犬が耳を痒がるときの応急処置は知っている?その症状は外耳炎?

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愛犬がよく耳をかいていたり、頭をふったりしている姿をみかけることはありませんか?

どんなしぐさもかわいいのですが、あまりにも耳を痒がるすがたをみかけるようであれば、それは病気のサインの可能性があります。

いつもと違う愛犬の姿をみかけた場合は、搔いている場所の状態をチェックしたり、赤い状態や臭いがきつくなったりしていないかチェックしましょう。

今回は、犬が耳を痒がるときの応急処置も含めてご紹介しますね。

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目次

犬が耳を痒がるときは「外耳炎」を疑おう

耳をかく、頭をふるという行動は、外耳炎の可能性を疑いましょう。

ただ耳を痒がる姿だけで外耳炎を疑うといっても、どんな病気のこと?って思いますよね。
ここからは、外耳炎についてふれていきます。

*外耳炎ってどんな病気?

外耳炎とは、外耳(耳の入口から鼓膜まで)に起こる耳の炎症で、犬にとっては日常的にみられる病気のひとつなのです。

外耳炎は、少しづつ症状が悪くなるケースと、急激に症状が悪くなるケースがあります。
早く気づいて、対処してあげることが重要なのです。

*外耳炎を疑う症状はある?

外耳炎になると、耳が痛くなったり、痒くなったりします。
外耳炎かどうか、まずは愛犬に次のような行動や症状がないかチェックしてあげましょう。

●耳を地面や床にこすりつけている
●耳をよくひっかいている
●頭をぶんぶん振る
●かゆみや痛みのある耳を下に傾けている
●耳から臭いにおいがしている
●耳の毛が抜ける
●音や声への反応が鈍くなっている
●耳が赤くなっている

症状が悪くなると、耳を痒がるだけではなくかきむしってしまい、出血したりただれたりして辛い思いをしてしまいます。

*外耳炎になるのはなぜ?

外耳炎をおこす原因は、いくつかあります。

●細菌
●真菌
●耳ダニ
●アレルギー
●異物混入
●腫瘍や出来物

普段から、愛犬の様子をチェックしてあげましょう。

*外耳炎の治療方法

症状によって、治療方法が違ってきます。

●軽い症状
直接耳に薬をたらす、「点耳薬」で治る場合が多い
耳ダニの場合は、駆虫剤を使う

●痒みや感染がひどい
痒み止めや、抗生剤などの、「内服薬」や「注射」を使う
耳の洗浄のため、通院が必要な場合もある

症状が悪くなるほど、治療に必要な時間と費用がかかってしまうだけでなく、愛犬にとっても負担がかかってしまいます。

犬が耳を痒がるときの応急処置

外耳炎の可能性があるとしても、どうしてもすぐに病院へ行くことができない事もあるでしょう。

そんなときに、応急処置の方法を知っていれば愛犬が耳を痒がる姿をみても、あわてなくてすみますよね。

*耳垢を拭き取る
まずは、愛犬の耳をめくって耳のなかをみて、耳垢がみられたらコットンやガーゼを使ってやさしくふきとってあげましょう。

市販のイヤークリーナーを用意しておき、定期的に耳掃除をしてあげることも必要です。

痒がる仕草をしたら、耳をチェックして痒みがおさまるようなら様子をみてあげてもいいでしょう。

ただし、あくまでも「応急処置」であるため、次のような状態が確認できた場合は、すでに外耳炎の症状があると判断し、早めに病院へ行きましょう。

●耳をめくったらくさい
●耳垢が耳のおくまであって量も多い
●耳の中が赤い、腫れている
●耳垢が2~3日でたまる

犬が耳を痒がる時の応急処置は?【まとめ】

愛犬が耳を痒がる場合は、「外耳炎」の可能性があることを知っておきましょう。

外耳炎の対処としては、耳の状態を清潔にしてあげるため、定期的に耳掃除をして、臭いや耳の中の状態をチェックしてあげるといいでしょう。

また、すぐに病院へいけなかったとしても、応急処置をすることで愛犬の苦痛を和らげてあげることもできます。

耳を痒がることや、頭をふることは、何の意味もなくやっていることではないと理解しておくといいでしょう。

大切な愛犬が外耳炎になってしまわないように、スキンシップをはかりながら、定期的に耳のチェックをしてあげましょうね。

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