グッピーが水面にいる、口をパクパクさせていたり、潜れない状態になっていたりすることがあります。
餌を求めて水面にいることがあるといわれることがありますが、それよりも体調不良など問題が起こっていると考えるべきだと思います。
とても心配ですよね。
今回はグッピーを実際に飼育したことがある筆者が、その原因と対策をご紹介します。
Contents
グッピーが水面にいる時に考えられる3つの原因とは?
※水面で口をパクパクさせるのは酸欠⁉
グッピーが潜らずに、水面で口をパクパクしている原因で、最も考えられる原因は「酸欠」です。
※この行動は「鼻上げ(はなあげ)」とも呼ばれます。
酸欠は、文字通り水槽内の酸素が足りない状況になっているということです。
水槽内に酸素を送る装置であるエアレーションや、ろ過フィルターで水流ができていれば、基本的に起こりませんが、水槽内に魚が多すぎる場合などに起こってしまいます。
現在の水槽は適切なサイズ・熱帯魚の量になっているか確認しましょう。
・初心者におすすめの水槽のサイズと魚の量
グッピーの数 20匹(水の量÷魚のサイズ=適正な飼育数)
魚が多すぎる場合は、エアレーションやろ過フィルターのサイズを大きくする。
または、酸素石を入れて水の中の酸素量を増やす対策をしましょう
※酸素石は水のpHがアルカリ性に傾くことがあるので注意してください。
適正pH;6.5~8.0 中~弱アルカリ性
水面にいる、潜れないのは、混浴魚からいじめられているから⁉
他の魚と混泳させている場合、グッピーより強い魚がいるのかもしれません。
水槽内をじっくり観察してみましょう。
一方的に追い回されていたり、つつかれたりしている場合はその可能性が高いと言えます。
どちらかを移動させられるのが一番ですが、隠れる場所作ってあげると良いと思います。
グッピーにとって安心できる空間に近づき、潜れるようになるかもしれません。
混泳に適している魚は、グッピーと同じくらいのサイズ感の魚や、性格が穏やかな魚です。
筆者はプレコと混泳させていました。
水槽内のお掃除をしてくれるので、管理も楽にしてくれます。
なにより可愛い!!(笑)
性格も穏やかで、グッピーとも生活水位が異なるので混泳に最適です。
その他には、コリドラスとの混泳がお勧めです。
水質悪化による体調不良⁉
口をパクパクさせたり、潜らなかったりするのは、水質が悪化していることによる体調不良なのかもしれません。
ろ過フィルターを使用していても、サイズが小さすぎる、餌の与えすぎなどで水質が悪化します。
餌は1日1~2回 2~3分で食べきれる量を与えましょう。
対策としては、まず半量程度水替えを行ってみてください。
また、立ち上げたばかりの水槽では、アンモニアを分解するバクテリアの繁殖ができていないことも考えられます。
バクテリアの繁殖は検査キットも販売していますので、立ち上げたばかりの方は検査してみるのも良いかもしれません。
グッピーが水面にいる時に考えられる3つの原因とは?【まとめ】
いかがだったでしょうか。
今回はグッピーが水面にいる。
口をパクパクさせている、潜っていかない行動について原因と対策をご紹介しました。
→・水槽に魚を入れすぎない 水量÷魚のサイズ=適正飼育数
・水槽内の酸素量を増やす
原因2 混泳魚からのいじめ
→・水槽を分ける
・隠れ家を作る
原因3水質悪化
→・半量分の水替え
・餌を与えすぎない
・バクテリア検査
今回挙げた原因は、早急にしっかりと対処をすれば、また元気に泳ぎだしてくれるはずです。
私たちとは異なる水の中で生きているグッピーの環境は、直接的にはわかりません。
これを読んでくださったあなたは、日々の観察を通して、「いつもと違う」に気付いた方だと思います。
グッピーたちが元気に過ごすには、その気づきが最も大切です。
今後も日々の観察を続けていただき、グッピーが水面にいるのでなく、きれいなヒレで元気に泳いでくれることを願っています。