もしかしたら、楽な寝方じゃないから熟睡できないのかもしれません。
老犬になると思うように体を動かせなくなることもあるので、飼い主さんがサポートできるといいですね!
今日は、愛犬にとって楽な寝方やしんどい時の楽な姿勢をご紹介します。
老犬の楽な寝方はうつ伏せ気味がおすすめ
思うように動けない老犬の場合は、うつ伏せ気味にして、足を横に出してあげるような寝方が楽だと感じることが多いようです。
うつ伏せはお腹の冷えを防いでくれる効果もあるので、暖かい毛布などの上に寝かせてあげると良いかもしれませんね。
特に夏場の冷房がきいた部屋や冬場の寒さから体の冷えを防ぐには、うつ伏せ気味の方が体温を保持することができます。
必要に応じて体の上にもタオルケットや毛布を掛けて温めるのも良いでしょう。
ところで、うつ伏せよりも横向きや仰向けが好きな犬もいます。
うちのワンコは老犬ではありませんが、自分のベッドではないところでも気にしないで寝てしまう子で、よく横向きで足を投げ出して寝ています。
ちょうど立った姿のまま、横に倒れた感じです。
遊び疲れた時はお腹を出してひっくり返って眠っています。
特に苦しそうな様子がなければそのままでも良いのですが、老犬の場合は一度姿勢を変えてしまうと動かせなくなってしまうこともあるので、時々様子を見るようにしてあげてくださいね。
老犬がしんどい時の楽な姿勢は頭を高めに
老犬が何だか苦しそうに見える時は、肩から上の部分を支えてくれるような柔らかいクッションの上に頭を乗せてあげると楽な姿勢に保てると考えられます。
少し頭の位置を高くしてあげることで、呼吸が楽にできるようになります。
この時、頭の向きを少し斜め気味にしてあげるとより楽になります。
体は真っ直ぐよりは少し丸めてあげる方が体温が下がるのを防ぐことができますが、愛犬が嫌がるようなら足を投げ出すような格好でもかまいません。
愛犬の楽な姿勢で寝かせてあげると良いと思います。
頭の部分は、肩から上を適度に固定してくれるクッションが最適です。
頭は重いので、不安定な状態だと体に力が入ってしまい、しんどい時だと余計に疲れてしまいます。
肩から上の状態にフィットするものを探してあげてくださいね。
老犬は床擦れにも気をつけてあげて
これまでお話ししてきたように、体があまり動かせなくなった老犬の場合、ずっと同じ姿勢でいることがあります。
きっとそれが老犬にとって楽な寝方なのでしょうが、長時間同じ姿勢でいると床面に当たる皮膚に床擦れができてしまうことがあります。
床擦れは悪化すると皮膚の傷口からバイ菌が入って全身の病気を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。
長い時間同じ寝方をしているようなら、時々向きを変えて床擦れができないようにしてあげてください。
体が当たるマットレスやクッションを柔らかいものにしてあげるのもおすすめです。
老犬は抵抗力が落ちていることも考えられるので、小さな傷でも化膿したり体の状態が悪くなったりしがちです。
気をつけてあげてくださいね。
老犬の楽な寝方とは?【まとめ】
老犬の楽な寝方はうつ伏せ気味で後ろ足を横に自然に出してあげるのが良いとされています。
また、しんどい時は肩から上を少し高くして、しっかりフィットするクッションなどで頭が安定するようにしてあげると呼吸がしやすくなります。
でも長時間同じ姿勢でいると床擦れを起こすことがあり、悪化すると全身の病気になってしまうこともあるので、時々姿勢を変えてあげるようにしてくださいね。
その他にも、愛犬が楽になれる姿勢があるなら、その姿勢が保てるように敷物などでサポートしてあげるのも良いでしょう。
人間と同じで犬にもそれぞれ楽な姿勢は変わります。
今日ご紹介した楽な寝方や楽な姿勢を参考にしながら、愛犬のベストな姿勢を見つけてあげてください。