、それは石巻貝の卵であると考えて良いでしょう。

石巻貝は春から夏にかけて交尾をし、メスが産卵をします。

石巻貝の卵嚢には卵が100個程入っていて、水槽の壁や岩、水草や流木や石巻貝の殻にまで、あらゆる場所に大量に産み付けます。

喜ばしいのは、石巻貝が卵を産めるほどその水槽の環境が石巻貝に適しているということです。

環境が整っていればメスだけでも産卵するので、産み付けて欲しくない場合は対策をしないといけません。

繁殖できない石巻貝の卵

石巻貝は水槽内のあらゆる場所に大量に卵を産み付けます。

こんなにあって大量繁殖したらどうしよう!と期待(あるいは心配?)しますが、淡水の水槽の場合、石巻貝の卵は孵化することなく、他の生物の餌になることもないため、そのまま残り続けます。

というのも、元々石巻貝は海に近い川で生息しているため、産卵した卵は汽水に移動して初めて成長出来るのです。

厳密には水槽内でも卵が孵る事が出来なくないのですが、孵化した後に成長することが出来ないため繁殖の心配はありません。

むしろ増えすぎて景観が悪くなる心配がないため、個体の管理がしやすい点が気に入られて飼育されています。

白い粒は放置していても良いの?

気にならないという場合は良いですが、他の生き物も卵を食べないためそのまま放置しても自然になくなることはありません。

やはり掃除のついでなどで取ることになると思いますが、石巻貝の卵はかなり強く産み付けられているため、指などで簡単にというわけには行きません。

割りばしやスクレーパーなどを使うと取り去ることが出来ます。

石巻貝の孵化の条件が整っている水槽の場合、繰り返し産卵されることもあり、つぎつぎ産み付けられて卵だらけの景観の水槽になることもあるそうなので、気になる方はこまめに対処するようにしましょう。

卵を産まないようにするためには

石巻貝は水の硬度が高いと頻繁に卵を産むようなので、水の硬度を低く保つための水槽内の工夫も有効です。

石組みレイアウトや底床に大磯砂を使用すると硬度が高くなります。

レイアウトを変更しないなら、水を換える回数を増やしたり、他の水槽から水を回したりして水質を管理するなどの工夫もした方が良いでしょう。

繰り返しますが、石巻貝が産卵出来る水槽は、石巻貝が生息するのに適した環境であることを表しています。

反対に卵を産まないような環境は、石巻貝にとって暮らしにくい負担のある生息環境ということでもあるのです。

石巻貝の寿命は1年ですが、環境が合わないと短命になる可能性もあります。

その点を理解して、飼育したい水槽に導入するのに石巻貝が適切なのかを考えることも必要かもしれませんね。

石巻貝の寄生虫ではない?【まとめ】

いかがでしたか。

今回は石巻貝の寄生虫と誤解される白い粒について解説しました。

石巻貝を飼育して卵を見られてラッキーと思う一方、悩まされている方もいらっしゃるでしょう。
上手に管理して大切なお魚さんたちと仲良く飼育してくださいね。

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