しかし食糞(自分のうんちを食べてしまう)や、ご褒美をもらうため夜中に飼い主さんを起こすようなことがあるなら、ちょっと困ってしまいますよね。
ここでは、子犬が夜中にうんちをする原因を知り、その対策についてご紹介します。
飼い主さんの生活習慣と子犬の生活環境で思い当たることがあったら、ちょっと対策を考えてみてあげてくださいね。
Contents
子犬が夜中にうんちをする原因とは
子犬が夜中にうんちをする原因として考えられることは3つあります。
・お腹の具合が悪いから
・体内時計が狂ってしまっているから
消化器官が未発達で食べたものを体に長時間ためこんでおけないから
子犬は1日3、4回に分けてご飯をあげますよね。
消化器官が未発達だから、1回にたくさんあげると消化不良になってしまうからです。
だから体の中にうんちをためこんでおくこともできなくて、うんちの回数も成犬より多くなります。
成犬なら1日2回くらいですが、子犬は3、4回になることもあります。
だいたいの目安ですが、ご飯を食べた回数だけうんちが出ます。
次のご飯を食べる頃になると、うんちの時間もやってくるという感じです。
お腹の具合が悪いから
普段夜中にうんちをしない子犬がうんちをした場合は、軟便や下痢になっていないかも見てあげてください。
うちの犬は成犬なので基本的に朝と晩に2回うんちをして終わりですが、お腹を壊した時は夜中にもうんちをします。
そういう時はすごい臭いで、形はしっかりしていても周りにゼリー状のものがついた粘膜便のようなものになっています。
いつもと違う匂いや色などのうんちだったら、すぐに動物病院で診てもらってくださいね。
体内時計が狂ってしまっているから
子犬が夜中にうんちをする原因として、飼い主さんの生活習慣が影響していることもあります。
人間も犬も、夜明けとともに体が目覚め、日没とともに体を休めようとするのが1日のサイクルです。
しかし飼い主さんが夜ふかしで、遅くまで明るいリビングで飼い主さんと一緒に過ごしている子犬は、体内時計が狂ってしまう場合があります。
子犬の体が感じる昼間の時間が長くなったことで、うんちのリズムも変わってきてしまうのです。
子犬が夜中にうんちをしないための対策
子犬が夜中にうんちをすること自体が必ず問題行動であるというわけではありませんが、健康管理の面から対策を考えてみましょう。
ただし、軟便や下痢の場合は、対策する前に獣医さんに診てもらってください。
消化がうまくいっていないということは、栄養分も一緒にうんちとして出てしまっていることになります。
体力のない子犬にとっては、低血糖や脱水症状を起こしやすく、とても危険です。
軟便や下痢でない場合は、次の対策をしてみましょう。
・夜は子犬が静かに休める環境を提供する
ご飯の時間を見直してみる
子犬のご飯の時間はどのようにしているでしょうか。
理想としては、低血糖を避けるためにも6~8時間おきにあげるのがベストです。
1日4回だとすると、6時、11時、17時、22時前後
飼い主さんの仕事の都合などで間隔が変わることもあると思いますが、だいたい22時頃にその日最後のご飯をあげるようにすると、1日のご飯の時間のバランスが取れるようになります。
子犬も翌朝起きたところでうんちというタイミングになりますね。
しかし、たとえばその日最後のご飯が19時くらいで終わってしまうと、夜中の1~3時ころが次のうんちのタイミングになってしまいます。
夜中にうんちをしないように対策するなら、その時間がうんちの時間にならないように逆算してご飯をあげるようにしてみてはいかがでしょうか。
夜は子犬が静かに休める環境を提供する
ご飯の時間と同様に、子犬の体内時計を整えてあげることも、夜中のうんちを防ぐ対策として有効なことがあります。
その日最後のご飯をあげた後は、子犬を暗くて静かな場所で落ち着いて休ませるようにしてあげることが大切です。
留守番などが多くて遅い時間しか子犬と遊んであげられない飼い主さんだと、少し寂しいかもしれませんね。
でも体内時計が狂うことは、夜中にうんちをするだけでなく子犬の成長にも影響してしまうことがあります。
リビングが遅くまで明るいようであれば、ひとりで静かに過ごせる場所を子犬のために作ってあげることも考えてみてくださいね。
子犬が夜中にうんちをする原因は飼い主さん?【まとめ】
子犬が夜中にうんちをする原因
・お腹の具合が悪いから(この場合はすぐ病院へ)
・体内時計が狂ってしまっているから
子犬が夜中にうんちをしないようにする対策
・夜は子犬が静かに休める環境を提供する
子犬は成長の途中なので、この時期の生活習慣が成犬になった時に大きく影響することもあります。
将来、健康な生活を送るためにも、子犬のうちに良い生活リズムを作ってあげたいですね。