犬は、嬉しいときや楽しいときに、尻尾をあげて振る仕草をします。
一方で、尻尾を下げたままにしているときって、どんな気持ちだと思いますか?
大好きな散歩に出ているはずなのに、尻尾が下がったままだと「調子悪いのかな?」なんて不安になりますよね。
犬が尻尾を下げたままにするのは、怖さや不安だけが理由ではないって知っていますか?
精神的なこと、肉体的なことが原因になっていることもあるというのを理解しておくと、愛犬との関わり方も変わりますよ。
今回は、犬の尻尾が下がったままになる理由を調べてみたので、愛犬のことを更に理解するための参考にしてみてくださいね。
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犬が尻尾を下がったまま散歩する理由とは?
言葉を発することができない犬は、尻尾を振ったりくるくる回ったりと、全身を使って感情を伝えてきます。
ご飯を待っているとき、散歩に出たときなど、パタパタと尻尾を振る姿がとてもかわいいですよね。
それが、いつもと違って尻尾が下がったまま散歩をするような姿を見たとしたら、何かあったのかと不安になりますよね。
尻尾の動きから、愛犬の体調や感情を理解することから、病気や体調の変化に気づいてあげられるようになるでしょう。
尻尾が下がったままの時こそ、愛犬の様子をしっかりと観察してあげてくださいね。
犬の尻尾が下がったまま散歩する5つの理由
ここからは、尻尾が下がったままになる5つの理由を探ってみましょう。
*怖くて不安
犬が怖さや不安を感じていると尻尾を下げます。ときにはお腹につくくらい尻尾を巻き込むこともあります。
飼い主さんに怒られたとき、初めての場所に散歩に行ったとき、周りにたくさんの犬がいるときなどに、よくみられる行動のひとつです。
尻尾を下げたままにする以外にも、耳を後ろに倒す仕草もするので、愛犬の様子をみて、早めに対処してあげましょう。
*リラックスしている
だらんを尻尾を垂らしている状態であれば、リラックスしている状態と考えても良いでしょう。
自然体で尻尾がダランと下がっていたり、耳も同じように下がっていたりするときは、愛犬の状態は問題ありません。
*警戒している
相手に対して敵意を抱いているとき、尻尾を下げたままにします。
知らない人間がいたり、散歩の途中で苦手な人に会ったり、聞き慣れない音に驚いたり、警戒心を持っているときによくみられる状態です。
何かに警戒しているときは、他に意識が向くため、尻尾は下がったままになるようです。
愛犬が警戒していると感じた場合は、優しく抱き上げて「大丈夫だよ」と語りかけてあげるといいですよ。
*ストレスを感じている
怖さや不安を感じているときと同じように、ストレスを感じているときにも尻尾が下がったままになる場合があります。
例えば、病院が苦手な子は、苦手な場所に連れて来られたことにストレスを感じることで、尻尾が下がったままになるでしょう。
愛犬がストレスを感じていると気づき、それを乗り越えたときには、たくさんほめてご褒美をあげるなどで対処してあげてください。
*体調不良
尻尾が下がったままになるときは、病気が原因の場合もあるということを知っておきましょう。
体調不良が原因の場合は、寝ている時間が長かったり、尻尾を触ると痛がったり、などの普段とは違う行動をとることでしょう。
日常の愛犬の状態をしっかり観察していると、普段と違うと早く気づけるので、気になることがあったら、獣医さんに相談しましょう。
犬の尻尾が下がったまま散歩する理由とは?【まとめ】
犬の尻尾が下がったままの場合は、リラックスしているような落ち着いた状態や、ストレスを感じていて警戒しているなど、状況はさまざまです。
尻尾が下がったままの状態に気づいたら、愛犬の感情や体調の変化をしっかりチェックしてあげましょう。
ブラッシング中や、散歩のときなど、いつもと違うと感じたときには、状態を確認して、早めに獣医さんに相談しましょう。
あなたと愛犬が、楽しく元気に過ごせるように、愛犬からのサインを見逃さないようにしてくださいね。