しかし、生き物によっては耳の大きさや、長さ、聞こえる力も様々。
中には、断耳といい、人工的に切らないといけないことも動物もいる。
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
ミニチュアピンシャーは、切った方がいい犬種なのかというと、「切らなくても問題がない犬種」だというのが、答えだ。
そもそも断耳をしなければならないのは、以下の理由がある。
①見た目のバランス
②外耳炎等の病気予防
③聴力を高める為
正直①だけ人間のエゴみたいな気がしてならないですね。
ちなみに①の理由で切る対象の犬は、ミニチュアピンシャー、ドーベルマン、シュナウザー等本当に一部の子なのである。
今回は
②耳を切らないとかさぶたになるのは本当か?
③耳の掃除はどうなるか
の3点を調べて見よう。
Contents
ミニピンの耳を切ることによるメリットデメリット
耳を切ることに関してのメリットは、前途で説明した3点。
見た目のバランス、外耳炎等の予防、聴力に高める為。
だが、実際に切ることに関してのメリットは、人間のエゴの場合がほとんどだ。
確かに犬種によっては、耳が大きく垂れていて、結果耳の中が蒸れてしまい、耳の病気になりやすくなることも事実である。
だが、飼い主のケア次第では、わざわざ切らなくてもいいものを、切る必要がなくなるのも事実である。
自分の愛犬は、ブリーダーさんの意向で折れ耳のままですが、本人の気分次第で、折れ耳で立つこともある。
今年で15歳になるが、聴力も問題はなく、耳の病気にもなっていない。
むしろ折れ耳の場合、耳をひっくり返して、耳の中を「換気」できるので、便利だなとすら思っている(笑)だが、それでも汚れはつくしたまるので、気まぐれに耳掃除はするが、愛犬自身も、毛繕いのとき耳の中に後足を入れて、自分で耳の中を掃除をしているらしく、実際掃除はほとんど不要レベルである。
(飼い主より頭がいいのがわかる瞬間である。)
勿論外耳炎になったことはないです。
では、折れ耳の子が、わざわざ切ることにメリットは正直変わらない。
むしろ生まれてまもないころに、見た目のバランス等の理由で切ることは、犬にとってストレスしかないのである。
麻酔のリスクもあるので、個人的には、あまりおすすめしないです。
しかも切った後すぐに立つかというとそんなことはないです。
実は、あまり知られていないのですが、断耳後、耳を立たせたままにする為に、耳用のギプス?固定させたりしないといけないこともある。
なので、耳を断耳する際は、よく検討して頂きたいです。
ミニピンの耳を切らないとかさぶたになるのは本当か?
耳にかさぶたと聞いて「?」を浮かべた方もいると思います。
自分も「?」と思いました。
そもそも犬にかさぶたってできるのか?しかも耳に?と思いました。
ですが、犬にもかさぶたが出来るんです。
しかも、耳に。
では、人間と同じような、かさぶたができるのかというとそれは違います。
そして、それはある病気似ていてます。
それは「血管炎」
血管炎とはなにかというと、簡単に説明すると皮膚の病気です。
イタリアングレイハウンドや、ミニチュアピンシャー等、寒がりの短毛犬になりやすく病気なんですが、厄介なことに耳の先端にできることが多く、最初は「遊びながら噛んだのかな?」位にしかならないのです。
ですが、この病気の怖いところは、耳が欠けてしまうのです!!
耳が欠ける?!んなアホなって思った方もいると思います。
自分もそう思っていました。
ですが、実は愛犬も血管炎により、実際に耳の先端が欠けてしまったのです((( ;゚Д゚)))
あれは、家の愛犬が8歳位の頃。
寒い季節だったので、こたつで寝ることが日課だった愛犬。
ある日膝の上にのった愛犬を撫でていると、耳の先端の毛がなくなっていて皮膚だけの状態に。
(こたつで耳の毛が焦げてなくなったのかな)と思っていましたが、禿げてしまった耳の先端に一向に毛が映えてこない。
しかも先端が小さな割れ目があるし、かさぶたができてる。
それでもまだ火傷かと思っていたので、(爪を切ってもらうついでに診察してもらおう)と、緩く考えていました。
タイムマシンがあったら、この時点で病院つれていけたのに( T∀T)
診察の結果「血管炎」と言われました。
しかも血管炎になった耳の先端は、皮膚が壊死して最終的にとれてしまうことが判明。
もっと早く気づいていたらと、愛犬の耳を見るたびに切なくなります。
幸い塗り薬や、耳をマッサージしたりしたおかげで、再発も、悪化することはなかったのですが、治るまでこたつに入っちゃいけなかったので、愛犬に悪いことをしました。
かさぶたは確かに遊んでるときに、できていることがありますが、かさぶたと血管炎は似てるのと、場所も間違いやすいので、皆さんも注意してください!
耳掃除のやり方
犬の耳掃除について、前途で説明した通り犬は、自分で耳の中に後ろ足を入れて、掃除をすることができます。
ですが、自分で掃除ができても飼い主のケアは必要不可欠です。
爪とか肉球に汚れがついていたら耳の中に入ってしまうかもしれないし、その汚れから耳が病気になるかもしれないからです。
そこで耳掃除のやり方と、日頃のケアを紹介します!
まず、耳の状態をチェック
これが一番大事です。
掃除する前に必ずチェックしてください。
ちなみに犬の健康な状態の耳は中がピンクの状態です。
動物用の綿棒を用意して、イヤーローションを少しつける
これもたまに、人用の綿棒や綿棒に水をつけて掃除をする人がいますが、これ両方ともNGです!!
耳の中を傷つけてしまうかもしれないし、耳の中に水が入ってしまったら、大変なことになります!!
また、犬の耳垢はとれにくいので、無理やりとることもしないでください。
犬用の綿棒は100円ショップでも売ってます!
耳の中を掃除する。
子犬の頃はじっとしてることは少ないと思います。
なので、最初から掃除する呈で、耳掃除をやろうとしないでください。
もし綿棒とかで掃除することが怖かったら、綿棒に柔らかなティッシュペーパーを軽く巻いて掃除することもおすすめです。
但し耳の中がおっきい子限定のやり方になります。
そして、日頃のケアでおすすめなのが、「耳の換気」と、「マッサージ」です!
耳垢が溜まったり、外耳炎になる原因は、耳の中の湿気や、蒸れてしまうことが原因。
耳をひっくり返してあげるだけで、耳の中を換気できます。
ひっくり返し慣れしてない子や、犬種によりすぐに垂れてしまう子もいるかもしれないですが、大体の子はひっくり返ります。
但しひっくり返したときのわんこは、違う生き物に見えてしまうことがありますので、けして面白くなり、吹き出さないようにしてください(笑)愛犬の鉄拳を喰らったり、機嫌を損ねる可能性があります。
※ミニチュアピンシャーの場合はパンダになります(笑)
マッサージの場合は、耳の中を掃除する以外だと、耳を揉んであげるといいですね!揉みかたは、耳を指で挟んで撫でてあげるといいですね!(自分の耳たぶをつかむ感じ)力加減は愛犬の表情を見て判断してください。
わんこにも好みはあるので、間違った力でマッサージをすると、耳掃除するとき逃げるようになりますので注意してください。
おまけという名のまとめ
いかがでしたか?今回のまとめは、
・かさぶたに似てる血管炎に注意
・マッサージや耳掃除は愛犬と共に
です。
断耳は、よっぽどのことでない限り、自分もあまり進めないです。
見た目のバランスとか人都合なら尚更。
耳は人も、犬も必要不可欠です。
だからこそ日頃のケアが大切になります。
最近では、耳掃除をしなくても自然に耳垢はとれると言われていますが、「自然にとれる=なにもしない」はちょっと違うと思います。
いろんな情報が逸機していますが、最終判断は自分達です。
惑わされないよう、愛犬と共にケアを頑張っていきたいと思います!
皆さんも、愛犬の為になるケアを見直してみてください!