甲斐犬は凶暴で危険?買う前に知りたい甲斐犬の性格の特徴とは

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甲斐犬は比較的体が大きく、色も黒いので、初めて見ると少し怖い印象があるかもしれません。

しかもちょっと声が太くて、吠えると迫力があったりします。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

それだけで考えると、凶暴?危険?なんて思う方もいるかもしれませんね。

でも最近、甲斐犬は人気が出てきている犬種です。

実際に飼っている人から見た甲斐犬の性格はどんなものなのでしょうか。

飼い主さん達から聞いた性格と、私が見てきた印象をお話ししてみたいと思います。

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目次

甲斐犬は凶暴で危険?オスの甲斐犬Aくんの場合

Aくんは7歳になります。

子犬の頃にドッグトレーナーに基本的なしつけをしてもらっているため、呼び戻しなどは完璧にこなします。

うちのチビ犬とは挨拶程度。

人の方が好きな甲斐犬です。

*オスを感じる新参者には少し厳しい

1匹の柴犬に対してだけだったのですが、新しく公園デビューした子犬に対して、一時期とても攻撃的になったことがありました。

それまでは私達のコミュニティに新しい犬が来ても気にしていなかったのに、その柴犬にだけは襲いかかって行ったのです。

実はその柴犬の子犬は、性格に問題があるということで、やはりトレーナーさんにしつけ直してもらっている子でした。

そして、柴犬の中でも最終的にとても大きく成長しました。

今ではその柴犬もみんなととても仲良しなのですが、どうやらAくんは初対面で何か感じるところがあったようです。

大きな甲斐犬が子犬に襲いかかる様子は、犬に慣れている私達でも一瞬ヒヤッとしました。

何も知らない方が見たら、凶暴に感じてしまうのも仕方ないかもしれません。

*慣れた人には顔をベロベロ

初めに話した柴犬を除いて、普段はほとんど犬には興味を示しませんが、Aくんは人間には積極的に近づいて来て、顔をベロベロ舐めてくれます。

昔は人に近づく性格ではなかったらしいので、公園で色んな犬の飼い主さんに囲まれるようになって変わってきたようです。

*家では同居の猫に嫉妬する

Aくんの家には、3匹の猫がいます。

お母さんがソファで猫達を撫でていると、Aくんは必ずその間に割り込んで、お母さんの膝に頭を乗せてくるそうです。

ぼくのお母さん!と自己主張しているのですね。

でも猫に危害は加えません。

猫に意地悪したらお母さんに嫌われてしまいます。

Aくんはそれが一番怖いのです。

*大きな音にビックリして震えることも

雷や花火を怖がる犬は多いですが、Aくんの場合は何かの物音でも驚いて、テーブルの下に隠れてしまうことがあるそうです。

体が大きい割に怖がりみたいです。


甲斐犬は凶暴で危険?メスのBちゃんの場合

Bちゃんは現在3歳。

うちの犬とは1歳になる頃からの遊び友達です。

走るのがとても速く、しなやかで美しい甲斐犬です。

*長靴に作業着の人が嫌いで吠える

私達が集まる公園はとても広いので、管理する人達が何人か常駐しています。

でもBちゃんは、なぜかこの人達が嫌いです。

どうやら、長靴に作業着という姿に怪しい何かを感じるようです。

そういう人が通ると、遠くでも吠えます。

メスですが、なかなか男らしい、勇ましい吠え方です。

*食べ物を横取りされると激怒

Bちゃんは公園でおやつをもらうと、それを一度地面に落として、小さくしながらゆっくり食べます。

そんな時に近くの犬が横取りしようとすると、猛烈に怒ります。

おやつの時って飼い主も一ヶ所に集まっているので、至近距離でその声を聞きます。

けっこうビックリします。

「Bちゃんごめんね」「いや、うちが悪いのよ」なんて人間達はあたふたするのですが、当の犬達はケロっとしています。

ああ、そうダメなのか、という程度です。

*動きたい時も吠えて訴える

暑い日だと、犬達は遊ぶ気にはなれないようです。

特に絡むこともなく犬同士が立ち尽くしている横で、飼い主同士は話が盛り上がることがあります。

そうするとBちゃんは、つまらないのでしょうね。

突然、大きな声で吠えてリードを引っ張ります。

動きたい!というサインなのです。

*後ろ足は触っちゃ嫌だ!

みんなで固まって座っていた時のこと。

飼い主のお姉さんがBちゃんを撫でていました。

するとなぜかBちゃんが激怒。

慌てて謝っているお姉さんに聞いたら、Bちゃんは後ろ足を触られるのが嫌いなのだそうです。

でも何ヵ月かしたら平気になりました。

今は私がお尻の辺りを触っても気にならないみたいです。

*小さな犬と上手に遊ぶ社交家

私達の犬仲間で遊ぶ犬達は、小型犬から柴犬まで犬種は様々です。

でもBちゃんはどの子とも上手に手加減しながら遊んでくれます。

うちの犬はチビでみんなより足も遅いので、助走をつけて体当たりをするという暴挙に出ます。

それでもBちゃんは怒ることもなく楽しんでくれる懐の広さがあります。

*ケンカしている犬の仲裁に入る

Bちゃんはとても優しい性格です。

他の犬同士が吠え合っていると、すかさずその犬達の間に入って仲裁します。


どうしたの?仲良くしようよ、と言ってくれているように見えます。

うちの犬達が大騒ぎして追い払おうとする犬にも、自分から近づいて仲良く挨拶ができます。

Bちゃんを見ていると、一般的にメスはフレンドリーだというのが納得できます。

甲斐犬が凶暴で危険?と誤解される時

今お話しした2匹の甲斐犬の性格は、あくまで私が彼らを見たり、飼い主さんから聞いたりしたことです。

全ての甲斐犬が同じ性格なわけではなく、オスでも社交的で遊ぶのが大好きな性格の子もたくさんいます。

この2匹の性格を見てみると、子犬に襲いかかるところや、突然人に吠えるところなどは、少し凶暴に感じるかもしれませんね。

特に甲斐犬は体も大きく、メスでも太い声で吠えるので、朝の静かな時間帯だったりするとけっこう響いてしまいます。

これが小型犬なら笑ってやり過ごしてくれる人が多いのですが、甲斐犬サイズになると人間も恐怖を感じるのかもしれません。

吠えることで要求を通せると学習すると、犬は吠えて飼い主に訴えるようになります。

こうした要求吠えについては、吠えても無視するなど、飼い主さんがしっかりしつける必要があるかもしれませんね。

でも私は、初めて会った時からこの2匹の甲斐犬とは仲良くできました。

何もなければ、彼らはとても愛嬌があって、可愛い犬達です。

たぶん柴犬よりも人間への許容範囲は広いのではないかと思います。

甲斐犬は凶暴で危険?【まとめ】

・甲斐犬は体が大きく声も太いので凶暴・危険?と誤解されやすい面がある
・実はフレンドリーな性格の犬も多い
・大きな音を怖がって震えることも
・メスよりオスの方が甘えん坊かも
・要求吠えに対してはしつけが大切

今日は、私が普段会っている甲斐犬達のことをお話しさせてもらいました。

怖いイメージが付きやすい甲斐犬ですが、中身は意外にシンプルでわかりやすく、正直な性格であることがわかってもらえたらいいなぁと思います。

飼い主さんのしつけなどを通して、悪いイメージがなくなることを願っています。

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