美しい見た目に優雅に泳ぐ姿が人気の金魚。
そんな金魚はフンを食べることがあります。とても美しいとは言えない行為ですね。
今回は金魚がフンを食べる原因と対策を紹介します。
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金魚がフンを食べる?
金魚がフンを口にすることはあっても正確には食べていません。
金魚は雑食性ですが、さすがにフンは食べません、食べられないものとわかっています。
口に入れたらちゃんと吐き出します
金魚がフンを食べてしまう原因
だったらなぜ口に入れてしまうの?と思いますよね。
それは金魚の水中に浮いているものは何でも口にしてしまう習性からくる行動です。
金魚は水草から餌や虫、自分が生んだ子供(稚魚)までなんでも食べます。
見て食べられるものか判断するのではなく、とりあえず口にいれて食べられるものは食べる、それが金魚です。
金魚がフンを食べないように対策を
吐き出すとはいえフンを口に入れることは良くないことなので、フンを見かけたらこまめに取り除きましょう。
金魚のフンは他の観賞魚と比べて大きいので、目に見えるものはスポイトなどで吸い出しましょう。
この時水槽に何も装置を入れていないベアタンクならば確認しやすいですね。
網やスポイトなどで除去しましょう。
下に砂などを敷いている場合、砂の表面にフンが溜まり放置すると泥状の層になってしまいます。
想像するだけで気持ち悪いですね。
フンを放置すると、沈むタイプの餌を与えている場合餌と一緒に食べてしまう場合があります。
フンだけならば吐き出しますが、餌と一緒だと間違えて飲み込んでしまう可能性もあります。
完全に除去するのは難しいですが、目に見えるフンはスポイトやホースなどで除去しましょう。
こまめに取り除いても取り切れていない場合がありますので、1か月に1度はホースで底砂を洗うようにすると良いです。
金魚のフンは健康のバロメーター
金魚のフンを見ることによって金魚の体調をはかることが出来ます。
健康な金魚のフンは太いです。
きちんと餌を消化している証拠です。長さはあまり長すぎず2センチくらいが健康的なフンです。
毎日のフンが太い短いフンならば心配はありませんが、次に調子の悪い時のフンを紹介します。
こんなフンの時は要注意
長いフン
5センチを超えるような長いフンをする時があります。
このフンは便秘後にやっとでたフンです。
出たから安心、というわけではなく便秘が慢性化しないように気を付けましょう。
水温を25℃程度に保つ、水替えの頻度を少し高くすると良いです。
また3日程度絶食してみて、その後通常の餌やりから毎日排便を確認してみましょう。
便秘を繰り返すようならば消化の良い餌に切り替えるのも良いですね。
細いフン、水に浮くフン(空気を含んでいる)
こんなフンも注意です、このフンは消化不良によって腸の中にガスが溜まりこのようなフンになります。
この場合絶食して体内のフンを出し切る、腸を休めてあげましょう。
注意したいところがこの症状が繰り返されるようならば病気の可能性があります。
絶食しても良くならないようでしたら、薬浴に切り替えましょう。
白いフンや透明のフン
下痢か栄養不足です。下痢の場合はそのまま餌を与え続けていると死んでしまう可能性もあります。
どちらかわからない場合は金魚のお腹周りを見てみましょう。
極端にへこんでいたら確実に餌が足りていません。
そうでなければ下痢です。
下痢の場合はこれも絶食で腸を休めてあげましょう。
餌不足の場合は他の金魚に餌をとられないように注意しながら量を調節し餌を与えます。
ちゃんと食べられて、翌日のフンが健康なフンになれば安心です。
金魚がフンを食べる事はあるの?【まとめ】
金魚がフンを食べる原因と対策を紹介しました。
水槽内にフンがあると一気に汚く感じてしまいますよね。
人間も同じです、金魚の水槽もこまめに汚物を取り除いて綺麗な水槽で健康にすごしてもらいたいですね。