長い腹びれが特徴のグラミーは家庭でも簡単に繁殖させることが出来る観賞魚。
可愛いグラミーを卵から育ててみたいと思ったことはありませんか?
今回はグラミーの卵を隔離する方法、隔離しない場合なども紹介します。
グラミーの卵は隔離する必要がある?
絶対に隔離しなければならないわけではありませんが、グラミーの雌が卵や稚魚を食べてしまう場合がありますので隔離がおすすめです。
隔離用水槽やサテライトを用意しましょう。
稚魚を飼育する場合のフィルターはスポンジフィルターがおすすめです。
他のフィルターだと小さな稚魚が吸い込まれてしまう場合があります。
もしない場合は吸い込む部分に目の細かいネットをかけても良いと思います。
稚魚の水槽にロカボーイを入れている方がそうしていた話を聞きました。
なるべく多く稚魚を残し育てたい方は上記に気を付けてくださいね。
孵化した稚魚の生存率を上げるには
産まれたばかりの稚魚は非常に小さく繊細です。
なるべく生存率をあげる為に以下のことに気を付けてください。
・稚魚が餌を食べられているか
グラミーは簡単に繁殖すると言われていますが、生まれた稚魚の生存率は低いと言われています。
なるべく生存率を上げるように飼育者が努力してあげることが大切です。
観賞魚の稚魚が死亡する理由に一番多いのが餓死だと言われています。
グラミーの稚魚は非常に小さく、親魚と同じ餌だと口に入れることが出来ません。
指ですりつぶして与える、もしくは餌をゾウリムシなど、小さなバクテリアにするなど、稚魚が食べられる餌を用意するだけでも生存率は上がります。
その際はきちんと食べられているのか確認しましょう。
グラミーの卵を隔離しないとどうなるの?
隔離しなければ生まれた稚魚は親のグラミー、もしくは他の鑑賞魚に食べられてしまう可能性があります。
グラミーの産卵は一度に数100個の卵を産みます。
大量の卵を産んだメスはへとへとで体力が消耗してしまっています。お腹も空いています。
グラミーは人間と違うので、自分が生んだ子供も餌として認識してしまい、平気で食べます。
また親のグラミーだけではなく、他に混泳させている観賞魚からも食べられる可能性があります。
稚魚って他の観賞魚からもとても魅力的な餌に見えるようですよ。
先ほどはグラミーの稚魚の生存率をなるべく高める方法を紹介しましたが、グラミーが勝手に繁殖した、増やす予定がなければそのまま放置でも良いかな、と思います。
少しかわいそうな気もしますが、育てきれずに逃がしたり、過密飼育で結局グラミーにストレスを与える方が可哀そうな気もします。
かといってグラミーにもう交尾しないで!産卵しないで!と言っても聞くわけがありません。
真剣に悩んでいたら雄と雌を隔離するのが簡単で手っ取り早いです。
話を戻しますが、死んでしまった稚魚をそのままにしておくと確実に水質が悪化するので、死体の処理は見つけたらすぐに行いましょう。
グラミーの卵は隔離するべき?【まとめ】
グラミーが産んだ卵について紹介しました。
わが家で飼育しているグラミーは産卵することはありませんが、グラミーはとても簡単に産卵する観賞魚なので、簡単に卵を見つけることができるようです。
孵化した後の生存率は低めなのですが、生まれたばかりの小さな稚魚はやっぱり可愛らしいです。
人間も赤ちゃんは無条件に可愛いですよね。そういえば人間の赤ちゃんもベビーベッドに隔離をおすすめされていたような・・・。
そんなグラミーの赤ちゃんをぜひ親から隔離して、あなたの手で大事に大きく育ててみてはいかがでしょうか。