お祭りの定番「金魚すくい」などで子供の頃から馴染みのある金魚。
そんな金魚をまずは一匹だけ飼育してみたいと思ったことはありませんか?
今回は金魚を一匹飼いする方法、注意点などを紹介します!
金魚を一匹飼いする方法
一匹飼いでも複数飼いでも飼育方法に変わりはありません。
むしろ一匹だけの方が水質は安定しやすく、小さな水槽でも管理が楽です。
一匹だけなので体調不良にも、日々の観察もしやすいです。
金魚が複数いると泳ぐのが早い金魚に餌をとられてしまい、食べられない金魚がいる、ということもなくなります。
こう聞くと金魚の一匹飼いは良いことしかないじゃん!と思いますが注意したいところがいくつかあります。
まずは金魚が寂しがるんじゃないか、一匹飼いはストレスになるという意見があります。
自然界で小魚は大体群れて生活しています。
金魚の品種改良元であるフナも同様です。
金魚もよくたくさんの金魚と一緒に金魚すくいで出品されていたり、たくさんの金魚が泳ぐ水槽で販売されていますよね。
金魚は群れで生きている魚だから複数いた方が良い、と言っているアクアショップの店員さんもいるそうです。
本当に寂しいかどうかは金魚に聞いてみないとわかりませんが、金魚は言葉を発しないのでわかりませんよね。
ここまで書きましたが、実際に金魚の一匹飼いで失敗した、金魚がストレスにより体調不良になったという話は聞いたことがありません。
ただ複数金魚がいた方が金魚の運動量が上がる(たくさん泳ぐ)、とは聞きます。
しかし先ほども言ったように金魚のプロのアクアショップの店員さんが複数飼いをおすすめしていますので、複数の方が金魚には良いのかもしれません。
ただ金魚をたくさん売りたいだけ、という可能性も無くは無いですが・・・。
次に注意したいところが、鑑賞性です。
金魚は「観賞魚」、鑑賞が目的で水槽を設置する方が多いのではないでしょうか。
正直一匹だけだと寂しいですよね。
逆に大きな水槽にたくさんの金魚がヒレをひらひらさせながら泳ぐ水槽は見ごたえがあり、とても鑑賞性が高いです。
金魚の一匹飼いに慣れたら複数の金魚を混泳させてみても良いかもしれませんね。
金魚の一匹飼いは海外で違法!?
スイスでは金魚の一匹飼いは違法行為とされている。
2008年にスイスでは動物保護に関する法が細かく制定されました。
その中で金魚は社会性のある魚の為、引き離して一匹で飼育することは動物虐待にあたると言われています。
寂しがるから一匹で飼育しないで、ということですね。
ちなみにこのスイスのこの法律は金魚のみならず、インコやモルモットなどにも適用されるようです。
さらに余談ですが、金魚に対する意外な違法行為はまだあります。
それは金魚を飼育する際「金魚鉢」を使用してはいけない、という法律です。
意外ですよね、金魚鉢は違法なんです。
それはなぜかというと、金魚鉢は複数金魚を飼育するには小さく、ろ過フィルターの取りつけも出来ない。
それは金魚に対する虐待である。ということですね。
金魚の為を思ったらそうなのかもしれませんが、違法行為になるとは驚きますよね。
これからスイスに移住を考えている金魚好きの方はお気を付けください。
金魚の一匹飼いの注意点について【まとめ】
金魚の一匹飼いについてと、海外での意外な違法行為を紹介しました。
ここは日本なので初心者の方はまずは一匹から飼育してみても良いと思います。
一匹を大事に大事に育てるのも良し、たくさんの金魚を泳がせて立派なアクアリウムにしても良いですね。
一匹でも複数でも一番大事なことが水質、健康管理です。
金魚は生き物ですから、命を大事にする意味でもきちんとした管理をして大事に育ててあげましょうね。