シェパードの飼いやすさについて解説。初心者には飼いにくい?

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シェパード犬と聞いて、すぐに思い浮かぶのはジャーマン・シェパードでしょうか。

一般的に初心者には飼いにくい犬種とされていますが、実際にはどうでしょう?

日本の畜犬連盟であるJKCには、現在シェパードは6犬種が登録されています。

・ジャーマン・シェパード
・オーストラリアン・シェパード
・ダッチ・シェパード
・ベルジアン・シェパード
・スイス・ホワイト・シェパード
・アメリカン・シェパード

ここでは、一般的になじみのあるジャーマン・シェパード、オーストラリアン・シェパード、ベルジアン・シェパード、スイス・ホワイト・シェパードの4犬種で解説していきます。

あなたはどのシェパードに興味がありますか?

初心者にも飼いやすいシェパードはいるでしょうか?

今回はシェパードの飼いやすさについて解説します。

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目次

シェパードのそれぞれの犬種の特徴

*シェパードと言えば知名度でトップ、ジャーマン・シェパード

原産地はドイツ。

警察犬、警備犬(自衛隊所属の場合はこう呼びます)、災害救助犬と、主に使役犬としてのお仕事が多いのですが、シュッツフントと呼ばれる防衛犬としての特徴は持ち合わせていること、と言う犬種としての決まりがあります。

性格は比較的安定していてバランスが取れているので、小さな子供や他の犬種とも仲良くなれます。

飼い主には忠実ですが、ワンオーナードッグ(飼い主はこの人だけ)になりやすいという特徴があります。

そのため、育てる時には社会化期(4ヶ月まで)に、いかに社会化を身に付けさせるかが重要になります。

*穏やかな性格で初心者にも飼いやすい、オーストラリアン・シェパード

原産地はアメリカ。

外見がコリーやシェットランド・シープドッグ(シェルティ)に少し似ています。

オーストラリアンと言う名前が付いていますが、元々はオーストラリアからアメリカにやって来た牧羊犬の組合が名付けたと言う経緯があるようです。

性格は、愛情深くて忍耐強く、攻撃性はほぼ皆無です。

穏やかな性格な子が多いので、どんな家庭でもうまくやっていけるでしょう。

ただし、牧羊犬としてのDNAは持ち合わせているので、運動不足にさせる事=ストレスに繋がります。

*見た目のカッコ良さではトップクラス、ベルジアン・シェパード

原産地はベルギー。

タービュレン、グローネンダール、マリノア、ラケノアの4犬種に分かれています。

ここではタービュレンとグローネンダールについて解説します。

毛色については、他の3犬種が茶系であることに対して、グローネンダールだけは真っ黒。
漆黒の黒と呼ばれます。

胸にわずかに白毛が見られます。

性格は、割と神経質な子が多く繊細です。

飼い主を守ると言う防衛本能に長けているので、ワンオーナードッグが好き!と言う人には向いている犬種です。

ただ、この犬種もそれが仇になる事もあるため、やはり社会化は必須になるかもしれません。

シェパード全般に言える事ですが、特にこの犬種はずば抜けた運動能力を持ち合わせているので、それなりの運動量は必要です。

*真っ白で優雅な雰囲気をかもし出す、スイス・ホワイト・シェパード

原産地はスイス。

被毛の色は白のみ。

真っ白な大型犬は見た目にも優雅です。

最近、人気犬種になって来ていますね。

性格は基本的にジャーマン・シェパードとほぼ同じですが、訓練を求める人には少し物足りないかもしれません。

訓練が入りやすいか、と言うと必ずしもそう言う訳ではないので、ご自分の生活環境に合う子を選ぶ事が特に重要になります。

ショードッグとして展覧会に出してみたい!と言う人には向いています。

やはり例に漏れずシェパードと言う犬種の特性を考えると、社会化は必須かもしれません。

ジャーマン・シェパードよりも少し大き目な子が多いようです。

シェパードの飼いやすさ

私が飼っていたシェパードは、ベルジアン・シェパードでグローネンダールの男の子と、ジャーマン・シェパードの女の子。

グローネンダールは、アメリカンタイプとヨーロッパタイプと言う2つのタイプがあって、私が飼ったのはアメリカンタイプ。

そこそこ気性は強かったのでトレーニング必須でしたが、グローネンダールに興味を持たれた初心者の方には、アメリカンタイプより一回り小型で、気性の穏やかなヨーロッパタイプの方が良いかもしれません。

とっても飼いやすかった、とは言い切れないシェパードしたが、トレーニングする楽しさは格別でした。

教えた事はどんどん吸収していくし、その分悪知恵も働くというか。

賢い犬の特徴でもありますね。

ジャーマン・シェパードの女の子は、その子の父犬が訓練の全日本チャンピオン。

そこを考慮した上で、あえてラブラドールのようなフレンドリーな犬になるようトレーニングや躾をしました。

経験上、どのシェパードも基本的に訓練は入りやすいが躾は入れにくい、と言えます。

訓練とは、一言で言えばコマンドの強化で得意分野を伸ばす事。

躾は、生活環境に適したマナーを入れる事。

シェパードが飼いやすいと感じるかそうでないかは、飼い主さんの性格や考え方がそのシェパードにぴったり当てはまっているかどうか。

いわゆる、マッチングが成功していればシェパードは飼いやすい、と言う事になります。

シェパードの飼いやすさ【まとめ】

シェパードの飼いやすさと言う点では、どんなシェパードでも飼われた環境次第でどのようにも変わります。

ご自分の性格や生活環境に合わせて、それにマッチするシェパードを選べばお互いにストレスなく過ごす事が出来ます。

飼い始めて少しでも疑問点が出たら、早めに相談できる訓練士やトレーナーを見つけておく事がベスト。
後手に回ってしまうと、初心者でなくても手に負えなくなる犬種が多いからです。

一般的にシェパードは、初心者には飼いにくいと言われる事が多いですが、むしろ先入観のない初心者の方が、一般家庭で飼うには向いているかもしれません。

訓練競技会等のキビキビした完璧なシェパードしか知らないと、意外にドジだったり抜けたところを見ると、その人間くさい部分にホッコリした気持ちになったりします。

しっかりポイントを押さえてシェパードとの生活を始めたら、最高のパートナーになってくれる犬である事は間違いありません。

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