子犬が水飲み過ぎで軟便や下痢・吐くのはストレス?対策方法を解説!

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子犬は、運動量や気温、室温などによって水を飲む量が大きく変わります。

でも四六時中水を飲んでオシッコばっかりしていたり、軟便や下痢、吐くという症状が見られたりする場合は問題になります。

子犬の水飲み過ぎによる軟便、下痢、吐くことの原因には、病気もしくはストレスが考えられるため早い対策が必要です。

私が見てきた子犬たちの水の飲み方などをまじえながらお話ししていきますので、愛犬の様子と比べながらどんな対策が合っているか考えてみてくださいね。

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目次

子犬の水飲み過ぎってどの程度なの?

水を飲み過ぎているかどうかは普段と比較してみるのが一番なのですが、「水飲み過ぎてないかな?」と気づいて初めて、子犬の水の飲み方を意識することも多いかもしれませんね。

公園で仲良しの犬たちが集まった時に見ていると、子犬は成犬よりも水を飲みたがる子が多いなぁという印象があります。

飼い主さん以外の人が水飲みを出すと、好奇心で近寄って来て飲んじゃう子もいます。

たくさん走り回った後で、500ml入りのペットボトルに入った水を半分くらい一気に飲んで、盛大にゲップしていた子もいました。

成犬よりも子犬の方が全力投球で遊ぶし、自分の力以上にがんばっちゃうところもあるから、喉が渇くのも早いのかもしれませんね。

大量に水を飲む頻度とタイミングに注意
ただし、室内で落ち着いて過ごしている時に運動した後と同じくらいの量を飲んで頻繁にオシッコして、という動作を何度も繰り返す時は注意が必要かもしれません。

実際に多飲多尿になった犬の飼い主さんに聞くと、四六時中水を飲んでオシッコをしていたそうです。

一時的にではなく、「断続的にたくさん水を飲み続ける」という状態が、水飲み過ぎのひとつの目安になるかもしれませんね。

軟便・下痢・吐く時はストレスの可能性も

子犬の水飲み過ぎで気をつけたいのは、水を飲んだ後の様子です。

多飲多尿、軟便、下痢、吐くという症状が頻繁に起こるようになったら、まずは動物病院で診察を受けることが一番です。

私が公園で会った水飲み過ぎワンコたちの場合をご紹介します。

子犬ではありませんが、参考にしてみてくださいね。

クッシング症候群が原因の場合

この子は3歳の柴犬の男の子でしたが、初めて会った時、私はその子が一瞬何犬だかわかりませんでした。

体はガリガリで、耳の毛は抜けて垂れさがり、顔には赤い斑点がいくつもできて、体の被毛はとても薄くところどころハゲてしまっていました。

そして5分くらいの間隔でオシッコを繰り返していました。

この柴犬は、飼い主さんが海外出張中で、飼い主さんのお父さんがお世話をしていました。
しかしお父さんも事故で車いすを使うことになり、思うようにお世話ができなかったそうです。

そのころから脱毛や多飲多尿が始まり、初めはストレスだと思われていたのですが、飼い主さんが帰国して病院に連れて行ったところ、クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)と診断されました。

クッシング症候群はホルモン異常が原因で起こる病気ですが、飼い主さんがいないストレスから免疫力が落ちて脱毛などに進行してしまったのではないかと言われたそうです。

この後病院で治療してもらい、今は少しずつ回復に向かっています。

お母さん不在のストレスで水飲み過ぎと胃炎

今度は7歳のトイプードルの男の子です。

里子として70代のご夫婦に引き取られた子なのですが、あっという間にこのご夫婦になついて穏やかに暮らしていました。

しかし、この家のお母さんが働きに出ることになってから、トイプードルの子はストレスから水をびっくりするほど飲むようになり、やがて軟便が始まりました。

その後すぐに軟便は下痢に変わり、吐くようにもなってしまい、お父さんが何度も病院に連れて行ったそうです。

でもストレス性の水飲み過ぎや下痢、嘔吐は治すのが難しいようですね。

吐き気止めや整腸剤は出してもらえたそうですが、根本的な治療はストレスを取り除くこと、つまりお母さんがそばにいてあげることだと獣医さんに言われたそうです。

それでもお母さんは仕事を辞めるわけにはいかなかったので、結局お父さんがその子のストレス解消に一日何度も散歩に連れ出しているうちに症状はおさまってきました。

薬の副作用で突然多飲多尿に

最後は13歳のトイプードルの男の子です。

この子は膵臓に持病があり、定期的に通院していました。

ある時、少し症状が悪化したため、獣医さんから強い薬を処方されました。

その薬を飲み始めた途端、その子は起きている間は常に水を飲んでオシッコをするという動作を繰り返すようになったそうです。

心配になった飼い主さんが獣医さんに相談したところ、薬を変えてみようということになり、変えたらすぐに多飲多尿の症状はなくなりました。

子犬の場合は薬を飲む機会は多くないと思いますが、副作用で水をたくさん飲むようになることもあるのでご注意くださいね。

実例から学ぶ水飲み過ぎの対策

ご紹介した実例から、子犬の水飲み過ぎの原因として、病気、ストレス、薬の副作用の3つが考えられます。

特にストレスの場合は軟便、下痢、吐くなどの症状も出やすいと言えるでしょう。

ストレスの原因は、大好きな飼い主さんに会えない、または飼い主さんたちにかまわれすぎて休むことができない、室内が暑すぎる、トイレが汚くて排泄できないなど、飼い主さんが気づきにくい些細なことが問題になることもあります。

原因不明の場合はすぐ病院へ
明かにストレスの原因がわかる場合には、その原因を取り除くことが一番の対策になります。

しかし原因がわからない時は病気が原因の場合もあるので、対策に悩んで長引かせるよりも動物病院で診てもらう方が愛犬の回復は早まります。

先ほどの犬たちも全員動物病院に連れて行ったことで解決しているので、まずは獣医さんに相談してみてくださいね。

動物病院では、食欲や元気、体重の増減なども尋ねられると思います。

愛犬の様子を色々な方向から観察しておくようにしてくださいね。

子犬が水飲み過ぎで軟便や下痢・吐くのはストレス?【まとめ】

子犬の水飲み過ぎによる軟便、下痢、吐くの原因には、病気、ストレス、薬の副作用の3つが考えられます。

対策としては、ストレスなら原因を取り除く、思い当たる原因がない場合は、大きな病気が潜んでいる可能性もあるので、すぐ動物病院で診察を受けるようにしてください。

体力のない子犬は、軟便や下痢、嘔吐などで体液が出ていってしまうと脱水症状を起こしやすくなります。

早めの対策を心がけてあげてくださいね。

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