ミズクラゲに【刺された】ときの症状や対策について解説!

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これまで体のいろんなところをいろんなクラゲに刺されてきましたが、ミズクラゲも例に漏れず刺されたことはあります。



痛いのかどうなのか、対策についても水族館時代に聞かれることは多かったですが、今回はミズクラゲに刺された場合についての痛いのか痒いのかの症状から、どんな対策が必要か迄を解説していきます。

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目次

ミズクラゲの針ってどこにある?

ミズクラゲ含むクラゲの仲間たちは刺胞という毒針をもっていて、接触するだけで針が飛び出て刺してくる仕組みになっています。

刺胞はとっても小さいので目視できませんが、主に触手の部分に多く持っています。

ミズクラゲで言う触手は丸い体のふちについているひげのような短い毛の部分です。

太い脚のような部分が触手と思う人もいるようですがこれは口腕という触手とは違うものになります。

これは他のクラゲも同じような傾向で、全身に刺胞はもってはいるのですが、触手に刺胞が多くあります。

ミズクラゲ刺された場合の症状は?

ミズクラゲは一瞬触れるくらいではもそんなに痛くはありませんでした。

これには触り方や人による個人差があり、痛いとまでは言わずともヒリヒリするという人もいます。

ミズクラゲの刺胞の針の部分がそこまで強くないので、人の肌に刺してはくるけど、刺さりきらないことによるものです。

ただし、肌が弱い人もいればケガをして皮がむけている状態でクラゲに触れてしまえば刺さってしまうこともありえます。

その場合は、毒も体に入ることになるのですが毒は強いので危ないです。

かゆみが出たり、腫れたり、まさに刺されているような痛みが症状として現れます。

飼育員はゴム手袋をするなどして刺されないように工夫をしています。

良い子はマネしないでほしいのですが、昔どれくらいのものか気になって、ゴム手袋なしでミズクラゲの水槽の掃除をしたことがあるのですが、一瞬触ってしまう程度では特に問題なかったのに、30分程度クラゲに触れながら掃除していると腕全体に赤みがでて強いかゆみがでてきました。

ちくちくした痛みも若干ありました。しかも上司に発見されてしまい、怒られました。

良い子はマネしないようにしましょう。

ミズクラゲに刺された場合の対策は?

そんなこんなでなめてかかると文字通り痛い目にあうミズクラゲですが、刺されて症状が現れた場合にまずやることは刺さった針を落としていくことです。

この時、注意するのが洗う水です。
海水で洗うようにしましょう。

クラゲたちの刺胞というのは本当によくできていて、少しでも普段と違うものに接触すれば針は飛び出る仕組みになっています。

まちがって淡水で洗うと、針がきちんと認識して飛び出ます。

ミズクラゲは普段は海にいる生き物なので、海水で流せば針は無駄にでてきません。

と、昔これを本で読んで「へ―ほんとかよ」と思った私は別のクラゲに刺されたある日(これは故意ではなく本当にドジで刺されました)にそのことを思い出し、試しに刺された一部を海水で、一部を淡水で洗ってみたのですが確かに淡水の場合は一瞬余計にちくちく来る感じがありました。

良い子は真似せず海でクラゲに刺されたらまず海水で洗いましょう。

事前に準備!ミズクラゲに刺された場合の対策

ミズクラゲ含めそもそもクラゲに刺されなければよいはずです。そこでクラゲに刺されないように対策をとっていきましょう。

痛いといってから対応しても痛みをすぐ消すことはできません。

痛いとなる状況をまずは回避することに努めましょう。

まず一つが、事前情報です。
遊びに行くまでに現地でクラゲが大量発生していたら遊ぶ場所を変えるとか根本的な対策もとりやすいです。

また海についてから、遊ぶエリアはぐるっと見て回るのも良いでしょう。

クラゲはあまり泳ぎが得意ではないので、海でも一部分に大量に溜まることがあります。

そういう場所を避けて遊ぶようにするのもいいでしょう。

次に実際海に入る時ですが、肌の露出部分を少なくしておくと刺されにくいです。

クラゲの針はそもそもが大きくないので、肌着一枚あるだけでも刺され方がかわります。

そして海で泳ぐときですが、身長と同等以上の場所で泳ぐときは特に周りをよく見ながら泳ぎましょう。

この状況でクラゲに気づかず刺されて痛みが走ってパニックになると余計に危ないですので。

ミズクラゲに刺されたときの症状や対策について解説!【まとめ】

ミズクラゲに刺されたとしてもまずは落ち着いていこう!
ミズクラゲはクラゲの中で言うと危険性は低い方ではあります。ただだからといって安易に触れるのもよくないです。

見かけたとしてはべたべた触らずじっくり観察するくらいにしておきましょう。

その方がミズクラゲにとってもありがたいでしょう。

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