コリドラスはベアタンクで飼える?メリットデメリットを解説!

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コリドラスを水槽の脇役としてではなく、主役として本格的に飼育する場合、なるべくたくさん飼いたくなる方も多いと思います。



また、複雑なレイアウトをせず、なるべくその個体の魅力だけを楽しみたい、という方も多いのではないでしょうか。

そうなると、選択肢のひとつとして挙がるのは、水槽に水と魚以外は何も入れないベアタンク飼育です。

今回は、コリドラスのベアタンク飼育についてご紹介します。

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目次

コリドラスをベアタンクで飼育するメリット

まず結論から言えば、コリドラスはベアタンクでも飼うことができます。
むしろ、ベアタンクで飼うメリットがたくさんあるくらいです。

ベアタンクはメンテナンスしやすい

まず、メンテナンスがしやすいこと。

これはベアタンクそのもののメリットですが、底砂を敷かない分、餌の食べ残しやフンなどのごみがはっきりと見えるため、メンテナンスがしやすくなります。

クリーナーで汚れを吸い出すのも簡単ですし、スポイトでごみだけ吸い出すこともできるでしょう。

また、底砂に汚れが溜まることでコリドラスが病気になりやすくなりますが、ベアタンクならその心配も不要です。

個体の収容数を増やすことができる

同様に、底砂やレイアウトの隙間に汚れが入り込むこともないので、レイアウト水槽よりも個体の収容数を増やすことができます。

水質管理のしやすさと収容個体数を増やせることが、ベアタンクのメリットだといえるでしょう。

コリドラスをベアタンクで飼育するデメリットとは?

コリドラスの自然な動作を楽しめない

いいことずくめのベアタンクですが、デメリットもあります。

まず、コリドラスの自然な動作を楽しむことはできません。
コリドラスの魅力の一つは、底砂に顔を突っ込んで餌を探す仕草だと思いますが、底砂がないのでこの動作が見られません。

ガラス面に向かって鼻先をこすりつけているように見えます。
もっとも、これは飼育者の満足感の問題で、底砂に鼻先を突っ込まないとストレスになるわけではないようです。

汚れが目立ちやすい

また、汚れがわかりやすい分、目立ってしまいます。

実際にベアタンク飼育をやってみるとわかりますが、常にピッカピカのベアタンクを保つことなどできません。
常になにかしらのごみや老廃物が漂っていることになります。

それが気になる人には、レイアウト水槽のほうがごまかしが利くと思います。

コリドラスの稚魚の育成水槽にはベアタンクがおススメ!

以上を踏まえて、私は稚魚の育成水槽にベアタンクを用いることをおススメしています。

やはり成魚を飼うなら自然な表情を見せてもらいたいですし、その方が繁殖行動にも結びつきやすくなります。
一方、成魚よりも水質管理がシビアで、一時的な育成水槽でしかないのなら、ベアタンクのほうが管理しやすいでしょう。

別の記事でも書いていますが、稚魚は特に底砂の汚れで病気になるケースが多いので、ベアタンクで飼育してこまめに汚れを吸い出すやり方が有効です。

稚魚そのものも底砂に紛れやすく、いるのかいないのかわからなくなってしまうことがあります。
その点でも、ベアタンクならすぐに稚魚の姿を確認できます。

さらに、餌が底砂の間に入り込んでしまうと、稚魚では底砂を掘り起こして餌を食べることができません。
ベアタンクなら、確実に食べたいだけ餌を食べることができます。

普段はレイアウト水槽で飼育していてベアタンクでは物足りない、という方でも、一時的な育成水槽として割り切れば、扱いやすくなるのではないでしょうか。

かくいう私も、基本的にはレイアウト飼育派なのですが、繁殖させていたときの稚魚育成はベアタンクで行いました。

コリドラスはベアタンクで飼える?【まとめ】

純粋にたくさんのコリドラスをコレクションしたいのなら、間違いなくベアタンクがおススメです。
コリドラスの自然な動作や表情を楽しみたいのなら、好みのレイアウトで飼育するといいでしょう。

最後に、ベアタンクのメリットが捨てがたいけれど、レイアウト水槽で見せる自然な表情も楽しみたい、という方は、ベアタンクにポット植えの水草や流木を入れてみましょう。

底砂を掘る動作は見られませんが、物陰から顔をのぞかせる姿だけでも十分、自然に見えますよ。

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