グッピーと金魚、どちらも飼育初心者が出会いやすい魚ですよね。
実際グッピーを飼育しているところに、お祭りの金魚すくいで採った金魚がやってくるなんてこともありそうですよね。
そんな時、この2種は一緒の水槽で飼育することはできるのでしょうか?
今回はこの疑問とともに、他にもグッピーと一緒に飼育できる生き物を紹介します!
グッピーと金魚は一緒に飼える?
まず、グッピーと金魚の混泳は、お勧めしません。
金魚の適正温度などの環境は、グッピーと同じだと考えて良いでしょう。
しかし、金魚とグッピーでは大きさの違いが問題となります。
お祭りの金魚は和金(わきん)という種類が多いですが、成長すると30cm程度にもなります。
グッピーが成魚になっても、オスは3cm、メスは6cm程度です。
金魚は雑食性ですので、これほどに大きさが変わればグッピーが餌と認識されてしまうこともあります。
グッピーの仲間が増えたと喜んでいるときに、食べられてしまったら。
悲しいことが起こる前に、混泳は諦めた方が良いと思います。
グッピーと一緒に飼育できるのは?
金魚と混泳させるのは難しいということは、理解いただけたかと思います。
では、グッピーと一緒に生活できるのは、どのような生き物なのでしょうか?
それは下記の3つの条件で選ぶと良いと思います。
・温和な性格:グッピーも温和な性格のため、同じような穏やかな性格が良いでしょう。
・生活する水位が異なる:生活圏が異なれば、トラブルも防ぐことができます。
グッピーとの混泳に向く生き物
実際にグッピーとの混泳に向いているのは下記の生き物です。
・メダカ:グッピーと同じのメダカ類です。サイズも同じ程度です。
・ドワーフグラミー:小型のグラミー。中型のグラミーは攻撃性が高いので避けましょう。
・コリドラス:グッピーとは異なる水位で生活しています。
・プレコ:コリドラスと同じく、別の水位で生活しています。穏やかな性格です。
・エビ(ヤマトヌマエビ・スジエビ):肉食傾向が強いエビは、稚魚などを食べることがあるので避けましょう。
・貝(ラムズホーンやイシマキガイ)
コリドラス・プレコ・エビ・貝については、食べ残しやコケなどを食べてくれます。
水槽内の環境維持としても、是非混泳をお勧めします。
混泳の注意点
今まで混泳しやすい条件を挙げてきましたが、絶対に問題が起こらないとは言い切れません。
トラブルが起きないよう、下記項目をチェックしましょう。
トラブルがあった際、逃げられる場所は必ず用意しておきましょう。
・適正飼育数:
基本的に1匹(体長1cm)につき、1Lの水があるように飼育数を決定します。無理な過密飼育は水質悪化や酸欠に繋がります。
・餌は十分か:
水位が異なる生き物がいる場合、上層の魚のみ餌を食べているようなことがないようにしてください。特に浮上性の餌だけでは、下層の生き物は餌を食べられないことが予想されます。
グッピーと金魚との混泳はできる?【まとめ】
いかがだったでしょうか?
今回は「グッピーと金魚は一緒に飼えるのか。」「どんな魚と混泳できるのか」についてお話ししました。
グッピーと金魚は一緒にしない方が良い。
グッピーが混泳できるのは、「同じくらいのサイズ」「温和な性格」「生活圏が異なる」な生き物です。
具体例としては、下記のとおりです。
・ネオンテトラ
・メダカ
・ドワーフグラミー
・コリドラス
・プレコ
・エビ(ヤマトヌマエビ・スジエビ)
・貝(ラムズホーンやイシマキガイ)
グッピーだけでも水槽内はとても綺麗ですが、いろいろな魚と混泳させて、自分だけの世界観を作り上げてください。