仕事や外出で、犬に1人でお留守番をさせる事もあります。
一人暮らしや家族全員がフルタイムで働いている場合には、お留守番の時間が10時間になってしまう事もあるでしょう。
きちんと対策をすれば、犬だけで10時間のお留守番はできます。
ですが、10時間は比較的長いお留守番になりますから、ケージ内の環境を快適に整えてあげる必要があります。
お留守番のストレスを最低限に抑えるためのポイントをまとめました。
安心してお留守番させられるよう、是非参考にしてみて下さい。
Contents
犬がお留守番を10時間する時の注意点
犬だけで、10時間に及ぶ長時間のお留守番は、正直、安全とは言い切れません。
事故や体調不良の際に、発見が遅れます。
吐いたあとや下痢をした痕跡があってもそれが朝からなのか夜なのか分かりません。
せめて、10時間お留守番をする環境が毎日ではない状況が好ましいのは事実です。
その中で、少しでも安全に過ごし、ストレスを軽減するための対策を紹介します。
*お水は十分に
お留守番している間にお水がなくならないよう、十分に用意しましょう。
犬の大きさにより、お皿では足りない場合は、お皿よりたくさん入る給水ボトルがおすすめです。
夏はいつもより多めにしましょう。
*朝ごはんはしっかりあげる
お留守番をさせる前の朝ごはんは、絶対に忘れないで下さい。
お腹が空きすぎて体調を崩す事があります。
どんなに忙しくても忘れないで下さいね。
*おトイレは済ませておく
お散歩に行くなど、外出前にしっかりとおトイレを促します。
ケージの中が排泄物で汚れずに、快適に過ごせる時間を少しでも長く稼ぎましょう。
気持ちの良い環境を作る事が大切です。
*サークルの広さは十分な物を
10時間というお留守番の時間は長い方ですから、ベッドとトイレが入る最低限の広さでは狭く、排泄を我慢してしまう犬もいます。
トイレの他に動き回れるスペースも確保できる広さのサークルが必要です。
また、誤飲の可能性のあるサイズのおもちゃを入れっぱなしにする事は避けます。
お気に入りの毛布を入れるなど、安心できる空間作りに努めましょう。
*室温は快適に
犬が家にいる間はエアコンの節約はできません。
冷房、暖房を季節に合わせてつけたまま外出しましょう。
熱中症の通院が増えるのは5月から。真夏でなくても油断は禁物です。
*ケージは安全
長い時間お留守番するのにケージに入れておくのはかわいそう、と部屋に放して外出される方が多いです。
帰ってきたらおもちゃを誤食したようで、見つからない、吐いている。といった事故も起きています。
かわいそうでも、目を離す時はケージに入れているのが1番安全です。
事故が起こると、もっとかわいそうな事になってしまいます。
*夜は電気がつくように
真っ暗な中でのお留守番はストレスになります。
タイマーで自動でつく設定にしたり、常夜灯をつけて外出するなど、少しでも不安を取り除く対策をしましょう。
犬のお留守番のストレス発散は積極的に
帰宅後や休日には、お留守番をさせた分、しっかり犬とコミュニケーションをとりましょう。
お留守番に慣れていても、大好きな飼い主さんと離れて過ごす時間は寂しさを感じています。
*帰宅後は落ち着いてからスキンシップ
帰宅してある程度、犬のテンションが落ち着いてからスキンシップをたくさんとりましょう。
たくさん褒めてあげて下さい。
テンションが高いうちに構うと、構ってほしい時に吠えたりする習慣がついてしまいます。
落ち着いてから、ケージから出す事が大切です。
*お休みの日はたっぷり遊ぶ
普段、お留守番を頑張っている分、お休みの日はたくさん遊んであげましょう。
お散歩を長くしたり、スキンシップをたくさんとり積極的にコミュニケーションをとりましょう。
一緒に過ごす時間の充実感をしっかり与えましょう。
犬の留守番は10時間でも大丈夫?【まとめ】
お留守番は初めから長時間させるのではなく、短い時間から、徐々に長くして慣れさせましょう。
いきなり長時間のお留守番をさせると、大きな不安を与えます。
また、ご飯の間隔を長く空けられない子犬や、体調の変化が起こりやすい老犬を長時間お留守番させるのは控えましょう。
長時間のお留守番で、少しでもストレスを軽減するためには、外出前の飼い主さんのケアが必要不可欠です。
快適にお留守番できるようにしっかり対策をしましょう。