子犬がベッドで寝ない原因と対策!噛む・掘るは犬の本能で起こる

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子犬を迎えたら、ケージとともにベッドを購入する飼い主さんも多いと思います。

犬には安心して休むことができる場所か必要です。

体に合ったベッドは、犬にとって落ち着ける場所になるはず。

しかし、せっかく買ったベッドで寝ない子犬もいます。

しかも噛む、掘るといった困った行動でベッドを傷めてしまうこともあります。

子犬がベッドで寝ない、または噛む、掘るという行動を取る原因と、落ち着いて休むことができるようになる対策をご紹介します。

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目次

子犬がベッドで寝ない原因と対策とは

子犬がベッドで寝ない原因を知ることで、それに合わせた対策を取ることができます。

子犬が自分のベッドで寝ない原因として考えられることは次の6つです。

・ベッドのサイズが合っていない
・ベッドの硬さが合っていない
・飼い主さんと一緒に寝たい
・ベッドの置かれた環境がうるさくて落ち着かない
・ベッドが暑いもしくは冷たくて居心地が悪い
・トイレをベッドだと思ってしまっている

ベッドのサイズが合っていない

子犬はすぐに成長するから、初めから成犬になった時のサイズに合わせてベッドを購入したくなるかもしれません。

でも中型犬や大型犬の場合、子犬と成犬ではかなりの大きさの違いがあり、成犬サイズでは子犬にとっては大きすぎる場合があります。

広々として良いようにも思いますが、大きすぎて落ち着かないと思ってしまうと、子犬はベッドで安心して眠ることができません。

または、小型犬だからと一番小さいサイズを購入した場合には、今度は小さすぎて体を丸めることでしか休めなくなることもあります。

うちの犬もそうなのですが、犬って足を投げ出して寝ていたり、へそ天でひっくり返って寝ていることもあるんです。

そうした時に小さすぎるベッドでは窮屈に感じてしまい、ベッドで休むことが難しくなります。

子犬が休めるベッドは、足を投げ出しても体がはみ出ないサイズを基準にして選んであげると落ち着くことができるでしょう。
中型犬、大型犬の子犬の場合は、成長までに何度か買い替えてあげるつもりでいる方が良いかもしれませんね。

ベッドの硬さが合っていない

ベッドにはさまざまな硬さや厚みがあります。

薄いものだとフローリングに直に置くとクッション性がなくてくつろげない、逆に厚みはあってもフカフカすぎて沈みこんでしまうなど、子犬がなじみにくいものもあります。

一番子犬の体に良いとされるのは、成長期の体に支障の出ないベッドです。

子犬の寝ている時の様子によって変わりますが、寝返りを打つことが多いとか、柴犬のようにダブルコートで暑さに弱い子の場合には、形が崩れにくく熱をためこみにくい高反発ベッドの方が適していることがあります。

逆に寝ている時の動きが少ないとか、ミニチュア・ピンシャーのようにスムースコートの子の場合には、体にフィットして包まれている感じかする低反発ベッドが合っているかもしれません。

もしも購入したベッドの硬さが合っていないと感じたら、タオルケットや毛布、ペット用の敷物などで調節するだけでも、寝心地は変わってきますよ。

飼い主さんと一緒に寝たい

ずっと飼い主さんのそばにいたい、かまってもらいたいという甘えん坊の子犬の場合、自分のベッドで寝ないで飼い主さんと一緒にいたがるかもしれません。

飼い主さんから見ても、ピトンとくっついてくれる子犬はかわいいし、冬は温かくて気持ちいいかもしれませんね。

ただ、子犬と一緒に寝ることはいくつかのリスクがあります。

一般的に言われていることは次の4つです。

・子犬と飼い主さんかお互いに依存した関係になり離れることができなくなる
・人畜共通感染症の危険性がある
・子犬からのノミやダニがベッドに移り人間の皮膚炎を起こす可能性がある
・飼い主さんの寝返りなどで子犬を潰したり叩いたりしてケガをさせてしまう

どれも困ったことですが、子犬の場合は依存とケガが一番気になるところです。

ちなみに我が家の小型犬は、私の寝相があまりに悪いため、一緒に寝てくれなくなりました。

でもお互いに依存し合って離れることができないようになってしまうと、子犬を置いて買い物に出ることもできなくなり、飼い主さん自身の生活や気持ちにも負担が大きくなります。

子犬がベッドに上がってくるのは本当にかわいいものですが、心と体の健康のためには、上がってきた子犬を「無言で」自分のベッドに戻して寝かせる習慣をつけさせたいものです。

「だめよ〜」とか「君はこっち」とか声をかけてしまうと、子犬はかまってくれたと喜んでしまいます。

「無言で自分のベッドに戻す」ことが大切です。

ベッドの置かれた環境がうるさくて落ち着かない

理想的なベッドを購入しても、遅くまで明るくてテレビの音や人の声が聞こえている環境では、子犬はゆっくりと休むことができません。

寝る時間になったらベッドのある部屋は暗くして静かな環境を作ってあげましょう。

安心できる環境で、快適なベッドで休めることは、子犬の気持ちを穏やかにしてくれます。

ベッドが暑いもしくは冷たくて居心地が悪い

夏なのにベッドにフカフカの毛布が敷いてあったり、冬なのに硬いベッドがそのまま置かれていたりすると、犬は暑さや寒さで寝心地が悪くなり、自分ベッドで寝ないようになるかもしれません。

特に犬は被毛があるので、寒さより暑さに注意が必要です。

夏はサラッとして涼感のある敷物や、熱を吸収してくれるカバーのついたベッドを使ってあげると、自分の体温でベッドが温まりすぎるのを防いでくれます。

逆に冬場は柔らかいフリースを置いてあげたりすると気持ち良さそうにしていますよ。

トイレをベッドだと思ってしまっている

これはペットショップにいた頃の名残りでそうしてしまう子がいるようです。

ペットショップの展示ケースには、小さなベッドとトイレトレーが並べられていることが多いですよね。

これ自体は自宅のケージ内の環境と似ているので、慣れさせるためには良いことです。

ただ、一緒に並んで置かれていたことで、子犬がトイレトレーの方が体になじんでしまうことがあります

少し暑かったりすると、トレーのヒンヤリした感じも気持ちいいのかもしれませんね。

きれいなトイレトレーで寝ているなら良いのですが、オシッコやウンチをしたところで寝てしまうと子犬の体が不衛生になります。

この場合も、気づいたら無言でトレーからベッドに移すことが必要です。

また、ベッドが子犬にとって快適な状態であるかの確認もしてあげてください。

ベッドの方が寝心地がいいとわかれば、自然にベッドで寝てくれるようになりますよ。

子犬がベッドを噛む・掘る原因と対策

子犬がベッドや敷物の端っこを噛んだり、穴を掘るみたいに前足でガリガリと掘る行動を取ることはよくあることです。

噛む原因は、歯の生え替わりや、口に入れて物を認識することから来ていると言われています。

また掘るという動作は、犬がかつて寝床を作る時にやっていた本能的な行動だと考えられています。

犬って、同じところばかり噛んだり掘ったりするから、あっという間にボロボロにされちゃうんですよね。

また、カケラなどを誤食することもあるので、やめてほしいものです。

これは「ダメ」と言ってやめさせたいところですが、歯のムズムズは生理現象だし、掘る動作は本能的なものです。

問題行動とは別の原因でやってしまうことなので、やめさせるという方法ではない対策を取ってみましょう。

具体的に3つの方法があります。

・丈夫で洗濯できるカバーのついたベッドを使う
・ベッドを痛みにくい生地で覆う
・噛んでも良いおもちゃを与える

丈夫で洗濯できるカバーのついたベッドを使う

犬用のベッドは比較的丈夫に作られていますが、その中でも厚みのある生地で作られたものを選ぶと、傷み方が全然違います。

カバーが取り外せるタイプのベッドは、しっかりした生地でできている印象です。

また、私の経験では網目が密になっている生地の方が歯に食い込みにくく、破られないようです。

ベッドを傷みにくい敷物で覆う

夏用など薄手の生地でできたベッドを使うなら、ベッドを全て覆えるくらいの大きめで丈夫な敷物をかぶせてみるのも良い方法です。

簡単にめくられてしまわないように、ベッドを完全に隠せるような大きさのものがおすすめです。

噛んでも良いおもちゃを与える

丈夫な天然ゴムや硬質ゴムなら、歯を傷めずに噛むことができるので、子犬の興味をベッドからそらすことができることがあります。

どうしても布製品に興味が行ってしまう子犬なら、デニム素材のようなしっかりした生地のおもちゃもおすすめです。

掘ることへの対策としてはあまり効果がありませんが、噛むことならおもちゃで気を引くことができますよ。

子犬がベッドで寝ない原因と対策!【まとめ】

子犬のうちは、成犬になった時にも使えるベッドではなく、子犬の間使えるベッドと考えて選んだ方が良いかもしれません。

子犬が安らげるベッドを持つことは、心の安定にもつながります。

心地良いものを探してあげてくださいね。

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