甲斐犬のしつけ方法を解説!噛む犬には絶対にさせないで!

スポンサーリンク
先日、残念な事件が起こりました。

いつも散歩している公園で、犬が小学3年生の女の子を噛んだのです。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

噛んだのは、2歳のボーダーコリーでした。

ボーダーコリーは中型犬ですが、体重30kgを超える場合もあります。

とても活発でパワフルな犬種なので、若いうちは特に注意が必要でした。

甲斐犬も中型犬です。

そして、ボーダーコリーと同様に、大型犬のように大きく成長する場合もあります。

不幸な事故を起こさないように、しっかりとしたしつけが必要です。

可愛い愛犬を、人間を噛む犬には絶対にしたくはありませんよね。

甲斐犬が子犬のうちに、飼い主さんはしつけのやり方をマスターしておきましょう。

スポンサーリンク


目次

甲斐犬のしつけ!甲斐犬が他の犬や人を噛むとどう見られるか

理不尽だとは思いますが、甲斐犬のように「大きい犬だなぁ」と感じる犬種の場合、噛んだ時の状況に関わらず、「犬が悪い」と思われてしまいがちです。

*「もらい事故」に注意を

例えば、若い小型犬や人間の子供は、好奇心だけで無防備に甲斐犬に近づいてくることがあります。

慣れている犬や人が相手なら喜ぶ甲斐犬でも、いきなり知らない犬や人が勢い良く近づいてきたら、当然警戒します。

突然目の前にやってきて挑発したり、キャーキャー騒ぎながら頭の上に手を出されたりしたら怖いですよね。

だから、噛む。

これは甲斐犬よりも、むやみに近づいた犬や人、そして、近づけさせた飼い主や親に問題があります。


でも事故が起きた時、状況ではなく結果で判断されてしまいます。

「甲斐犬が小さな犬や人間を噛んだ」と、周りの人は見ます。

常識的な飼い主や親であれば、「うちの子が悪い」と理解してくれますが、残念ながら無防備に近づけさせる人達は「大きな犬が噛んだ。

凶暴だ。

うちの子がかわいそう」となってしまうことの方が多いのが現状です。

*少しでも危険があれば逃げることが大切

「大きな犬にも親しみを持ってほしい」と、友好的に接したいと思えば、知らない犬や人でも交流させたくなりますが、その時は十分に注意してください。

相手が人間の子供であれば、「頭から触ると怖くなっちゃうから、下から触ってあげてね」と優しく声を掛けつつ、甲斐犬の首輪をしっかりとつかんで、怪しい動きがあればすぐに引き離せるようにしてください。

もしも相手の犬や子供が勢い良く近づいて来てしまったら、甲斐犬がすでに警戒モードに入りますので、「ごめんね、今トイレの前だから落ち着きがないの」などと、「今は」ダメだということを強調しつつ、逃げるのが得策です。

荒っぽい姿を見せてしまうと、相手は「怖い犬」と勝手に思い込んでしまうことがあります。

そんな姿を見せる前に、適当な言い訳で逃げるが勝ちです!

甲斐犬のしつけ!子犬から始める「噛む」ことへのしつけのやり方

甲斐犬は柴犬や秋田犬などの他の日本犬よりも、野生的な面が強いと言われています。

また、飼い主さんに対する忠誠心も高い分、それ以外の人間に警戒心を強く持つとも言われます。


突然攻撃的な行動に出ないようにするしつけのやり方を知っておきましょう。

*飼い主さんが尊敬できるリーダーになる

これはよく聞くことですが、その意味としては、「一貫性があり」「ポジティブで」「きぜんとした態度が取れる」人、ということになります。

甲斐犬が悪いことをした時、今日は怒るけど昨日は面倒だから怒らなかった、というのは一貫性のないしつけです。

「バカ犬!」「アンタは本当にダメな犬ねぇ」というようなネガティブな発言や、いつもクヨクヨ悩んでいたり、泣いていたりするような飼い主はポジティブとは言えません。

そして、自分の犬にうなられたり吠えられたりするのが怖くて、悪いことをしても顔色をうかがいながらしか注意できない飼い主を、甲斐犬はリーダーとしては認めてくれません。

例えば、人気のある学校の先生や会社の上司は、どんな人でしょうか。

いつも明るくて前向きで、ちょっと抜けているところがあるかもしれないけれど、悪いことはダメだとはっきり言ってくれて、逆に良いことは褒めてくれるような人ではないでしょうか。

太陽みたいに堂々としている人じゃないかと思います。

甲斐犬の飼い主さんも、そんな太陽みたいに甲斐犬を明るく照らしてあげられる人になってくださいね。

*しつけを始める時期について

甲斐犬が家に来たら、その日からしつけを始めましょう。


子犬の場合、2〜3ヶ月齢ですが、この時期は色々なことを犬が吸収できる時です。

もしそれ以上の月齢で甲斐犬を迎えたとしても、時間をかければ必ずしつけはできます。

根気よく行いましょう。

*人間を噛むことを悪いことだと教える

子犬のうちは、興奮すると飼い主さんの手を噛んでしまうことがあります。

また、歯の生え変わりでムズムズすると、余計に何かを噛みたくなります。

もし、人間の手を噛むようなことがあれば、しっかりと「ダメ!」としつけましょう。

「ダメだよ〜」「噛んだらいけないよ〜」と笑いながら言うのではなく、はっきりとした声で真剣な顔で「ダメ」と言ってください。


騒ぎ立てたり、優しい声で注意したりしても、子犬にとっては「かまってくれた!」としか感じられず、それが悪いことだとは学習できません。

噛む甲斐犬にしないという目標を達成する上で、これは致命的なしつけの失敗につながります。

成犬になってから不幸な事故を起こさないためにも、確実に人間を噛むことをやめさせましょう。

*噛むことが許されるものを与える

そうは言っても、犬は噛むことでストレスを解消できる性質があるので、噛むこと自体を禁止するのはかわいそうです。

そこで、噛むことができるおもちゃを与えてみましょう。

・木でできたおもちゃ
・牛皮でできたおもちゃ
・歯磨き効果のある硬質プラスチックのおもちゃ
・馬のひづめ
・牛の骨
・鹿の角
・アキレス(動物のアキレス腱)
・ブタの耳
・いらない靴下

歯の丈夫な子犬なら、ひづめや骨などの硬いものを好みますし、それが少し不安であれば、デンタルケアができる硬質プラスチックのおもちゃなどもおすすめです。

自分の甲斐犬がどんなタイプが好みかわかるまでは、色々与えて様子を見てみましょう。

リーズナブルなところでは、穴が開いて履けなくなった靴下も喜ばれることがあります。

鹿の角は、小型犬用〜大型犬用でサイズも選べますし、骨の髄がすぐに噛めるように縦にカットしているものも売られています。

甲斐犬のしつけ!社会化で人に慣れさせることも大切

しつけのやり方とは少し違いますが、2回目のワクチン接種が終わり散歩に出られるようになったら、できるだけ多くの人や犬に触れさせてあげてください。

外に出て、周りの環境に慣れたり、知らない人や犬と交流したりすることで、甲斐犬はたくさんのことを学習します。

これを「社会化」と言い、犬にとってはとても大切な社会勉強です。

できるだけ多くの人に甲斐犬の体を触ってもらうことで、警戒心を和らげ、怖がって攻撃的な行動を取ることが減ります。

また、たくさんの犬と交流すると、犬同士でルールを学びます。

強く噛んで怒られることで、「強く噛んだらいけないんだな」と、学んでくれます。

犬同士で遊べるようになると、飼い主さんも遠くまで何時間もかけて散歩しなくても、近くの公園に行くだけで犬は大満足なので、一石二鳥ですよ。

甲斐犬のしつけのやり方を解説!【まとめ】

・噛むと犬が悪者になりやすい
・しつけのやり方を覚える前に信頼できるリーダーになる
・人間の手を噛むのは「ダメ」と一貫して教える
・噛むおもちゃなどでストレス解消をさせてあげよう
・犬の社会化も大切

人間が不用意に近づくことで甲斐犬が噛むことがあれば、どうしても犬や飼い主さんが責められてしまいます。

理不尽だとは思いますが、人間主体の世界では仕方ないことかもしれません。

人間を噛む犬にはしないように、甲斐犬をコントロールできるのは飼い主さんだけです。

しつかりとしつけをして、安心、安全に外の世界が楽しめるようになりたいですね。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次