老犬にあげるヨーグルトの量はどのくらい?便秘や下痢には効くの?

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老犬になると、排泄がこれまでとは少し違ってくることがあります。

私が周りで聞いた様子では下痢よりも便秘の話を聞くことが多くて、近所の老犬はワクチン接種後に便秘になったこともあります。

ちょっと困ったなぁ、身近な食べ物で対処できないかなぁと考えた時に思い浮かぶのが、乳酸菌たっぷりのヨーグルト。

老犬の便秘や下痢に、ヨーグルトはどのくらい効果があるのか、そしてどのくらいの量が適しているのかをお話ししたいと思います。

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目次

老犬の便秘や下痢にヨーグルトは効く?

老犬にヨーグルトをあげることで便秘や下痢を解消する効果は期待できます。
ヨーグルトは牛乳を発酵させる過程で乳酸菌が発生します。

乳酸菌はほとんどが胃酸で死滅してしまうと言われていますが、死んだ乳酸菌でも腸内で働くことがわかっています。

これが腸の中の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える役割をしてくれるのです。

便秘と下痢は逆の症状になりますが、腸内の善玉菌が増えることで正常な便通に戻してくれるため、どちらにも効果があると考えられています。

ただし効果には個体差があります。

また、何日も続く便秘や下痢の場合は、動物病院を受診するのが必要になります。

特に下痢は脱水を起こしやすく、老犬ではからだへの負担が大きくなるので、早めに下痢を止めてあげる方が良いでしょう。

老犬のヨーグルトの適量はどのくらい?

通常、からだに問題がない犬の場合、大まかになりますが、体重2.5kgで約5g(小さじ1杯)が良いとされています。

体重5kg前後の小型犬なら約10gが1日の目安量になります。

これは、小さじなら2杯、ペットボトルのフタで1杯分ほど量です。

初めてヨーグルトをあげる時や、牛乳でお腹を壊したことがあるなら、適量の半分くらいから試してみるのがおすすめです。

ヨーグルトは発酵の過程で、お腹を壊す原因になる乳糖が破壊されて反応が出にくいとされていますが、老犬は内臓の機能も弱まってきているため、様子を見ながら加減してあげる方が安全です。

また、ヨーグルトから出てくる液体(ホエイ)は栄養豊富な成分ですが、少し酸味があります。

この酸味を嫌がる犬もいるので、慣れないうちは固形の部分をあげてみてくださいね。

ちなみにうちの子は毎朝自家製ヨーグルトをあげていますが、体調も良くホエイも喜んで口にしています。

犬にはよっては酸味を全く気にしない子もいるので、愛犬の反応を見ながら食べ方をアレンジしてあげると良いのではないかと思います。

老犬にヨーグルトをあげる時の注意点

量を加減する他に、老犬にヨーグルトをあげる時にはいくつか注意したい点があります。

これは老犬に限らず、犬すべてに当てはまる注意点なので、気をつけてあげてくださいね。

*プレーンタイプを選ぶ
*冷たいままで与えない

プレーンタイプを選ぶ

市販のヨーグルトは甘みがついていたり、フルーツが入っていたりするものも多くあります。

しかし糖分の摂りすぎは肥満や病気の原因になることがあるため、甘みのあるものは控えてくださいね。

フルーツも糖分のほかに、体質によって体調不良の原因になることがあります。

冷たいままで与えない

人間からすると、生ぬるいヨーグルトはちょっと嫌だなぁと思ってしまいますよね。

でも、犬、特に胃腸の働きが弱まってきている老犬には、冷蔵庫から出したばかりより少しぬるめのヨーグルトの方がおすすめです。

量が少なくてもヒヤッとしたものをお腹に入れることで、過敏に反応してしまうのを防いであげましょう。

しかし、電子レンジでヨーグルトを加熱してあげるのは控えた方が良いです。

乳酸菌は熱に弱く、温度によっては破壊されてしまうことがあります。

せっかく良質の乳酸菌を食べて便秘や下痢を整えようとしても効果が半減してしまうので、加熱は避けてくださいね。

老犬に与えるヨーグルトの適切な量は?【まとめ】

老犬が何日も便秘や下痢を起こしている時は、ヨーグルトではなくすぐに動物病院に行って対処してもらうことが必要です。

しかし昨日1日ウンチが出なかった、ちょっとウンチがゆるかったという具合なら、プレーンタイプのヨーグルトを体重2.5kg当たり5gほどを目安にして与えてみるのも良いかもしれません。

我が家は日常的にヨーグルトをあげていますが、ウンチはとても良い状態です。

体質に合うと、便秘や下痢を予防してくれることも期待できるかもしれませんね。

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